lec174.コミュニケーションの秘訣 | カウンセリングサービス 仙台オフィシャルブログ

カウンセリングサービス 仙台オフィシャルブログ

全国トップクラスのカウンセリング件数を誇る「カウンセリングサービス」の仙台地区公式ブログ。
あらゆる人間関係(家族、夫婦、恋愛、職場、子育て)や性格、ビジネス、夢の実現など多種多様な問題や悩みの解決をサポートしています。

カウンセリングサービス代表の平準司です。

 

恋愛とはまさに、“わからない”と“できない”の連続ではないでしょうか

私たち人間は、物事がうまく理解できないときやうまくできないときに“不安”や“恐れ”を感じるものです。

 

その背景には、子どものときに「なんでわからないの!」とか「なんでできないの!」などと怒られた経験がある場合が多いようです。

 

その際、“わからない”、“できない”は悪いことであり、罰せられるにふさわしいという思い込みが作られたようなのです。

 

しかしながら、恋愛とはまさに、この“わからない”と“できない”の連続ということができるのではないでしょうか。

 

たとえば、「彼の気持ちがわからない」。これは、あなたを不安にさせたり、イライラさせたりします。

 

「どうすれば、彼女を喜ばせることができるのかわからない」。


これもまた、あなたを不安にさせ、自信をなくさせることといえるでしょう。

 

そして、「こんな不安な思いやみじめな思いをするぐらいなら、もう、男女関係はあきらめたほうが人生はラクに生きられるかも‥‥」なとど思う人も出てきたりするわけです。

 

不安や恐れの背景にあるのは“わからない”や“できない”だと申し上げましたが、実際に不安や恐れをつくるいちばんの原因は、「“わからない”、“できない”を言うことができないこと」にあります。

 

言うことができない?

 

そう、あなたも子どものときに、「だって、わからないもん」、「だって、上手にできないもん」を言うことができず、困ったことはありませんか。

 

いま、大人になったあなたは、その人生すべてのカタをコミュニケーションによってつけることができます。

 

恋愛でも、「なんで、私のことがわからないの!」と彼女に責められたとき、わからないがゆえに彼女のことを無視したり、彼女と距離をとったりしたとしたら、ケンカになったり、二人の間が破綻したりする可能性が大きいですよね。

 

それに対し、コミュニケーションするというのは、「きみがいま、なにを考えているのかよくわからないんだ」などと正直に答えることです。

 

たとえば、「オシャレなレストランで愛の言葉を囁いて、きみをロマンチックな気持ちにさせたいんだけど、僕には上手にできないんだよ‥‥」などと言ったら、彼女はどう感じるでしょう?

 

あなたの誠実さがにじみ出て、彼女も「なんでできないの!」とあなたを責めるのではなく、あなたを評価しようという気持ちになるのではないでしょうか。

 

昔、高倉健さんがCMで「自分は‥‥不器用な‥‥人間ですから‥‥」と言い、好感度がぐんと上がりました。

 

つまり、“わからない”や“できない”をどれだけ正直に伝えることができるか‥‥、言い換えれば、「知っているなら、教えて」、「できるなら、手伝って」とあなたがコミュニケーションすることさえできれば、状況を180°変えることも可能なのです。

 

私たちはしばしば、わからなくても知ったかぶりをしたり、見栄を張ったりしがちです。


また、できないことも、「いまはやらないだけで、やればできる」などと言って先送りしがちですが、それでは状況はどんどん悪化していってしまいます。

 

いちばん愛する人に自分の弱さをコミュニケーションするというのは、たしかに勇気がいることかもしれません。

 

しかし、相手からしてみれば、いちばんの弱点を自分に見せてくれるというのは、信頼の証であり、自分をあてにしてもらえたという喜びにもつながります。

 

「あなたの弱さは、パートナーの強さ」。

 

心理学にはこんな格言があるのですが、わからないことやできないことがあるときは、パートナーを頼ってみたらどうでしょうか。


そうすると、あなたへのパートナーの愛もいっそう強まるかもしれませんよ。