今日の画像は、スイスアルプストレッキンのスナップ『ミューレンからの下山道で出合ったファミリー』、北大路欣也主演の『藤沢周平原作・三屋清左衛門残日録』、徳島県の岩島・大辰巳島の『前人未踏の辺境クライミングルートを登る麻莉亜』、カープがセパ交流戦でオリックスに勝って、阪神を抜きセ・リーグ首位におどり出た『セリーグ順位表』と『勝利投手・床田寛樹』。そして、今年の『スイセンの花、アラカルトⅡ』です。去りし日の冬の季節が思い出されます。

 

カープが勝ったことで、投手の床田は戦績を6勝2敗として、勝ち星と防御率でセ・リーグのトップに立った。

 

 

 

            <首位におどり出たカープ>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■■『出られるか』

清左衛門が言うと、小沼惣兵衛は大きくうなずいた。

『出られるとも。ちょうどいいところに来た』

 

細おもての小沼の息子の嫁が、上がってくれとすすめたが清左衛門は固辞し、玄関ンお土間で支度する惣兵衛を待った。そして出て来た惣兵衛と連れ立って小沼の屋敷を出た。

 

『身体に別条はないか』

外に出ると惣兵衛が聞いた。

『いや、それが風邪をひいて、半月も寝たり起きたりした』

『それはいかんなあ。風邪はこわいぞ』

 

惣兵衛は眉をひそめたが、そういう本人は風邪などひきそうもない頑丈な身体つきをしている。いったいこの男は、いつからこんな脂ぎった大男になったのかと、昔の惣兵衛を知る清左衛門は、またぞろ胸の奥に不信の気持ちにも似たかすかな違和感が動くのを禁じ得ない。

 

そんなこととは知らず、惣兵衛は鴉のようなだみ声でしゃべっている。

『それでもういいのか』

『もうなおった。それで今日は風邪払いと暑気払いをかねて一杯やろうかと思って誘いに来たのだ』

『それはいい。よし、盛大にやるか』

 

日が沈みかけていたが、町はまだ暑かった。2人は日射しを背に受けながら、橋をひとつわたった。

 

『「涌井」に行こうかと思うが、いいか』

『それもいいが、今夜はおれにつき合え』

と惣兵衛は言い、急にきょろきょろとあたりに目をくばった。2人はにぎやかな売り店が並んでいる商人町の通りを歩いていた。その町のはずれにある四辻を右に折れれば、小料理屋の『涌井』がある花房町に出る。

 

さがしたのは瓜だったらしく、惣兵衛は夕方の買物客でにぎわう青物屋で、真桑瓜を2個買った。

『じつはな』

縄でしばってもらった瓜をさげて歩きながら、惣兵衛は秘密を打ち明ける慎重な声になった。

『今度女を囲った。若い女子だ』

 

『へーえ』

ど胆を抜かれて、清左衛門は惣兵衛の顔をのぞいた。

『元気だな』

『元気?何を言ってるか』

 

■■<攻めるコープさっぽろ④『絆を深める移動販売車』>現在理事長の大見は当時、妻に言われた言葉を覚えている。生協の店では2千円分しか買わないのに、ほかのス―パーでは1万円以上使う理由を聞いた時のことだ。『生協にはおいしいものがないじゃない。筋の入ったイハダマグロしかない』。

 

経営再建に向けて店舗の改革を任されたのは大見だった。目指したのは、原点の食品と日用品に絞り、地域の圧倒的信頼を得られる店だ。組合員が求める旬んお品を豊富にそろえ、鮮度良く提供する。その基本に徹した。

 

『生協を辞めようか』。経営破綻時に悩んだ大見を踏みとどまらせたのは、再建を見守った組合員の存在だ。その中心は、黎明期からコープを利用し、消費者運動を一緒に展開した団塊の世代だった。『通常のスーパーと顧客にはない生協だからこそ強い関係性は資産だと思った』。

 

今年3月下旬、生鮮品や総菜など1千品目を積んだトラックが夕張市内の集落にやってきた。コープの店舗を拠点にした移動販売車『おまかせ便カケル』だ。

 

『この前買った鍋焼きうどん、おいしかった。きょう、ない?』。運転手は客の要望を聞き世間話もする。主な客は車を持たない高齢者。組合員に寄り添いながら成長してきたコープだからこそ、たどり着いたサービスだ。

 

今、道内の8割に当たる138市町村で実施し、96台が稼働。全国の生協の移動販売車の4割を占め、広大な北海道で9万人が利用する。

 

■■<動画サイト閲覧中『ウイルスに感染』と表示、連絡すると… 尼崎の76歳男性が100万円詐欺被害>26日夜、兵庫県尼崎市に住む男性(76)が、『パソコンを操作中に「ウイルスに感染した」と表示が出て、連絡した男に100万円をだまし取られた』と県警尼崎南署に届け出た。

 

同署によると、同日午後9時半ごろ、男性が自宅で、パソコンを使って動画サイトを見ていると、突然、ブザー音とともに『ウイルスに感染しました』などのメッセージが画面に表示された。

 

男性は画面に出た連絡先に電話。すると『インターネット関連会社の者』と名乗る男から『ウイルスを除去するにはお金が必要』などと言われ、3回にわたりインターネットバンキングで、男が指定する口座に計100万円を振り込んだという。

 

3回目を振り込んだ後、画面に『これは詐欺です』と表示が出たため、被害に気付いたという。同署が詐欺事件として捜査している。

 

 

◆私も3年くらい前、ネット閲覧中にこの画面に遭遇した。電話先へ連絡すると、なにやら日本人らしからぬたどたどしい日本語で対応してきた。これは怪しいとにらみ、即座にPCスイッチを切って、再起動した。その後も同様な場面に出合っていたが、最近その対処法のネット画面に出合った。

 

『この画面に出合ったら、ESC、Ctrl、Alt、Delの4つのキーを同時に押せば解消する』と。以後、3度出合ったが、いずれもこの対処法で問題は解決した。

 

■■<史上最速の初優勝から一夜明けた大の里『こんなに忙しいとは』>夏場所では初日に横綱照ノ富士関を破るなど終始力強い相撲を貫き、12勝3敗。幕下から7場所の史上最速で優勝を果たした大野里、『賜杯を受け取った瞬間、優勝したと実感した。重かった』と振り返った。

 

場所途中からは硬い表情も目立ったが、この日は笑顔も見せて落ち着いた様子。優勝が決まった後は『休む暇もなく動きっぱなしで、優勝するとこんなに忙しいとは』と驚いたそうで、今何をしたいかと聞かれて『寝たいですね』と率直に語った。

 

石川県出身力士として25年ぶりに優勝。地元の期待に見事に応え、『優勝することができ、いい姿を見せられてよかった。これからはもっと見せていきたい』と頼もしい言葉も。今後、まずは大関昇進を見据えることになる。『もちろん優勝はうれしいが、最終的な目標はここじゃないと思っているので、番付を駆け上がりたい』と躍進を誓った。

 

◆久しぶりの大型力士の登場だねえ。この年で次の場所は関脇を果たすのだから、大関も今年中にはゲットするだろう。若い横綱が誕生すれば、大相撲の人気もまた跳ね上がるだろうねえ。ガンバレ、大の里!