今日の画像は、スイスアルプストレッキンのスナップ『ユングフラウの雄姿』、北大路欣也主演の『藤沢周平原作・三屋清左衛門残日録』、奥穂高から難関ジャンダルムを超え西穂高にトライする麻莉亜』。そして、雑草の部類になるかムラサキの『アシュガ・セイヨウキランソウ(西洋綺欄草)』と、ピンクがきれいな『ヒマラヤユキノシタ』です。
そして、昨夜FC東京を破り第3節以来首位に返り咲いたサンフレ、J1の順位表。この試ハットトリックでチームの勝利に貢献したアルスラン。そして、マツスタに帰ってきて、ヤクルトに大勝して、首位に返り咲いたカープ、セ・リーグの順位表です。広島のプロサッカー、プロ野球チームが各々優勝を争うなんて、全国でも稀な存在ですねえ、広島は。
『アジュガ(Ajuga、学名:Ajuga reptans)』は、シソ科キランソウ属の這性耐寒性常緑多年草『ジュウニヒトエ(十二単)』の園芸品種です。別名で、セイヨウジュウニヒトエ(西洋十二単)や、学名からアジュガ・レプタンス(A. reptans)と呼ばれます。春先に穂状花序に唇形の青紫色の小花を咲かせます。匍匐する枝は長く伸びて増殖します。根生葉はロゼット状で、葉は緑や赤紫、斑入の品種があります。秋に葉が赤紫色に染まる品種は、アジュガ・レペンス・アトロプルプレアと言います。アジュガの花言葉は『強い結びつき』。小花の形が、両手を広げた人のように見えることに因みます。
<台風一過、濁流が流れる元安川>
■■人を掻き分けて前に出て行くと、町奉行の佐伯熊太がいた。熊太のまわりにいるのは、奉行所の同心だけでなく、どうやらお目付配下の徒目付も来ているようである。
『何事が起きたのだ』
そばに行って清左衛門がそう言うと、佐伯はおどろいた顔をむけた。緊張した顔色で言った。
『見ての通りだ。とんだ捕物よ』
『相手は?』
『おい、むこうの連中を追い返せ。怪我人をだしちゃならんぞ』
佐伯は大声で配下に命令を下しながら、清左衛門に顔を寄せると、声を落とした。
『村井寅太だ。心配したことが起きた』
『村井が何をやったのだ』
『下城する安冨忠兵衛を襲った。ついさっきの話だ』
『ほほう、で安富どのは?』
『幸い、怪我で済んだ』
『襲ったわけは?』
『まったくわからん。その場に居あわせた者の話によると、村井は裏切り者と叫んでいたらしい』
『裏切り者か』
清左衛門は首をかしげた。元の中老安富忠兵衛は近年、朝田派に近づいていたはずである。裏切り者というからには、今度の政変にからんで朝田派との間に確執を生じたということだろうか。
『で、村井は?』
『追われて、あそこに入り込んだのだ』
佐伯は納屋を指さした。道に面している納屋の入口は、ぴったりと板戸がしまっている。納屋は表通りに店がある材木屋の持ち物であるはずである。
『うかつには踏み込めんから、城に討手を要請したところだ』
『討手?』
清左衛門は、佐伯に顔をもどした。
『村井を討ち取る気か』
『説得はするが、応じなければやむを得まい。その用意だ。大目付が留守で、この場の指揮はわしにまかされているが、わしとて良民の安全を第一に考えざるを得ないからな』
『ちょっと待て、佐伯』
清左衛門は言って、町奉行の袖を引っ張った。2、3歩人からはなれてから、清左衛門は今頭にひらめいたことを口にした。
『村井を斬っちゃいかんぞ』
『なぜだ』
『黒田欣之助の二の舞になる』
■■<事業費1千億、採用1千人の『長崎スタジアムシティⅣ』>スポーツに勝ち負けがあるのと同様に、投資にはリスクがある。施設の完成が、その後の成功を保証するものではない。
だとしても『長崎スタジアムシティ』には特大の可能性がある。例えば東京ドームシティは立派な『複合型施設』だし、神宮外苑や甲子園球場は歴史をまとったスポーツの聖地だ。
ただ街おこしの起爆剤として、スポーツが社会と良き循環を生み出すプロジェクトとして、これほどのものは日本初だろう。どんなに言葉を尽くしても、『一見』に及ばない。いざ現地に足を運び、実物を見たことで、そのスケールや新しいアイディアの導入に圧倒された。
もしかしたら『世界初』かもしれない。岩下社長はこう述べる。『圧倒的な臨場感の中でサッカーを楽しむという概念で言うと、ヨーロッパの各スタジアムはものすごく熱狂的でした。一方でスタジアムに合わせて商業施設が組み合わさっているとか、オフィスビルがあるとか、そういった要素があるのはアメリカのボールパークです。その両者を兼ね備えた形を、長崎で確立できれば、すごく面白いと思います。サッカースタジアム、そしてアリーナ、商業施設等々を含めた一体型のコンセプトでいうと、世界でも唯一無二になり得るのではないかと思って開発しました』。
プロスポーツの未来を本気で考える人ならば、日本にこういう施設が必要だと分かっていた。そして実現してほしいと願っていた――。そんな夢と思いの具現化した姿が、長崎スタジアムシティだ。
◆何年か前に、『将来有望な事業はスポーツだ』と言った人がいた。現にアメリカでは各種スポーツビジネスが成功し、あらゆるジャンルで成果を見せている。あのドジャースが大谷翔平に700億円もの契約金を支払えるのも、大リーグがビジネスとして大ジャンプしている証左だ。日本のプロ野球で700億円もの契約金を出せるチームはない。それはまだ日本のプロ野球が事業として未発達な故だ。
文中にもあったが、『長崎スタジアムシティ』のひながたの一つに日本ハムが進出した『エスコンフィールドHOKKAIDO』が挙げられている。単にプロ野球スタジアムだけでなく、生活環境も整備して新しい街が誕生している。この成功は札幌市が運営する『札幌ドーム』が日本ハムのいろんな運営上の要望、要請をことごとく拒絶したため、日本ハムが怒って『なら自分でやるよ』と新規に事業を立ち上げ、大成功を収めている。半面、旧来の施設運営になっている札幌ドームは年間5、6億円もの赤字を出している。
スポーツビジネスは用意周到に時代を先取りしたコンテンツにすれば成功の果実を得られることは、先進国アメリカの多くの例が証明している。1千億円かけた『長崎スタジアムシティ』が、長崎の成長に寄与することを祈ってやまない。
私が福岡に駐在して仕事をしている時代、もう40年くらい前だが、長崎県の人口は沖縄県の90万人を抜いた160万人近い人口だったと記憶している。それが今や、130万人を切る状態だ。半面、沖縄県は今や150万人近い大型県に躍進している。長崎県の人達の人口減に対する危機感は相当なものがあるだろう。是非このプロジェクトがカンフル剤になって県勢を取り戻してほしいものだ、ね。
■■<高精度の魚群探知機『陸上養殖に貢献』>神戸市の『アクアフュージョン』の主力製品は、体長5cm程度の『カタクチイワシ』が1匹ずつ見わけられるほど高精度の魚群探知機だ。
魚の群れは、水中に発した超音波の反射を捉えて位置や状況を探り当てる。同社は1つの周波数で複数の通信ができる携帯電話の技術を活用し、従来の魚群探知機と比べて判断能力を100倍に高めた。これまでカツオ漁船やカタクチイワシの巻き網漁船などに導入されている。
魚の数を測る機器も同社の強みとなっている。養殖では、いけすを適切な密度に保つため、成長した魚を別のいけすに分ける作業を行う。移動する個体の数を目視で把握するには限界があるが、正確に分けることは給餌を最適化し、コストを減らすことにも役立つという。
松尾社長(53)は『今まで人の経験に頼っていたものをデータ化することで資源管理がしやすくなる。養殖と漁業をうまく合わせて水産業の発展に貢献したい』と強調する。
◆時代はITだけの進化ではなく、科学技術全体が底上げ状態で進化し、発展していくんだねえ。小さなカタクチイワシの魚の数を1匹ずつカウントするなんて、人間にはできない相談だ。
魚群探知機は、日本人の発明によるものだが、ここまで進化するとはまっこと日本人の探求心、開発晋に驚嘆する。
■■<美味と活力、『八戸市・館鼻岸壁朝市』>『館鼻岸壁朝市 たてはながんぺきあさいち』。朝7時になると、岸壁の一角のスペースと『日本一朝早く会える』というキャッチコピーで活動するご当地アイドル『pacchiパッチ』のミニライブが始まった。どの店も、午前9時頃までには営業を終えた。
ここで朝市が始まったのは2004年。訪れる客は1日当たり2万5千人に上り、この20年で日本最大規模の朝市に成長した。朝市を運営する『湊日曜朝市会』の慶長春樹理事長は『東日本大震災やコロナ禍を乗り越え、元気を発信しようとやってきた。さまざまな店を見て歩き、楽しんでほしい』と話す。
■■<大谷翔平『43本塁打43盗塁」 同一シーズンでメジャー初>米大リーグ、ドジャースの大谷翔平(30)が30日、フェニックスで行われたダイヤモンドバックス戦で二回に43盗塁目となる二盗を決めた後、八回に43号ソロを放ち『43本塁打、43盗塁』に到達した。同一シーズンで本塁打と盗塁を43以上記録した初めての選手となった。
大谷は8月23日にメジャー史上6人目の『40本塁打、40盗塁』を出場126試合での最速記録で達成した。今季はあと27試合を残しており、前人未到の『50本塁打、50盗塁』への期待が高まる。
◆さっすが、大谷翔平。700億円の価値は十分にあるなあ。素晴らしい!日本の誉れだ。