今日の画像は、スイスアルプストレッキンのスナップ『ラウターブルネンの谷のトレイル』、北大路欣也主演の『藤沢周平原作・三屋清左衛門残日録』、奥穂のジャンダルムより厳しく、新潟魚沼の難ルート『麻莉亜の八海山トレッキング』、大相撲春場所で、豪ノ山を押し倒して『110年ぶりに新入幕で優勝した尊富士』。そして、似島『安芸小富士トレッキング』です。宇品港からフェリーで似島学園桟橋で下船。東側ルートを直登します。目的は『似島のミモザ狩』です。

 

★大相撲春場所は24日、大阪市のエディオンアリーナ大阪で千秋楽が行われ、新入幕で東前頭17枚目の尊富士が13勝2敗で初優勝を果たした。新入幕優勝は1914年夏場所の両国以来、110年ぶりの快挙。

 

初土俵から所要10場所での初優勝は、年6場所制が定着した1958年以降初土俵で最速となり、貴花田(のちの元横綱貴乃花)と元横綱朝青龍が持つ同24場所を大幅に更新した。優勝制度ができた1909年夏場所以降でも、両国の同11場所を上回る史上最速記録。付け出しの最速である元横綱輪島がマークした同15場所も上回った。

 

尊富士は伊勢ケ浜部屋所属で、青森県五所川原市出身の24歳。鳥取城北高、日大を経て、2022年秋場所で初土俵を踏んだ。

 

まっこと素晴らしい、尊富士の優勝だ。14日目に朝乃山と対戦し、右足足首じん帯を痛めて車椅子で退場。病院では4時間にわたる治療を受けたという。そして、夜半伊勢ケ浜親方の部屋を訪ねて、どうしても取りたいと願いでての千秋楽だった。この傷は尋常ではなく、伊勢ケ浜親方も『相撲が取れる状態ではなかった』と解説席で語っている。人生一番に勇気をもって取った土俵は、尊富士の精進に相撲の神様が白星を授けてくれたのだろうなあ。

 

支度部屋では『気力だけだと思いました。もうやるしかないので。昨日歩けなくて駄目だと思ったけど、横綱から“お前ならできる”と言われたのでそのおかげです。師匠からは“やめとけ”と言われたけど、これで後悔したら一生悔いが残ると思って土俵に上がりました』と明かした。なんと、110年ぶりの新記録は本当に歴史に残るねえ。素晴らしい!

 



























































■■『三屋さまは、夜分はおひまでしょうか』
講義が終わって保科奎一郎が奥に入ると、塾の広間には急に開放されたような雑談の声がひろがった。その中で清左衛門が老子の抄本を丁寧に風呂敷につつんでいると、そばに来て坐った若者がそう言った。御使番の牧原頼母の惣領で、新之亟という男である。

牧原新之亟は齢は21。今年の春から見習格で小姓組に勤めたと聞いているが、今日は非番とみえて保科塾の講義に出ていた。いかにも上士の家の行きとどいたしつけを感じさせる、立居のきびきびした若者である。

『夜はひまです』
清左衛門は丁寧に答えた。
『もはや、日が暮れたら飲みに出ようという元気はなく、夜は家で書物を読むほかたのしみはありません』
『はたしてそうでしょうか』

新之亟が、急にいたずらっぽい笑顔をむけて来た。年長の人間に物怖じせず対応するところにも、育ちのよさがあらわれている。
『つい半月ほど前に、花房町の路上で三屋さまをお見かけした者がおりまして、その者が言うには、三屋さまはかなりご酒を召されていたと・・・』

『これはしたり』
清左衛門は笑った。湯気を立てて汗をかいた後、大塚平八が急に底なしに酒をあおり、清左衛門も釣られて飲んでしたたかに酔った帰り道を、誰かに見つかったらしかった。


■■<惑う観光大国ニッポン④『私有地に立ち入り、住民悲鳴』>水面に浮かぶように立ち並ぶ舟屋の風景を求めて、年間で20万人超の観光客が押し寄せる京都府の北端部、伊根町。『静かな生活環境が見出され始めている』。人口2,000人の町の住民が、観光客にマナー順守を求める動きに出た。町は観光客と住民との共生策を模索する。

『伊根の舟屋は観光地ではありません』――。2019年、こんな刺激的なフレーズを使ったパンフレットを地元の事業者らが作成した。観光客が写真スポットを求めて私有地に立ち入るケースが後を絶たず、ハイシーズンには1本しかない道路に何十台もの車が並ぶオーバーツーリズムに悲鳴を上げた。



伊根町は観光客にマナー順守を求めるだけでは不十分だと判断。観光によるメリットを住民に実感してもらい、感情の悪化を和らげる方向で対策を打つ。

全国に先駆けて伊根町が打ち出したのが、観光による経済効果を地域還元する取り組みだ。15年からは民宿に素泊まりを推奨し、周辺飲食店への送客を促す。23年10月に『伊根町産米』を発売するなど地場産品のブランド化によって、観光による果実の地元還元を進める。『観光で地元の収入が増える仕組みが出来つつある』。伊根町企画観光課の豊田裕子は話す。

観光客とそれを受け入れる地域の住民や環境、いずれの満足度も高めなければ、観光地として永続出来ない。この考え方が世界の観光地の潮流である『サステナブルツーリズム』だ。

米ハワイ州では20年前から住民意識を観光戦略の重要指標に設定。メディアや旅行会社が観光地を紹介する際に、住民への配慮を求めている。オランダは地元住民の生活を最優先とする観光戦略を掲げている。

美しい滝が人気の鍋ケ滝公園がある熊本県小国町。『観光客のコントロールは時代の要請だ』と商工観光課の橋本は住民に熱弁を振るった。この公園は混雑緩和のために事前予約制の導入を検討したが、地元飲食業者らは『観光客が減ってしまう』との懸念を示した。

町は説明会を開き、来場者数の適正管理は住民の日常生活に不可欠なことを説得。22年4月からの本格導入にこぎ着けた。結果、近隣飲食店の売り上げは減らず、『ゆっくり写真が撮れる』と公園を訪れた観光客の満足度も高まったという。

住民に配慮しながら、地元に利益を還元する。これが観光地としての質を上げるとの認識は広がっている。(日経)


■■<グッズ販売、『日本に伸びしろ』>スポーツチームの稼ぐ力としてレプリカユニホームやTシャツなどのファン向けグッズ販売の存在感が増している。スポーツライセンス商品の製造・販売を手掛ける米ファナティクス社が2018年に設立した日本法人、『ファナティクス・ジャパン』の売り上げは6年で5倍以上となり年間1億ドル(150億円)を超えた。

ファナティクス・ジャパンの川名代表は『ファナティクスの世界全体の売上高でも日本が最も伸びている』と話す。それは日本のこの市場にはまだ大きな伸びしろがあることを示している。

ファナティクスが日本で戦略的パートナーシップ契約を結んでグッズの製造・販売や本拠地での店舗運営などをする主なプロチームには、プロ野球のソフトバンク、日本ハム、巨人、サッカーJリーグの清水、C大阪、鹿島、広島、さらに2024年秋に開業する長崎スタジアムシティを本拠地とする長崎も含まれる。



北海道のエスコンフィールドや広島のエディオンピースウイング、長崎スタジアムシティのような、地域のにぎわい創出のための新スタジアムを本拠地とするチームが契約しているのが興味深い。

ファナティクスの日本でのビジネスの状況を見ると、本家との明かな違いが分かる。日本での契約チームも年々増えてはいるが、米国のファナティクスはプロアメリカンフットボールNFLやプロバスケットボールNBA、野球の大リーグ、全米大学体育協会などリーグや統括組織とまとめて契約、ネット通販を中心に莫大な売り上げを誇る。

一方、日本は各チームがグッズビジネスを内製化する傾向が強い。もちろんそれで成功しているケースもあるのだが、チームにとっては製造や物流への投資は負担となる。機動的で効率的な商品展開へのハードルは高い。。

ファナティクスは製造部門や物流倉庫を持ち、デザイナーなど商品開発に関わる専門人材も豊富に持つ。『餅は餅屋』でチームやリーグと互いに協調する関係を築いて、この分野で世界的に圧倒的な成功を収めた。『日本でもチームはブランディングや企画に集中し、生産や在庫管理などにつかううちのリソースを使ってもらえば』と話す。

現在ある市場のパイの独占を考えれば内製化は理解できる。だが、より大きな将来の利益につなげるためには、外部リソースを使う選択肢もある。ファン向けグッズ販売は工夫次第でもっと市場拡大を目指せるビジネスだと思う。(北川和徳筆)

◆『餅は餅屋』はとても重い言葉だねえ。アメリカのスポーツビジネスが活発なのもこのようなシステムによる効果も大きいんのだろうねえ。凄い時代になっている。



■■<【日本代表】北朝鮮戦は開催せず、日本の3-0不戦勝へ『延期日程に余裕がない』FIFA発表>国際サッカー連盟(FIFA)は23日、中止になっていた26日のFIFAワールドカップ(W杯)アジア2次予選の北朝鮮(FIFAランキング114位)-日本(18位)戦について『この試合の開催および日程変更はない』と発表した。

W杯予選の事務局として『朝鮮民主主義人民共和国サッカー協会は、代替のホーム開催地が確定していないこと、この試合を延期するための日程に余裕がないことから、今予選の試合は行わず、日程も変更しないことを決定した』ことを公式サイトで明らかにした。

日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三前会長も前日に『日程上、試合を組み直すことはできない。今後どうするかはFIFAの規律委員会で決めるものだと思う』との見解を示していた。FIFAも『本件に関する、さらなる対応と試合結果については規律委員会に付託される』と添えた。



◆あったり前の話だがねえ。困ったじゃじゃ馬の北朝鮮なり、だなあ。しっかし、国立競技場での北朝鮮への応援ぶりをみて、日本国内にとても多くの北朝鮮系の人達が住んでいるのだと、改めて驚いた。国の保安機関はしっかりしておくれ。2度とあのような拉致問題を起こしてはならないゾエ!

改めて北朝鮮の保健衛生防御体制の貧弱さを自ら世界に示した形だねえ。今日本でなにかしら流行してるらしいが、日常生活で全く不安はない。そんなのに、怯えて国境を閉鎖する北朝鮮の後進性に、ただただ驚くばかりではある。