lec241.信頼できる関係を作るために | カウンセリングサービス 仙台オフィシャルブログ

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カウンセリングサービス代表の平準司です。

 

自分の弱みを晒せるぐらい、信頼できるかどうか

「パートナーを信頼しましょう」

 

こんな話をすると、どんなことがあっても全面的にパートナーを信頼しなくてはいけないと考えてしまう人もいますが、そんなことはありません。

 

人間はだれしも完ぺきとはいえません。いろいろと間違うこともあれば、欠点もあるものです。

 

それでも「パートナーを信頼しましょう」と私たちが言うのは、人間の本質というのはつねに「だれかを愛したい」と思っているものだからです。

 

もちろん、そこにはあなたも彼も含まれます。

 

そして、彼が自分の中の愛のボタンを押すのか、エゴのボタンを押すのかは、あなたの言動が決めるといってもいいかもしれません。

 

 

あなたが悪い態度をとれば、彼はエゴのボタンを押します。

 

そして、彼もまた悪い態度をとったり、あなたにひどいことを言ったりしがちです。

 

一方、あなたが愛の言動をとれば、彼は自分の中の愛のボタンを押しやすくなります。

 

それにより、あなたはより愛を実感することができるわけですね。

 

パートナーを信頼するためには、彼のことをよく知っておいてあげることが大切です。

 

すると、彼が悪い選択をしないようサポートすることができる場合もあるわけです。

 

たとえば、お酒を飲むと気が大きくなり、浮気をしたり、風俗店に行ったりすることのある彼ならば、お酒はできるだけあなたと一緒にいるときに飲むようにすれば、彼が愛ではないほうの選択をすることが避けられるかもしれません。

 

そのためには、彼があなたを味方だと認識する必要がありますし、「二人で愛を育んでいこう」という意欲をもつことも必要です。

 

そして、二人がチームを組み、おたがいの苦手をおたがいにサポートしあえるようになると、“相互依存”という道に進めます。

 

これは、自分の苦手なことはほかの誰かに委ね、その関係性の中で成功していくという状態です。

 

人にけっして自分の弱みを見せず、苦手なことは隠し通しているのだとしたら、あなたは自分一人ですべてを完結しなくてはならず、一匹狼の道を進むこととなります。

 

これは、あなたが対人関係のすべてを‥‥パートナーでさえも自分の敵だと認識しているときに起こります。敵に弱みは見せられないですからね。

 

こうした自立的な生き方をしていると、いずれなんらかの形で問題が吹き出します。

 

そして、隠しごとや秘密はばれ、問題はより本質的なものになっていきます。

 

苦手なことは誰かのサポートを受け、カバーしてもらわないかぎり、自分ではどうにもならないことだけがあなたの手元に残っていきます。

 

自分の一番のウィークポイントを晒すという体験は、パートナーシップにおける最大の醍醐味ではないかと私は考えています。

 

そして、それは不思議なことに、“魅力”の力学にもつながります。

 

たとえば、子どもたちやペットを見ると、「私がいなければ、この子たちはどうなってしまうのだろう‥‥」と思い、それによって彼らの存在がいっそう魅力的に感じられますよね。

 

パートナーシップにおいても、自分が誰かにとって、ほんとうに“必要な存在”なのだと実感できたとしたら、どれほどの安心感を感じることができるかを想像してみてください。

 

そう、自分の弱みを晒せるぐらい、信頼できる人であるかどうか‥‥。

 

これが、恋愛や結婚においての重要なポイントといえるようです。