今日の画像は、スイスアルプストレッキンのスナップ『トレイルの案内版と目印』、北大路欣也主演の『藤沢周平原作・三屋清左衛門残日録』、徳島県の岩島・大辰巳島の『前人未踏の辺境クライミングルートを登る麻莉亜』。そして、ふと思い出したチェコ『プラハ城のビート大聖堂』。この画像は随分前に、私が中・西欧を一人旅した折の画像です。建設に500年以上もかかったという壮大な歴史を持っています。ステンドグラスの美しさは秀逸です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■■『どうしたな?』

清左衛門が驚いて言うと、平松はしっと言った。

 

『待ち伏せがいました』

『ほう、どこに』

『牧原さまのお屋敷の横です』

 

『気づかなんだな』

『引き返しましょう』

と平松は言った。

 

2人はもとの道にもどると、待ち伏せがいる側とは反対側の塀の下を、足音をしのばせて間島家老の家の近くまで戻った。そのまま路地の端に身をひそめて待った。目が次第に闇に馴れて、ゆっくりと道を這う霧の動きが見えた。

 

四半刻(30分)も経たないうちに、間島屋敷の塀の内に灯の色が動いた。すぐに潜り戸がひらいて、提灯を持った成瀬喜兵衛が出て来た。夜のせいか、肩がとがってひどく痩せて見える姿だった。

 

すたすたと成瀬は河岸の道の方に歩き出した。かなりの距離を置いて、清左衛門と平松も跡を追った。

すると、途中から成瀬と清左衛門たちの間に、黒い人影が割り込んで来た。人影3つである。後ろから清左衛門たちに見られているとは気づかないらしく、塀下を這うようにして、成瀬を追って行く。

 

■■<ポイント経済、勝者は誰だ① 『利用から運用へ、PayPay』>福岡市の医療職の女性(33)は、スマホで『PayPay』のアプリを開くと、表示だれる折れ線グラフの向きを確認する。ためたポイントが『運用』によって増えたか、減ったかが気になるためだ。『ポイントが増えたら百貨店で化粧品を買おうと思っている』。

 

この女性が使っているのはPayPayの『疑似運用サービス』だ。買い物でたまったPayPayポイントを、上場投資信託ETFなどに連動したコースを選んで『投資』すると、実際の市況によってポイントが増減する。利用者は1,600万人を突破した。

 

『決済から金融アプリに進化し、PayPayにしかできないサービスを提供しよう』。PayPayの中山社長は社内会議で指示を飛ばす。疑似運用は少額非課税制度NISAなどで投資に関心が高まっているタイミングを捉え開発した。

 

スマホ決済では2018年の参入後、瞬く間に首位に上り詰めたPayPayが、次の成長分野と位置付けるのがポイントだ。22年10月には、ポイントを外部企業が販促に使えるようにする『共通ポイント』事業に参入。PayPayポイントの経済圏を着実に広げている。

 

ただ、決済サービスの普及期に還元総額100億円の『ばらまき』型のキャンペーンを展開してきたのと比べ、表面上、PayPayの動きは静かだ。

 

会員が6,000万人を超えた今、勝負の舞台は会員数のさらなる拡大よりも、いかに利用してもらうかに移る。ヘビーユーザーを生み出すサービスが求められる。

 

中山は強調する。『ポイントをためて使うだけでなく、運用まで利用するユーザーを増やすことが重要だ』。PayPayの勢いは楽天ポイントやdポイント、Vポイント、Pontaポイントというほかの共通ポイントを刺激する。

 

■■<【天皇杯】町田黒田剛監督『批判覚悟で』苦言、『マナーが悪い』学生と口論も 判定にも『憤り』>サッカー天皇杯は、12日全国で32試合が行われ、J1トップの町田、上位の名古屋、中位の磐田が姿を消した。名古屋は0-1で専門学校チームJAPANサッカーカレッジに、磐田は1-2でJ3宮崎に黒星を喫した。

 

<天皇杯:町田1-1(2-4)筑波大◇2回戦◇12日◇Gスタ

 

筑波大(茨城)に敗れたFC町田ゼルビアの黒田剛監督は敗戦を悔やみつつ、負傷者続出の状況に苦言を呈した。

1-0の試合終了間際に追いつかれてPKで敗れたことについて『DFラインにぬるさ、甘さがでた以上こういうゲームを受け入れないといけない』と肩を落とした。

 

一方で、試合中に4人が負傷退場し、今後の戦いを含めて後味の悪い敗戦となった。「今日のやっぱりケガ人が4人出またけれども、3人に関しては、おそらく映像を見ていただいたらわかると思うんですけど、全てはレイトタックル。遅れて足に行って、もう直接。こういうことが、カードも出ず、ほとんどジャッジされず、流されてきた。前半からのフラストレーションというものがずっと拭えないまま、最後まで行ったなというようなジャッジのレベルだったかなという風に思ってます。こういう状態でサッカーが進められたことに対して、すごくやっぱり憤りを覚える」と止まらなかった。負傷者については『骨折はいます。あとは全員、次やれるようなケガではないです』と明かした。

 

試合中には監督自身が相手の学生と口論になる場面もあり、『非常にマナーが悪い一面が見られた』といい『言葉1つ1つがもうタメ口であったり、乱暴な言葉であったり、大人に向かってもやはり配慮が欠けるような言葉もあっただろうし、それに対してやっぱり指導、教育もできてないような場面も見られた』。

 

さらに「批判覚悟で言わせてもらうと」と断りつつ「勝った、負けたということ以前に、やはりその辺、本当にケガ人を出すということがどれだけサッカーにおいて、選手生命っていうものを脅かすかどうかというところも含めて、もっとやっぱりきちっと指導してほしいなという風に思います」と厳しい口調で訴えた。【佐藤成筆】

 

◆黒田剛監督の試合後コメントが議論の対象に。ネット上で批判も見受けられている。

 

町田は22分にMF安井拓也のゴールで先制も、その安井をはじめ複数選手が負傷退場。後半アディショナルタイムにパリ五輪U23日本代表候補FW内野航太郎のゴールで追いつかれると、延長戦で勝ち越せずPK戦へ。PK戦で2-4と敗れ、早くも3冠の可能性が消滅した。

 

一部報道によると、黒田監督は試合後のインタビューで負傷者の続出に言及。筑波大学側にレイトタックルがあったと主張するとともに、『ほとんどジャッジされなかった』と審判の判定に苦言。一部の相手選手を『非常にマナーが悪い』と批判するなど、厳しいコメントに終始したという。

 

ただ、ネット上では黒田監督の発言内容に対して『負け犬の遠吠え』『町田が言えることではない』『町田もラフプレーしてきたからな』『これこそ因果応報』『特大ブーメラン』『黒田監督は敗者の弁を語る時、あまりに相手チームに苦言を呈し過ぎる傾向があるのがどうも好かない』『勝者を讃えず批判&苦言はプロとして情けない』『青森山田時代の教育はどうだったんだ!?』といった批判が。『筑波大は挑戦者だから、これくらいは正直良い』『筑波大学は素晴らしい戦いを繰り広げた』などと、大学生への称賛も相次いでいる。

 

プレー強度の高さやロングスロー、それにPK前にボールを濡らすなど徹底した勝負への拘りで、J1の舞台でも快進撃が止まらない町田。ファウルやボールとは関係ない場所でのプレーを巡って賛否を呼んできただけに、再び厳しい目が向けられている。

 

◆まあ、どっちもどっちだがねえ。町田が天皇杯敗退したことは事実なんだねえ、残念ながら。

 

■■<川村拓夢の壮行試合となった15日『サンフレX東京V』>噂が流れていたが、サンフレの川村拓夢と野津田岳人の移籍。野津田はタイの一部リーグクラブへ。この日、タイ訪問のため試合には参加せず。一方の川村は、あの宮本や三都主、そして南野が所属した金持ち名門のレッドブル・ザルツブルグに。まだ正式発表はないものの、ファンンの間では周知の事実。サンフレの対東京V終了後は、川村の壮行セレモニー然とした雰囲気になり、川村もファンに深い感謝の意を現した。また、サンフレユース時代から同期仲良し、満田、大迫とも一枚パチリと。