カウンセラーの大塚統子です。
「ハートがオープンな人はモテる」という話を聞いたことはありませんか。
「嬉しい」「楽しい」「大好き」と素直に言えるし、「それはイヤ」とNOを伝えることもできる女性は、気持ちを察するのが苦手な男性たちに「わかりやすい」と人気のようです。
恋愛がうまくいかない時、人と自分との間に障壁(バリア)を持っていることがあります。
私たちが心に壁を作る理由はいくつもありますが、その壁は、今あなたの魅力を表現しにくくする壁になってしまいがちです。
あるいは、あなたに好意を抱く人をあなたのハートに招き入れるのに、障害物となってしまうこともあります。
恋愛がうまくいかない時、もしかしたら、あなたのハートのバリアフリー化が求められているのかもしれません。
私たちが心に壁を作る理由で一番多いのは、「傷つくのがこわい」でしょう。
傷つかないように心に壁を作って、自分を守っているわけです。
この状態で、私たちがとらわれていることが一つあります。
それは、「きっと傷つく」という思い込みです。
そして、傷つかないために神経を集中し、膨大なエネルギーを投資しています。
例えて言うなら、あなたの資産のほとんどを防衛費に使っているようなものですね。
自分を守るために必死の状態では、恋愛を楽しむ余裕は持ちにくいでしょう。
「傷つかない」に投資している時間とエネルギーを、「どう楽しむか」に使ってみたいと思いませんか。
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投資先の方向転換に、言葉を変える方法があります。
あなたは「こわい」「不安」といった言葉をどれくらい使っているでしょう。
ハートのバリアが手堅い人ほど、これらの言葉を多用する傾向があります。
この「こわい」「不安」といった言葉を、意識して「ドキドキする」「ワクワクする」と言い換えてみましょう。
これまで「それはこわいよね」「それは不安だよね」と言い続けられてきたことが、「なんかドキドキするね」「なんかワクワクするね」と言われるようになったら、印象が変わるのではないでしょうか。
言葉のチカラを使って、感じ方を整えてみてはいかがでしょうか。
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ハートのバリアフリーにもう一つ大切なのは、違いを認め合うことです。
日本には、協調性が重視され、集団で同じ行動をする文化的な背景があります。
そのために、人と違うのは不安の種、自分と違う意思表示は拒絶と受け取りやすくなっているかもしれません。
どちらかが良くて、どちらかが悪いわけではありません。
「それもいいね」と、ただ違いを認めることからはじめてみてはいかがでしょう。
「同じでないと不安」が「違うから面白い」になったとしたら、恋愛のキャパシティも広がるでしょう。