今日の画像は、スイスアルプストレッキンのスナップ『ミューレンからの下山道スナップ』、北大路欣也主演の『藤沢周平原作・三屋清左衛門残日録』、徳島県の岩島・大辰巳島の『前人未踏の辺境クライミングルートを登る麻莉亜』。そして、今年の『スイセンの花、アラカルトⅠ』です。スイセンって、真冬に咲き始めますが、この花を見ると、春遠からじと感じます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■■金弥・惣兵衛は、勘定奉行最後の頃は、城下の富商と癒着して懐を肥やしたなどといううわさもささやかれたが、小沼惣兵衛は結局ボロも出さずに清左衛門より2年早く職をひき、隠居した。その惣兵衛とは、こちらが隠居してから2、3度は会っているものの、去年病気で妻女を失ったと聞いた時は、清左衛門は葬儀に行かなかった。

 

隔意があるというほどではないが、清左衛門の気持の中には、以前から惣兵衛がある時を境に昔の金弥とはまったく別人に変わったような違和感があって、同じく旧友とはいっても佐伯熊太に対する時のような胸中を打ち明けるようなつき合いはしていない。

 

しかしひさしぶりに昔の出来事を思い出したせいか、清左衛門はしきりに惣兵衛に会ってみたい気がした。考えてみれば2人ともやもめで隠居、出世だ加増さというなまぐさい時代は終わって、昔のように似た境遇にもどったわけである。

 

――やもめになったあと・・・。

惣兵衛はどうしているのか、と清左衛門は思ってみる。嫁にはよくしてもらっているのか、それとも冷遇されているのか。人格まで脂ぎったように変わってしまったあの男が、嫁に冷遇されたらそれもまたおもしろかろうと、ちらと意地の悪い気持も胸を横切る。

 

よしんばよくしてもらっているとしても、このおれのように、それを窮屈に思うことはないのかというような話も、一杯やりながらの酒の肴になるだろう。

 

――明日にでも・・・。

さっそくたずねてみようと、もとの広い通りに出たところで清左衛門は決心をつけた。日が落ちた後の白っぽい光がただよう町を、清左衛門は思わぬ道草を喰って疲れた身体をはげましながら歩いた。

 

■■<攻めるコープさっぽろ③『スーパーに対抗し、経営破綻>『手羽元を生姜醤油に漬けた。そして煮た。』『この後大丈夫?にんにくマシマシ焼きうどん』。札幌市にある消費生活協同組合コープさっぽろのスーパーには、そんなラベルのついた総菜が並ぶ。長すぎる説明調のタイトルが面白いとネットで話題となった。

 

道内で7割超の人が加入するコープさっぽろは2020年から、各店舗の総菜コーナーを充実させ始めた。店内で販売する農産品や魚、肉などをその場で調理し、小容量にして1品200円前後で提供する。『単に食材を提供するのではんかく、店側で付加価値をつけないとこの先は生き残れない』。大見理事長は語る。

 

スーパーはコープさっぽろの祖業であり、中核事業だ。店舗事業が売上高の6割を占める。1965年、北海道大学生協の職員と地域住民が前身の『札幌市民生協』を設立した。当時で始めていたスーパーマーケットの業態をいち早く導入し、瞬く間に店舗を広げた。

 

だが、70~80年代にダイエーやイトーヨーカ堂といった本州の大手チェーンの進出に対抗しようと大型店化を進め、慣れない衣料品や家電にも手を広げた。結果、食品の品ぞろえや鮮度管理がおろそかになった。

 

90年代には赤字に転落し、粉飾決算も発覚。98年には事実上の経営破綻となり、日本生活協同組合連合会(日本生協連)から資金支援を受けることになった。

 

■■<家電量販店『ノジマ』>神奈川県を本拠地とする家電量販店『ノジマ』。現在国内外で1,300店舗を展開する。1959年、神奈川県で野島電気工業社として創業。62年に野島電気商会を設立し、カタログ持参の訪問販売で家電を売り出したのが原点だ。

 

73年、流行し始めていたオーディオ専門コーナーを設置。業界に先駆けた取り組みで郊外型専門店として知られるようになった。80年代に誕生したパソコンが次世代を担う商品だと確信。82年、音響や映像、コンピューターを中心に品ぞろえした店舗を打ち出すなどして売り上げが拡大した

 

91年、現社名に変更。99年には子会社9社の大半を解散や事業譲渡する苦難も。2000年代からはショッピングモールへ積極出店し、深夜営業の都心型店舗も開いた。

 

20年、スルガ銀行と資本提携を発表したが22年に解消した。昨年は携帯販売代理店コネクシオを完全子会社化するなど挑戦は続く。今後もデジタル家電など時代に沿った事業へ注力する。メーカー販売員がいない唯一の家電量販店として、従業員が顧客目線で説明する売り方で成長を目指す。

 

◆ふーむ、ノジマは電気店からのスタートではなかったんんだねえ。業界第3位とあったが、これまたまた凄い。業界トップはヤマダ電機だ。ヤマダ電機は前橋が発祥の地だが、エディオン(旧デオデオ)が前橋に進出してきたころから、危機感を抱き、対処法を研究した。そして行き着いたのが、大量一括購入、全国直送流通網というコンセプト。この成果は絶大で、全国の量販店を追い抜いて、ついに2位ビックカメラの2倍の売り上げを計上するビッグビジネスに辿り着いた。デオデオが前橋に進出しなければ、今のヤマダはなかっただろうになあ。企業の盛衰はいろいろあるが、このヤマダ電機の闘争心はすごいと思うねえ。

 

■■<Jリーグ、勝負には『ツキ』も必要>26日のJリーグを見ていて、白星を重ねるには『ツキ』も必要だなあと思った。

 

◆東京V―神戸試合経過を見てみると、東京Vが1-0で神戸をリードしていた。まあ、神戸の実力からしたら、逆転は十分あるなと。ところが、試合が終わってもスコアは変わらず。試合経過を見たら、なんと後半20分に神戸のオウンゴールで東京Vが得点したと。

 

なんたる幸運だろうか。前節は、0-5と、町田に大敗した東京Vが幸運に恵まれて、神戸から白星だ。神戸は初の2連敗、順位も3位と後退した。

 

◆町田―浦和は関心がありましたので、DAZN視聴を。後半、ロスタイムに入るも、スコアは1-1.町田は本当に勝負強い、と思っていると、何とPKを奪取。浦和のPA内で町田の選手が倒されて。ファウルした足が、ボールにかすかに触った様子はあるものの、やはりファウル。

 

ロスタイム6分の半分過ぎた時だった。しかも、PKはGK西川が左に飛んのだが、その手をかいくぐるスピードに乗った鮮やかなシュートだった。

 

サンフレは、なかなか刀の切れ味が回復しない。はやり、2月のサンフレとガンバのプレシーズン試合で今年のガンバは違うとみたが、やはりじわっと順位を上げてきているねえ。

 

1位町田と2位鹿島の差、勝点差3の一馬身。

4位ガンバとは、勝点差7点の2馬身半。

鹿島の試合に鋭さを感じる。