【不潔な職場に、優秀な従業員はいない】
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これは、ヘンリー・フォード(アメリカの実業家)の名言です。
実際、彼が作った自動車工場は、清潔さに、最も重点が置かれていました。
工場を新設したり買収したりすると、まず、大掃除。
日常も、清掃、窓ふきを、従業員に厳重に行わせ、床や机の上が乱雑にならないように注意を呼びかけていたそうです。
しかも、工場の隅にあたる暗い場所には白いペンキを塗り、少しでも汚れると、すぐに分かるようにしていました。
彼は常に、
「フォード社の工場内部や外庭の清潔さは、普通の公園よりも、はるかに勝っている」と言っていました。
なぜ、そこまでする必要があるのか。
彼は、続けます。
「不潔な職場には、自然と怠惰な従業員が集まってくる。それだけではない。勤勉な人にも悪影響を与え、全体の能率、品質も低下させる」
フォード自動車会社は、1903年の設立以来、急成長を続け、アメリカを代表する企業となりました。
日本の企業からも、次のような指摘が聞かれます。
「机の上が散らかっている社員はミスが多い」
「掃除の行き届いていない工場からは、不良品が出る」
「タバコの吸い殻やジュースの空き缶が散乱している現場には、トラブルが多い」
このため、「整理」「整頓」「清掃」「清潔」などを、会社の重要な方針と位置づけ、社員が一丸となって取り組む企業が増えています。
清潔さと、仕事の能率、品質は、深い関係があるようです。
お釈迦様は、「修行の基本」である、と掃除を徹底して勧められました。
人間形成によく、全てに通ずるので、明るい家庭、安全な社会を築くうえでも大切ですね。
忙しい、忙しいで、ついつい掃除が疎かになりがちですが、常に、部屋の掃除に心がけてゆかねばと思います。
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