今日の画像は、スイスアルプストレッキンのスナップ『乗換駅、インターラーケン東駅』、北大路欣也主演の『藤沢周平原作・三屋清左衛門残日録』、奥穂のジャンダルムより厳しく、難しい北穂高の『迫力抜群のゴジラの背を進む麻莉亜』。そして、冬の花『サイネリア』と、『スイセン』です。これらの花が咲けば、まさに『春遠からじ』ですねえ。

 













 

 














 

 

■■重々しくひびく読経の声を持つ人だが、徳元は小柄で痩せている。60を過ぎてまたひと回り身体が小さくなったようにも見えた。

そういう身体つきが、もともと頭の鉢がひらいて眼が大きい徳元の風貌に、近頃はいよいよ脱俗の風をつけ加えて来ているのだが、寺は城下の話題が集まる場所である。小柄な老住職は、意外に世俗のことに詳しいようでもあった。

清左衛門は盆に茶碗をもどした手で、あごをなでた。
『さようか。そう言われればご先祖のことはわからんの』
『または三屋さまから町家に嫁入られて、事情あって家に戻られた方かも知れません』
『町家の嫁などということがあるかな』
『脇腹の方なら、あり得ることです』

『なるほど』
『しかしいずれにいたしましても、百年忌の仏は喜んでおりましょう。どういうお人かは、なおこの後も調べてみます』
と徳元は言った。

帰るために膝を上げてから、清左衛門はふとさっき門内で出会った女性のことを聞いてみる気になったのは、老住職との話が女子の話に終始したせいかも知れなかった。
いずこの方であろうか、と聞いた。

『まだ若い人のように思われたが・・・』
『米内町の加瀬さまのご息女です』
と徳元が言った。米内町の加瀬?清左衛門は衝撃を受けた。


■■<ポーラ及川社長十訓Ⅰ『社長はいつも笑っていなきゃダメ!』>私の売りは笑顔と元気だと思っています。声もうるさいくらい張り上げるので、騒音公害だと言われるほどです。

もっとも生来ポジティブな人間かというと、言葉一つにも結構クヨクヨします。物事が思うように運ばない時には自分の中のダークサイドが頭をもたげることもあります。

特にコロナ禍には、対面販売が出来なくなるなど『存亡の危機』という言葉がよぎった時がありました。



そんなある日のリモート会議の後、ポーラショップのオーナーさんから電話がかかってきたのです。『及川さん、顔が疲れているね。みんな心配しているよ。大変だろうけど、リーダーは笑ってなきゃだめ!会社が危ないと思われちゃう。真っ赤な口紅でも塗って大声で笑ってくれた方が、みんな元気になるんだから』。

この愛のあるご指摘にハッとなりました。以来、『他人に対する自分の影響力を過小評価してはいけない』と肝に銘じています。

やっぱりいつも笑顔で元気な方が、向き合う相手から『また会いたい』と思ってもらえて、ご縁が繋がっていきます。


■■<中国、響かぬ『出産奨励』 7年連続減少の公算>中国で少子化が一段と深刻になってきた。2023年の出生数は7年連続で減る見込みで、1949年の建国以来、最少に落ち込む。政府は2016年に2人目、21年に3人目の出産をすべての夫婦に認めて産児制限を事実上廃止した。歯止めはかかっておらず、国ぐるみで対策を急ぐ。

中国は少子化対策として段階的に政策転換を図ってきたものの、効果は出ていない。22年の出生数は958万人と初めて1,000万人を割り込んだ。2人目の全面解禁で直近のピークだった16年と比べ、22年の出生数は半減した。



23年も減少が確実だ。中国メディアによると、専門家筋の情報として、23年の出生数が700~850万人前後と見る。

背景には、教育費や生活費の上昇に加え、雇用などの将来に不安がある。大連市に住む大学教員(33)も『2人目を欲しいが、現状では1人が限界だ』と話す。結婚しない独身者の増加も要因だ。2億5,000万人前後いるとされ、社会問題化している。

少子化に歯止めをかけたい中央政府の方針を受け、地方政府の対応が広がっている。広東省や遼寧省は企業などに対し、出産直後だけでなく、子供が3歳になるまで夫婦ともに年10日間の休暇を取得するよう義務付けた。

南部の雲南省昆明市は23年11月、新たな子育て支援策を発表した。第2子が生まれたら2,000元(4万円)、第3子なら5,000元を支給する。



OECDによると、1人の女性が生涯に産む子供の人数を示す『合計特殊出生率』は、中国が21年に1.16だった。少子高齢化の進む日本の1.30も下回る。中国の国家統計局によると、22年末時点の総人口は14億1,175万人。21年末比で85万人減った。減少は61年ぶり。国連人口基金によると、23年半ばには世界一の人口大国の座もインドに譲っている。

◆ふーん、中国の合計特殊出生率が日本をも下回るとは、相当なショックだろうねえ、習近平も。1人っ子政策が長く続き、それが社会の慣習化しているのだろう。共産党独裁政権といえども、人口減の現象には効果的な手が打てていないのだなあ。どんどん悩め中国、だなあ。


■■<英語通し、『外国の文化知る』>私は昨年、たくさんの人と英語で触れる機会がありました。

まず、学校では、韓国の中学校の生徒と英語テで2回、オンライン交流しました。初回は緊張感もありましたが、向うの人達が楽しく接してくれたので、にぎやかに、相手の文化や学校生活を知ることが出来ました。2回目は主にフリートークで、積極的に話すことが出来ました。



また、習い事の英会話では、外国人の先生やクラスの違う子と英語で会話したり、リモートで海外の人達と繋がったりすることが出来ました。

海外の人達の英語はきれいで、まるで映画を見ているようでした。韓国とはまた違う新たな文化を知ることが出来ました。

この経験を生かして次は留学などを通して、もっと身近な異文化を感じたいという思いが強くなりました。伝えたいことを積極的に伝えていくことが、大切だと学べました。(廿日市市 女性15)

◆私など、異文化に直接接したのは、30過ぎてからだ。最初はシンガポールにかみさんと10日間の旅をした時。その次は、視察で欧州5カ国を2週間かけて回った時。中学時代からこのような異文化に触れる機会がある現代っ子が大人になったら、さぞかし日本文化、社会慣習も大きく変わるだろうなあ。