今日の画像は、スイスアルプストレッキンのスナップ『ラウターブルネンの絶壁』、北大路欣也主演の『藤沢周平原作・三屋清左衛門残日録』、奥穂のジャンダルムより厳しく、難しい北穂高の『迫力抜群のゴジラの背を進む麻莉亜』。そして、やや桔梗に似ていて最近人気が出て来た言われる『ブローディア――トリテレイア・ブリッジェシー』です。
『ブローディア』は、かつてブローディアエア属に属していた植物の総称。園芸植物として人気があり、初夏に紫-白系統の花を咲かせる。現在ではブローディアエア属は複数の属に再編され、ブローディアと呼ばれる植物の多くは既にこの属にない。しかし市場では分類の再編後も一般にブローディアの名で流通している。『ブローディア』の名は総称であるが、特に『トリテレイア・ブリッジェシー』を指して使われることが多い。
■■江戸詰めを終わって帰国した若い父親だった清左衛門は、子供たちを居間にあつめて江戸みやげを手渡した。男の子には短刀、経書、武鑑といったもの、女児には帯、錦絵、人形などだったが、末娘の奈津だけは母親の実家に行っていて留守だった。みやげの品をもらいそこねた。
もちろん清左衛門は、奈津にやる人形も用意していたので、もどって来たら直接手渡すつもりで居間の棚にしまいこんだ。そしてそのまま忘れてしまった。奈津はそれから父親に会っても自分もみやげが欲しいとは言わなかった。黙って一夜を過ごし、翌朝になると熱を出して寝込んだ。
奈津の熱は、思い当たった清左衛門があわててみやげの人形をあたえると、嘘のようにさがってしまった。清左衛門が思い出したのは、そのことである。
『ほっておくと病気になるか』
『多分』
『はて、こまったものだ』
『又四郎どのに相談されてはいかがでしょうか。布施さまから、いま少しくわしいお話を聞き出せるのではないかと思いますが』
家督をついだ又四郎は、今は見習いを終わって正式に勘定方に勤めている。詰所は違うらしいが杉村要助の姉の夫布施とは勤めが同じで、内密の話をするにはつごうがいいはずだった。
■■<ドムドムフード藤崎忍社長②『39歳で初めて就職する』>ドムドムは2017年、ホテル事業などを手掛けるレンブラントHDの傘下となり、現在は27店舗を営業するが、このドムドムが今、大きな人気を博しているのだ。
懐かしの世代だけではない。『丸ごと!!カニバーガー』など、大胆でユニークな商品がSNSなどで話題になり、若者達に大ヒット。マスコットキャラクター『どむぞうくん』を使ったグッズやファッションブランドとのコラボ商品も驚くほど売れているという。21年3月期には、赤字から黒字に転換を果たした。その立役者となったのが、18年から社長を務める藤崎だ。実は39歳まで就職をしたことがなかったという、その驚きの経歴もまた、話題となった。
生れは東京・墨田区。実家の煎餅店などを営みながら地方議員をしていた祖父、祖母、その娘である母、父、兄2人と妹1人の大家族で育った。都議会議員をしていた父のもとには、多くの支援者がよく駆け付けた。正義感がとても強く、筋の通らないことは決して許さなかった。
『選挙期間になると、近所の人達が手弁当で応援に来て下さる。私が知る選挙は、この人を政治家にしようという純粋な支持者に支えられ、送り出されていた父の選挙でした』
人の出入りも多く、家族も忙しかった。人前で挨拶をしたりするのは当たり前。家でもよく手伝った。自然な流れで家事をこなすようになり、そこで得た料理の腕が後に生きることになる。
親の勧めで東京・渋谷にある青山学院に小学校から通った。だが、『絵に描いたような下町育ちだった』という藤崎には、なかなか馴染めなかった。本当の意味で心が開けるようになったのは、高校時代にハンドボール部に入ってからだ。
部で一緒だった小野雅美(56)は当時をこう語る。『グラウンドで土まみれ、泥だらけになる毎日でした。練習がないのは、年に数日。およそ青山学院らしくなかったですね(笑)。試合に負けたら、真剣に悔しがる姿が印象に残っています』
■■<KDDIがローソンにTOB、コンビニの新しい価値模索>(ブルームバーグ):KDDIは、ローソンに対して1株1万360円で公開買い付け(TOB)を実施すると発表した。4月ごろに開始する予定で、最終的には議決権を50%取得する見込み。1株当たりの買い付け価格は5日終値8721円に19%のプレミアムを上乗せした水準で、総額は最大で約4965億円。デジタルを融合させたコンビニの店舗運営を目指す。
発表資料によると、KDDIはTOBによってローソンを非公開化することを目的とするため、買い付け株数に上限は設けない。ローソン株式を50.06%保有する三菱商事はTOBには応募せず、その他の株主が保有する全ての株式をKDDIが買い付ける。KDDIの現在のローソン株保有比率は2.11%。
国内のコンビニ業界はセブン-イレブン・ジャパン、ファミリーマート、ローソンの大手3社が全国にチェーン展開する。店舗数が飽和状態にあることなどから、20年には物流の効率化など競争力の強化を目的に伊藤忠商事がファミリーマートをTOBで完全子会社した。新たなサービスなどの工夫が求められている。
ローソンはTOBが成立した後の9月ごろをめどにスクイーズアウトの手続きを経て、三菱商とKDDIが議決権を半分ずつ保有する。両社は共同経営パートナーとしてローソンの運営に取り組む。TOBは日本、中国、韓国及びEUにおける競争法に基づいて必要な手続きを完了させる必要があり、スケジュールの変更の可能性もある。
これに並行して、KDDI、三菱商、ローソンは新たな資本業務提携の契約を結んだ。ローソンが展開する約1万4600店舗の顧客とKDDIを利用する3100万人のユーザーをデジタルで繋ぎ、相乗効果を狙う。
都内で開かれた共同会見で、KDDIの高橋誠社長は、『ローソンの店舗でスマホを売りたいという話では決してない』とした上で、店舗で『一過性だった取引が、どんどん持続的な取引に変わっている』、『持続的な繋がりに使われるためには必ず通信が必要で、DXの力が必要だと思っている』と述べた。
具体的には、ローソンやKDDIの店舗の相互活用による店舗網の拡大、ローソンにおける通信、金融、ヘルスケアなどの提供サービスの拡充、ポイント経済圏の拡大など、リアル・デジタル融合型サービスの開発を行っていくという。
しんきんアセットマネジメント投信は、KDDIには携帯電話顧客の経済圏があるので、『顧客基盤の開拓には一定のシナジーがある』と評価する一方で、『じぶん銀行』や『ローソン銀行』とそれぞれが金融サービスを展開しており、ビジネスモデルが『全然違う』ため金融サービスをどうするのか疑問が残るとコメントした。
◆やるねー。ヤフーや楽天経済圏の追随だね。どこまで行けるかは分からんけど、やや出遅れ感があるねえ。
■■<『朝日歌壇』>
地震きて元日能登のすさまじき 逃げて逃げてのアナウンスの声(大牟田 男)
おろおろと椿の幹につかまりて おさまるを待つこの大地震に(新潟 女)
すてさんの歌に知りたる朝市の 通りの火らし夜空を焦がす(流山 女)
輪島のひと山すての歌にある 地震前のしずかな暮らし(三鷹 女)
舳ヘ倉島どうなんだ粟島・飛島は 津波のしかかる冬の小島(東村山 女)
時を経るごとに死者数増えてゆく ニュース悲しき正月三日(五所川原 男)
ノックして部屋に入ってくるまでの ドアの向こうの吾子の逡巡(奈良 女)
どんぶりで量る堅田の寒蜆一合二合 すぐ売り切れて(津 男)
賞味期限切れし身なりと我が言えば 古酒の色気と言いし人あり(秩父 女)
俺と結婚してからどんどん綺麗になって いつたとみんな言つてる(秩父 男)