こんにちは。
中郷鍼灸マッサージです。
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今回は、低血圧についてです。
高血圧で、降圧剤を飲んでいる方は多いです。
それに対し、低血圧を訴える方もいらっしゃいます。
高血圧の方より低血圧の方の方が多いという調査もあります。
私は、どちらかといえば、血圧は低い方です。
(高血圧:上の血圧が140㎜Hgもしくは、下の血圧が90㎜Hg以上。低血圧:上の血圧が100㎜Hg以下。)
○ 低血圧の者にみられる症状
・ よくある症状
① 立ちくらみ、めまいを起こしやすい。
② 立っていると気持ち悪くなる。ひどくなると倒れる。
③ 入浴後、あるいは嫌なことを見聞きすると気持ちが悪くなる。
④ 少し動くと、動悸あるいは息切れがする。
⑤ 朝はなかなか起きられず、午前中、調子が悪い。
・ 時々起こる症状
① 顔色が青白い。
② 食欲がない。
③ 時々強い腹痛を訴える。
④ 倦怠感がある。あるいは疲れやすい。
⑤ しばしば頭痛を訴える。
⑥ 乗り物に酔いやすい。
○ メカニズム
血液を全身に送る心臓の力(ポンプ機能)と血液が末梢から心臓に還ってくる力(末梢の力)のバランスで決まります。
血圧=(1回拍出量×心拍数)×総末梢血管抵抗
血圧は、心臓そのものの力だけではなく、抹消から戻ってくる血液の量にも左右されます。
抹消から心臓に還ってくる血液の量が多ければ、心臓は強い力で血液を送り出すことになり、血圧は上がります。それに対し、 抹消から心臓に還ってくる血液の量が少なければ、心臓は血液を送り出すにあたり強い力を必要とせず、血圧は上がりません。
○ 低血圧の分類
① 急性低血圧
・ ショック症状
・ アレルギー症状
・ アルコールによるもの
・ 人工透析によるもの
② 慢性低血圧
A 体質性低血圧:低血圧であるが、日常生活に支障はない。
B 病的低血圧:日常生活に支障のある低血圧。
・ 本態性低血圧:臥位、立位関係なく低血圧で症状がある。
・ 起立性低血圧:立位になったとき21㎜Hg以上低下するもの。
・ 症候性低血圧:疾患に原因があるもの。
○ 症候性低血圧
以下の疾患により低血圧が引き起こされることがあります。
・ 神経系疾患(パーキンソン病などの中枢神経疾患、脳梗塞などの脳血管障害など)
・ 内分泌・代謝疾患(糖尿病、甲状腺疾患、神経性食欲不振症)
・ 循環器疾患(大動脈炎症候群、腎性高血圧など)
・ その他の疾患(貧血、脱水、長期間の臥床など)
・ 薬剤
薬剤によって低血圧が引き起こされることもあります。
○ 低血圧によって引き起こされる心理的症状
神経質、些細なことを気に病む、健康に自信がない、不安感、いらいら、恐怖感、過剰反応、ストレスに敏感など。
○ 改善方法
・ 規則正しい生活、休息、無理をしない、季節や気候の変化に対し早めに対応する
・ 適度にスポーツを楽しむ、基礎体力をつける
・ 食事は温かいものを摂る、塩分、たんぱく質、ミネラルの多い食事を摂る
・ チェダーチーズ(血圧をコントロールするチラミンが入っている)
・ コエンザイムQ10(細胞のエネルギー代謝に必要、細胞の酸化予防)
・ 緑茶、紅茶、コーヒー(カフェインによる交感神経の刺激)
○ 鍼灸治療
鍼灸治療ですが、いろいろな文献をあたると、低血圧そのものの治療というより、それに付随する症状を地道に治療していけば、やがて改善されるというものが多いです。
それでも低血圧のツボとして、侠白、曲池、手三里、厲兌が載っていました。
血圧が低めなので、厲兌にお灸でもしようかな...。
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