07.自己嫌悪、ある!ある~!! | カウンセリングサービス 仙台オフィシャルブログ

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カウンセラーの大塚統子です。

誰かの何気ない一言をきっかけに、夜な夜な一人で反省会をしていませんか?

「なんでああしなかったんだ」と後悔を感じると、ついでに昔の後悔をいくつも思い出して、苦しくなっていませんか?

そのままの自分を嫌う自己嫌悪と、長い年月のお友達ではありませんか?

あなたの自分を好き:自分を嫌いは、何%:何%でしょうか?

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私達は、いくつもの自分の集合体でできています。

例えば、電車で席を譲る自分とか、募金に協力する自分とか、友達の相談にのる自分とか、評価できるいい自分がいます。

一方、誰かに嫉妬する自分とか、敬語が使えない自分とか、美人じゃない自分とか、望まない状態の嫌いな自分もいます。

評価できる部分も望まない部分もあるのが人間なのですが、私達が自己嫌悪にはまる時は、望まない部分の集合体が自分だと誤解しています。

嫌いな部分だけが強調して認識され、いい部分が感じられずに、心のバランスを崩してしまうようです。

そして、仮に「掃除できない自分が嫌い」と思っていると、掃除できないことを悪と思っている分、「掃除しない他人も嫌い」と人に批判的になり、更には「そんなふうに人を嫌う自分はダメだ」と、また自分を嫌うというように、負の連鎖を起こしやすくなります。

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自己嫌悪にはまる方の多くは、そんな自分をなんとかしたくて、様々なことに取り組んでいたりします。それでもうまくいかなくて、なおさら自己嫌悪するケースも多いようです。

例えば、自己嫌悪から抜け出すために、「今日できたことを3つ書き出すことを2週間続けよう。」と取り組んだ結果、「できたことなんてない」と凹む、「続けられなかった」と自分にダメ出しする、「やったけど変われてない」と自分を否定する、など。

こんなイメージでしょうか。

自己嫌悪している場所から出たくて、一歩踏み出すのですが、そこには簡単にはうまくいかないという強い風が吹きつけます。

「やっぱりダメなんだ」と挫折感を味わって、また動けなくなる、あるいは前よりも強く自分を嫌ってしまうという悪循環

現実には、一度チャレンジしたからといって、すぐにはうまくいかないことがたくさんあるのかもしれません。

うまくいかないこともあるものだと思いながら、繰り返しチャレンジしていけるといいようです。

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自己嫌悪の世界を抜け出すには、「あそこに辿り着きたい」と思える場所、強い逆風を乗り越えた先に行きつく素晴らしい場所を設定するといいようです。

例えば、大好きな嵐のコンサートに行くためなら、台風がこようが、大雪が降ろうが、めげずに会場に行こうとするのではないでしょうか。

台風や大雪のように、目先のうまくいく・うまくいかないよりも、嵐のコンサート会場という目標地点、少し遠くにある希望を見て進んでいきましょう。

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自己嫌悪にはまる自分をやめたら、どんな自分になりたいのでしょうか。

パートナーと幸せな自分、生き生きと自己表現できる自分など、どんな自分になりたいでしょうか。

なれるか・なれないか、どうすればいいのかは、いったん横に置いておいて、希望・ビジョン・目標を思い描いてみましょう。

「どうせ無理だよ」と思わずに、まずは、「望んでみよう」と自分にOKを出すところからはじめてみてはいかがでしょうか。

あなたは、どんな自分になりたいのでしょうか。

そして、そんなあなたになれたら、毎日どんな気分でいるでしょうか。

ちょっとだけ、うまくいった未来を想像してみませんか。