カウンセラーの大塚統子です。
罪悪感とは、「自分が悪い」「申し訳ない」「自分のせい」といったことを感じる感情です。
もれなく「自分は罰せられるべきだ」「自分は償わなければならない」という発想がくっついてきます。
大雑把に言ってしまうと、自分を責める感情ですね。
そして、罪悪感があると、嬉しい・楽しい・幸せ・愛されていいといったことを感じにくくなります。
罪悪感というと、何か悪いことをしてしまったときに感じる感情と思うかもしれません。
カウンセリングをしていて出てくる、罪悪感を分類するとざっくりと3種類あります。
ひとつは、「してしまった」罪悪感。
例えば、裏切った、ひどいことを言った、意地悪をした、無視をした、傷つけた、交通事故に巻き込んだ、堕胎手術をした、浮気した、…などで抱える方がいらっしゃいます。
「してしまった」罪悪感のもとがハッキリしている場合、ご本人にはかなりの心の痛みがあるでしょう。
「取り返しのつかないことをしてしまった」「自分がしたことは許されるはずがない」などと思っていないでしょうか。
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そしてそれは、簡単に許されるものではないと感じていますから、人には言いにくいことになっています。
人によっては、墓場まで持っていくと決意している方もいらっしゃいます。
そして、幸せになりたかったとしても、「自分には幸せになる資格はない」と自分自身を抑え込んでいるとしたら、それは苦しいでしょう。
がまんして、あきらめて。
がまんして、あきらめて。
まるで自分を殺すような。
絶望は身近にあっても、希望は見当たらない感覚でしょう。
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時には、自分が我慢しているぶん、イライラが止まらなくなることもあるでしょう。
希望が見いだせないぶん、自暴自棄になることもあるでしょう。
周囲から善意で言われたことですら、責められているようにしか聞こえないかもしれません。
そしてまた、そんな自分を責めて、その繰り返し。
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心の状態としては、「自分は責められるのにふさわしい」と誤解しています。
なので、いろんな出来事が自分に罰を当てる出来事のように思えます。
また、人の言動が自分を責めているように感じやすいでしょう。
そしてどんどん追い詰められて、人間不信になり、孤独になって…。
罪悪感って、しんどいものです。
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もし、「してしまった」罪悪感が、幸せを遠ざけているのなら。
まずは、安全な場所で信頼できる人に話してみることをおススメしたいです。
教会などで行われる懺悔で、罪を告白して許しを請うように。
けっして責めない存在に、ありのままの自分を話してみてはいかがでしょうか。
ちなみに、私もかなりやらかしてきた人間なので、よかったらお話を聴かせてください。
私はあなたを責めません。
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話すこと=放すこと。
心の苦しみを手放していくことができたなら。
幸せが入り込む余地が生まれてくるでしょう。
許せない自分を、誰かにゆだねられたなら。
ほんのちょっと、ホッとするかもしれません。
穏やかさや平和が、心に帰ってくるでしょう。
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もし、自分のために幸せを望むことを許せないのなら。
あなたの幸せを願う誰かのために、幸せをうけとっていくのはいかがでしょう。
それは、友達、親・兄弟、祖父母、おじさん・おばさん、先生、ご縁のあった人…。
あなたが幸せになったら、喜ぶ人は誰でしょう?
その人を喜ばせてあげたいと思いませんか。
その人たちは、自分を責めるあなたを求めてはいないでしょう。
たとえ過去に何かをしてしまったとしても、今あなたは誰かを幸せにすることができます。
誰かのために、幸せを選択してはいかがでしょうか。
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1121/2018