今日の画像は、スイスアルプストレッキンのスナップ『アイガーグレッチャーに向かう登山電車からのスナップ』、北大路欣也主演の『藤沢周平原作・三屋清左衛門残日録』、奥穂高から難関ジャンダルムを超え西穂高にトライする麻莉亜』、朝日新聞による来日初ホームランで横浜・東を粉砕した『カープ外人・シャイナー』の記事。そして、八重桜、ポピュラーな八重桜『関山 花弁20~50枚』、名前が難しい『御座の間匂ゴザノマニオイ 花弁10~15枚』、そして柔らかな美人花『一葉 花弁20~25枚』です。八重桜ってとても種類が多いのですねえ。感嘆です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■■『山内は清廉潔白だからな』

と清左衛門は言った。

 

『そのぐらいのことは言ったろうさ。しかし家老にそう言える人間は少ない』

『おれは清廉潔白じゃないみたいに聞こえたぞ、おい』

『おや、貴公は清濁あわせてのむ方じゃなかったのか。いつから清廉潔白に鞍替えしたのだ』

 

清左衛門は佐伯に酒をつぎ、自分は小鯛の肉をほぐしながら言った。

『ところで、内密の用というのは何だ』

『黒田欣之助がもどって来よったぞ』

と佐伯は言った。声をひそめている。

『村井寅太も一緒だ』

 

『ほほう』

『役目を終えて帰国したという形だな。だが、話はそれだけではない』

佐伯はまたすばやく立ち上がると、さっきのように襖をあけて廊下の人の気配をたしかめた。2人がいる部屋は、小庭の池に面して大きな出窓がひとつあるだけで、あとは三方の壁を塗り籠のように厚く塗ってある。廊下側を警戒するだけで十分だった。

 

町奉行の用心ぶりを、清左衛門は目をみはって見た。佐伯は、何か知らないがよほどの秘密を話そうとしているらしかった。

『2人が江戸屋敷に滞在している間に・・・』

席にもどった佐伯は、やはり声をひそめてそう言った。

『何か怪しからぬことは起きていないかと調べてみた』

『ふむ、それで?』

 

『江戸屋敷には別条はなかった。殿をはじめ、奥の方々もお世継の郷之助さまも何のお変わりもない』

『それは重畳』

『しかし、思わぬところに不幸が起きていた。ご別家の石見守さまが病死されておる』

『なんと!』

と清左衛門は言った。佐伯の言葉以上に不吉なものが、するりと胸に入りこんで来た感じを受けていた。

 

■■<TSMCとは何者かⅦ 『年収平均1,500万円、驚くほどの激務』>316万元。日本円にして約1,500万円。てが公開している、2022年の全従業員の平均年収だ。

 

台湾の平均年収が約330万円なので、驚くほどの高給だ。博士課程修了の新卒入社の技術者は、1年目から200万元(1千万円)以上を受けるという。『他の産業では20年かかる給料に、TSMCなら3年でたどり着く』。台湾ではそう言われている。

 

TSMCで働く多くの技術者が、高級マンションで暮らしているという。どんな物件か、内見させてもらった。ホテルのような豪華な内装が広がる。専用のプールやジム。屋上に陸上競技用のトラックがある物件もあった。

 

台湾では半導体企業は税の優遇措置を受けるなど、当局からの支援も手厚い。格差を訴える声はないのか、と現地の記者に尋ねると『それだけ厳しい仕事をしているということ』と返された。尊敬のような思いに加えて、仕事の過酷さも知られているようだ。

 

TSMCの子会社で20年働いた元技術者は『家に帰っても、常にスタンバイ状態だった』と語る。問題が発生して時間を問わず電話がかかってくるのは『日常茶判事』。家と会社を往復する日々で、『仕事が終わって家に帰るか、仕事が終わらないかのどりらか』。

 

元技術者は『新竹科学園区の技術者はみな40代で辞める』と言った。体への負担が大きいのと、十分な貯蓄ができるからだという。披露がピークに達した元技術者はある日、家のドアを開けることもできなくなり、激しいめまいと吐き気に襲われた後、病院で目を覚ました。『私は何のために働くのか』と、退職を決意した。40代の時だった。

 

■■<マツダの美しさも魅力的な『アイコニックSP』は『ロータリーエンジンでタイヤを直接駆動』か?>『ジャパンモビリティショー2023』で世界初公開されたロータリーエンジン搭載のコンセプトカー『アイコニックSP(ICONIC SP)』。世のマツダファンやクルマ好きを魅了しているこの夢のスポーツカーに、新たな可能性が浮上した。

 

なんとマツダの毛籠勝弘社長が『ロータリーエンジンがタイヤを直接駆動する時代が来るかもしれない』と発言したのだ。

『ジャパンモビリティショー2023』で世界初公開された「アイコニックSP」は、コンパクトスポーツカーのスタイルにまとめあげられた美しいコンセプトカー。

 

時代が変わっても、その時代に適合したソリューションを活用。『クルマっていいよね、楽しいよね』というクルマへの憧れを提供し続けていくという、マツダの情熱を示した1台でもある。

 

パワートレインには、2ローター・ロータリーEVシステムの搭載を想定。コンパクトでレイアウトの自由度が高い心臓部は、『アイコニックSP』のスポーツカーらしい美しく低重心のフォルムを形づくることに貢献している。想定されるボディサイズは、全長4180mm、全幅1850mm、全高1150mm、ホイールベース2590mmとコンパクト。この小さなボディの中央部にコンパクトなロータリーエンジンが搭載されている。

 

『アイコニックSP』の心臓部である2ローター・ロータリーEVシステムは、ハイパワーかつ低重心、さらに50:50の前後重量配分などにより、スポーツカーらしい優れた運動性能を実現するとされている。モーターを駆動させるための電力を蓄えたバッテリーは、再生可能エネルギー由来の電力で充電することで、実質的にカーボンニュートラルを実現するとうたわれている。

 

また、水素など多彩な燃料を燃やせるロータリーエンジンの拡張性の高さを活かし、『アイコニックSP』はカーボンニュートラル燃料での発電を想定している。想定されるスペックは、システム出力370ps、車両重量1450kg、パワーウエイトレシオ3.9kg。それによって具現するパフォーマンスは、なんとポルシェ『911』級だという。

 

そんななか、2024年6月25日に開催されたマツダの『第158回定時株主総会』において、毛籠勝弘社長は『厳しい排ガス規制に適合し、さらにカーボンニュートラル燃料などが広く浸透したときには、直接ロータリーエンジンでタイヤを駆動する時代がまた来るかもしれない。そうした夢を追い続けて取り組んでいきたい』と発言。ロータリーエンジンの将来的な可能性について言及したのだ。

 

マツダ社内にあるロータリーエンジン開発グループには、鍛錬を経たロータリーエンジンの技術者たちがすでに再結集するなど新たな動きが見られるほか、先日おこなわれた『マルチパスウェイワークショップ』では、縦置きの2ローター・ロータリーEVシステムの開発をおこなっていることも明らかにされている。

 

これらの動きから、マツダの魂ともいうべきロータリーエンジン搭載のコンパクトスポーツカーが誕生する日は近いものと予想される。しかもそれが、ロータリーエンジンがダイレクトにタイヤを駆動するシステムを搭載しているスポーツカーとなれば、マツダファンそして世のクルマ好きにとって、これほどの朗報はないだろう。期待して続報を待ちたいと思う。

 

◆カーボンニュートラルを実現する『アイコニックSP』か。待ちどおしいねえ。EVでは作れない、新時代の車になるのだろうねえ。広島発、全世界、楽しみだねえ。

 

■■<奇怪事件、『スイートルームでベトナム系の6人毒殺か?』 バンコクの高級ホテル> タイの首都バンコク中心部の高級ホテル『グランドハイアット・エラワン』の客室で16日夕、宿泊客6人が死亡しているのが見つかった。警察は毒殺された疑いがあるとみて調べている。

 

現場のホテルは観光客が集まるエラワン廟に近いバンコク屈指の繁華街の一角にあり、周辺には大型商業施設が集積している。

 

警察当局によると、亡くなったのはベトナム人4人とベトナム系米国人2人。36歳から56歳の男女3人ずつだった。遺体が見つかったのは、ホテル5階のスイートルームで、ルームサービスで注文した料理に手を付けないまま、六つのティーカップで液体を飲み干した形跡があった。

 

出発予定の同日昼までにチェックアウトがされていないことから、ホテル側が調べ、遺体を発見した。室内に争った形跡はないものの、6人のうち2人は室外に逃れようとした状態で倒れていた。死後約1日が経っているという。

 

このホテルに予約をしていた別のベトナム人1人について、警察は犠牲者らと関係があり、事情を知っている可能性があるとみて、行方を追っている。観光立国タイの中枢部で起きた事件を重くみたセター首相は同日夜、現場を視察。観光客や市民に混乱が生じないよう関係当局に指示した。

 

◆まるで、007の世界だねえ。ジェームズ・ボンドもビックリ仰天だろうなあ。