今日の画像は、スイスアルプストレッキンのスナップ『歩行基地、ラウターブルネン闇夜のシュタウプアッハの滝』、北大路欣也主演の『藤沢周平原作・三屋清左衛門残日録』、奥穂のジャンダルムより厳しく、難しい北穂高の『迫力抜群のゴジラの背を進む麻莉亜』、『ひな祭りの『飾りびな』。そして、色鮮やかなる『ガザニアⅢ』です。
★『シュタウプアッハの滝』ラウターブルネンの上にある、ミューレンからの雪解け水が、村のすぐ背後で行き場を失って落下している。落差287mは、ヨーロッパ有数の規模を誇る。あまりにも崖が高いため、滝は落下する途中で岩壁に当たって砕け散ったり、風に舞い上げられたりして、滝つぼまで届く水は少ない。
■■『ご家老がそばが好きだからと、わざわざ信州からそば粉一斗を取り寄せ献じたというのだ』
『ほう』
『ばかばかしい話だが、本当のことだ。新手の賄賂だな』
町奉行の佐伯熊太は、憤激に堪えないという顔をして盃の酒をぐいとあけた。佐伯が憤激しているのは御納戸組頭の杉谷利兵衛のことで、ご家老と言っているのは、新任だがいずれは筆頭家老に坐るだろうとみられている器量人内藤寅之助のことだった。
『しかし費ツイえが大変だろう』
清左衛門は佐伯の盃に酒をついだ。
佐伯は思い出したように、清左衛門の隠居部屋にこの種の世俗の空気を持ち込んで来る。時には外で言えないことを清左衛門にぶちまけて、宮仕えの鬱屈を晴らすといった気味が見えるものの、酒を出して2人でちびりちびりやりながら、佐伯熊太のそういう話に耳を傾けるのも清左衛門は嫌っていなかった。
佐伯の話からは、ついこの間まで清左衛門が呼吸していた世界が匂っている。人物も話の筋道も手にとるようにわかり、清左衛門は一種のなつかしい気分で佐伯の話を聞くのだが、しかし今夜はなぜか話にもうひとつ気分がのりかねているのを感じる。
相変わらずなまぐさいことを言っておるという気分が先に立って、佐伯の憤慨に素直につき合い切れないのだ。ひょっとしたら隠居気分が身についてきたということかな、と清左衛門はいささかさびしくなる。
世俗のことがおもしろくなくなっては、老いは加速してこの身にのしかかって来るばかりだろう。佐伯は気付かずにしゃべっている。
『わざわざ人をやって取り寄せたというから、そりゃ大変な費えだろうて。もっとも杉谷はそこに値打ちがあるという考えだろうから、バカにつける薬はないわけだ』
『杉谷の家は裕福だからな。多少の費えは気にせぬかも知れん』
清左衛門は自分の盃にも酒を満たした。嫁の里江が酒をはこんで来た後は、母屋の方はひっそりとしている。火桶の炭火が赤く燃えて、時刻は五ツ半(午後9時)に近いかと思われた。
清左衛門は顔をあげた。
■■<ポーラ及川社長十訓Ⅶ『「幸せ経営」で成果出す』>『幸せ研究所』は、幸せのメカニズムを科学的に分析し、ポーラでの実践を重ねて得た知見を社会に提供することを目的にしています。
私が研究成果がいずれ業績にも寄与すると確信しています。幸せを感じているか否か、パフォーマンスの高い人とそうでない人の差を様々な角度から分析して要因を特定することが出来れば、社員の生産性も上げられると考えるからです。
そんな『幸せ経営』について社内で語り出した頃、『今優先すべきことですか?』という懐疑的な意見もありました。30代までの私なら同じように思ったでしょう。現場に近いところにいると、目の前の売上にこだわってしまいますが、コロナ禍によってうまくいく時代は終焉したという現実を突きつけられたばかりです。持続的な経営には、中長期的視点が必要です。
一緒に働く仲間や家族、自分自身を幸せにすることができなければ、お客様を幸せにできるはずがありませんし、やがて社会から必要とされなくなります。逆に社員が頑張るほどに幸せを感じられ、お客様やビジネスパートナーに喜んでいただけるなら、息の長いお付き合いから長期的な収益が得られます。この時代『幸せ』をビジネスの軸に置くことが大切だと私は考えています。
■■<『派閥解消』、3度目の正直、か、な>『派閥は解消する。派閥事務所は本年末までに閉鎖する――』。自民党はそう明確に宣言した。今から30年前の野党転落を受け、人気回復を狙った窮余の策だった。さて、その言葉は守られたか。わざわざっこに、記すまでもなかろう。
19日、岸田首相らが、派閥の解散を明言した。歴史は繰り返されるのか。ちなみに、70年代の福田政権でも派閥は解散している。リクルート事件おn祭には派閥解消の『決意』が示された。
2度目は悲劇、3度目は喜劇と言われるが、4度、5度となると何だろう。過去の朝日新聞を見ると、永田町には『派閥解消と禁煙くらい、たやすく実行出来るものはない』という言葉があったそうだ。『どちらも何度でもできる』という笑い話である。
そもそも派閥は金集めの術スベに使われたに過ぎない。悪いのは、堂々と人様に言えないお金をもらい、コソコソと使っていた自民党の議員達だ。まるで目くらましのように派閥解散を打ち上げ、問題の本質をずらそうとしていないか。
阿部派の幹部7人の立件はないというが、それでホッとしてもらっては困る。今首相ら党幹部達が果たすべき責務は、裏金の全容を自ら明らかにすること。さらには、抜け穴だらけの法律を抜本的に改めることである。
故人曰く、君子は諸コレを己に求め、小人は諸を人に求む。会計責任者だけに咎を背負わせ、自己の責任に頬かむりするような輩には、政治家の看板を早々に下ろさせていただきたい。(天声人語)
◆腐った自民党でも、政権を取れる、日本国選挙民の質の低さがかいまみえるねえ。だけんど、アメリカを見ても、これが政治かと思うようなばかりやっているからなあ。ロシアや中国の超独裁しかり。政治の世界はどこも暗闇だらけだねえ。
麻生派は派閥を解散しないそうだ。パーティー疑惑がなかったお陰か。でもなあ、あの麻生御大をみていると、派閥は政策集団ではなく、利権獲得、金儲けの場、大臣椅子取り合戦の場となり切っているのだねえ。まさに、利権集団だ。
■■<【サンフレ】J2熊本に完勝、宮崎キャンプ3戦全勝で絶好調>
<練習試合:広島4-0熊本>◇23日◇宮崎市シーガイア
宮崎キャンプ中のサンフレッチェ広島は、J2ロアッソ熊本との練習試合(45分×2本)に臨み、4-0で完勝した。これで今キャンプでの練習試合は3戦全勝とした。
前半5分にFWピエロス・ソティリウ(31)が先制ゴールを挙げ、同30分にMF松本泰志(25)が追加点をマーク。後半28分にはMF野津田岳人(29)、同43分にMF松本大弥(23)が追加点を奪った。
15日から宮崎入りしたサンフレは、17日の宮崎産業経営大戦に10-0、20日のJ3金沢戦に5-1と勝利していた。
今オフは湘南からFW大橋祐紀(27)を獲得するなど選手の質、量ともにパワーアップ。2年連続3位につけたリーグ戦で、今季こそ9年ぶりの優勝が期待される。次戦は26日にJ2徳島との練習試合を予定。
◆期待が募る、今季のサンフレだねえ。ガンバレ!いよいよ1カ月後、リーグ戦オープン。サンフレの相手は、浦和。今季のサンフレを占う一戦になりそうだ。