今日の画像は、スイスアルプストレッキンのスナップ『インターラーケンへの車窓から』、北大路欣也主演の『藤沢周平原作・三屋清左衛門残日録』、奥穂のジャンダルムより厳しく、難しい北穂高の『迫力抜群のゴジラの背を進む麻莉亜』。そして、いろとりどりの『ペチュニア』です。ペチュニアは、今、本当に街中の花壇花になっていますねえ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■■小室甚八は、まだ20代半ばの若い男だった。小室は、安富源太夫が腹を切った時、的場町の木戸に勤めていた足軽である。小室の母と思われる女性が、部屋に上がってくれとしきりに勧めるのを固辞して、清左衛門は上がり框に腰掛けながら質問した。

 

『源太夫は、下城の人々が広場に表した頃になって腹を切ったと聞いたが、本人が広場に来たのは、すると七ツ(午後4時)頃のことになるのかな』

『いえ』

小室は、いまは隠居しているとはいえ、ついこの間まで藩の用人を勤めた清左衛門が、単身で組屋敷を訪ねて来たことに動揺しているようでもあった。緊張した顔で答えた。

 

『安富さまが広場に現れたのは、もっと前でした』

『ほう、いつごろかの?』

『おっしゃる時刻より半刻(1時間)ほど前、八ツ半(午後3時)頃ではなかったかと思います』

『なるほど。で、源太夫はずっと高札場のところに立っておったのか』

 

『いえ、広場の中を行ったり来たりしておりました。かなり、眼につく動きでした』

『ふむ、それで?』

『は?』

『いや、それからいかがいたしたかな?』

『そんなわけで私は安富さまをずっと眺めていたのですが、やがて下城触れの太鼓が鳴って、お城をさがって来た方々が広場に姿を見せると、大声で叫び始めたのです』

 

『話しかけるというのではなく、叫んだのだな?』

『はい、叫び声でした』

『狂っているような声か』

『さあ、どうでしょうか。とにかく、大きな叫び声でした』

 

『よろしい。その時、安富は城に向かって声を出していたというが、まことかの?』

『お城に向かってというか、御門を守るわれわれの方を向いていたことは確かです。つまり、高札場を背にしていたのです』

 

『待った。そうか、その時は安富はもう高札場の前に立っていたのだな』

『そうです』

『よくわかった。それでは・・・・』

と言って清左衛門は、若い足軽の緊張を解きほぐすように、微笑してみせた。

 

■■<異常なる大川原化工機起訴取り消し⑦ 『重い検察の責任』>警察の内部文書によると、地検は、公安部が作成した初期の捜査メモの中に『経産省内部にも、弁護人が主張するような見解があった』と指摘し、起訴取り消しの理由の一つに挙げていた。

 

社長らを起訴した検事は、国家賠償訴訟に証人として出廷し、捜査メモを起訴前に見たかと問われ、『見ていない』と証言している。

 

公安部は起訴段階では地検に捜査メモを提出していなかったものの、地検は初公判に向けた準備の過程でその存在を把握したとみられる。検事は『疑いを持たなかった。起訴判断に間違いはなく、謝罪の気持ちもない』と述べた。

 

しかし、ある検察幹部は『起訴に堪えられない証拠があることに気付かずに一度は起訴した。今回の起訴取り消しは、警察だけでなく、捜査をチェックする立場としての検察の責任も重い』と、起訴した検事の言葉を否定した。

 

公安部は殺菌解釈を意図的にゆがめたのか――。大川原化工機側は『公安部は自らの見立てに沿う証拠を作成し、不利な証拠を検察に隠して立件にこぎ着けた』と主張する。都側は『日本の輸出規制では「殺菌」にはあらゆる方法が含まれ、公安部の解釈は不合理ではない』とし、事件の『捏造』を全面的に否定している。

 

訴訟は9月に結審しており、判決は12月27日に言い渡される。

 

◆この事件では、このような毎日新聞の『事件そのもの』の問題は大きくあるが、それ以上に、違法ともいえる被告の拘束が長く続き、うち1人は死亡した。これは重大な人権侵害である。保釈を認めなかったのは『証拠隠滅の恐れ』と検察はいうが、この程度の機器にどんな証拠隠滅の恐れがあったのか、明らかにしてほしい。まさに、権力の乱用であり、重大な人権侵害である。

 

■■<驚いた、国沢光弘『MX-30ロータリーEVの試乗車、なんと関東マツダだけで103台!』>驚きました! MX-30ロータリーEVの試乗車、関東マツダだけで103台あるという! 関東マツダの店舗数は115なので、ほぼ全てのディーラーで乗れる。さて、エンジン車の販売停止までカウントダウンが始まっている。現時点でMX-30以外にロータリーPHVを搭載する計画はないようだ。となれば今から開発したって2年掛かる。2026年です。トヨタの新世代EVが出る頃。

 

そしてエンジン搭載車を販売出来る年数は少ない。早ければ2030年。遅くとも2035年。以下、私がマツダの経営陣だったら、という戦略です。①まずMX-30ロータリーEXの販促活動を思い切り行う。②手応えあればすぐCX-30などへの搭載拡大を考える。2017年にデビューしたCX-5をフルモデルチェンジするなら、搭載する方向で。CX-5、モデルチェンジするのか不明ですけど。

 

当然ながらJMSに出展した『アイコニックSP』もセット。ロータリーエンジンの手応えあれば2ローターの16Cを開発し、MX-30ロータリーEVのノウハウ使って市販へ。ただ販売可能な年数や開発期間、コスト、売れそうな台数を考えると、下を見て800万円級。ハードル高いです。③たくさんの人に乗って貰い反応悪ければMX-30ロータリーEVだけで終了し、損切りする。

 

私は③の可能性が最も高いと思う。したがって最後のロータリーエンジンを味わいたい人は試乗しておくことをすすめておく。20年後『最後のロータリーに乗ったよ』と話が出来る。もちろん試乗して気に言ったら買っていい。間違いなく希少車です。また、たくさんの試乗車があるため、半年くらいしたらコンディションの良い中古車も出てくるだろう。

 

試乗時のエンジンの掛け方だけれど、車検時のモードがあるため簡単。サービスマニュアルに記載されているのでディーラーで教えて貰えばいい。走行中にエンジン掛けたいならバッテリーの充電目標を70%とかにしておき、チャージモードを選ぶ。Dレンジでブレーキ踏んだままアクセル踏む方法でもエンジン掛かるけれど、まぁまぁ危険なのでやめておくこと。

 

◆マツダは本気でPHEVを売る考えのようだ。REを使ったジェネレーターは、スタイリング上車高が低くなり、とてもメリットがあるそうだねえ。欧州ではすでに展開しており、中国でも近々出すようだ。中国が第2の収益源になると面白いがなあ。国光の想定する③のラインは、無用と、拙者は見るがねえ。マツダの最近の中国でのリカバリー状況はすごい。撤退して負け犬になった三菱とは真逆だねえ。

 

■■<『news zero』有働キャスター後任に藤井貴彦アナが起用された事情>日本テレビ系の夜の報道番組『news zero』のメインキャスター、有働由美子キャスターが2024年3月をもって番組から卒業することが発表された。

 

2018年、NHKを退社し、マツコ・デラックスの紹介で同じ芸能プロダクション『ナチュラルエイト』に所属した有働由美子。民放初の仕事は、『~zero』よりも前、事務所の先輩、くりぃむしちゅー上田晋也がMCを務めた『開局65年記念番組 日本テレビ+ルーブル美術館「その顔が見たい!」』(日本テレビ系)だった。

 

フランスまでロケに行き、パリ市内で様々な魅力を持つ女性たちの顔を直撃リポートしたり、ルーブル美術館では歴史的名画の秘密に迫ったりした。

 

『やはり有働さんは“持っている”と評判になったロケでした。なんと取材中、置き引き犯と遭遇し、有働さんが走って犯人を追跡するというシーンがありました。スタッフの指示ではなく、有働さんの身体が自然と動いた結果です』(制作会社スタッフ)。

 

ロケもスタジオ出演も果たし、その後の『~zero』出演は既定路線だったと思われる。これまで同番組は小林麻央さんや山岸舞彩さんら、男性視聴者にアピールできる『セント・フォース』所属の女性キャスターを起用してきた。が、『有働キャスターがメインになってからは、NHKの「あさイチ」時代から彼女のファンだった女性視聴者を連れて来た』(同)。

 

裏番組と比較しても視聴率は良かったし、最近では櫻井翔のコメントに注目が集まるなど番組の話題性も抜群だったのに、メインキャスターを日本テレビの藤井貴彦アナへ交代させるのだ。『原因は、1本100万とも言われる有働キャスターの高額ギャラと噂されています。どこのテレビ局も各番組の予算削減はハンパなくて、視聴率でも好感度でも申し分なかった有働キャスターにまで影響が及んでしまった。でも藤井アナはいま、「好きな男性アナウンサーランキング」の1位ですからね』(番組関係者)。

 

同期入社で、共に長身であるため『日テレのツインタワー』と呼ばれた相方・羽鳥慎一が同ランキングの上位に位置しているのを見るたびに『私には縁のないこと』『羨ましすぎて見ないようにしている』などと自虐的に言っていた藤井アナがここまで人気を上昇させたのは、コロナ禍、感染者数が発表された後の視聴者に寄り添ったコメントが評判になったからだ。

 

『毎日、異なる文言で、カメラをしっかり見ながら、戸惑ったり不安になったりしている視聴者に想いを伝えていましたね。それからは同期の羽鳥さんとバラエティ番組に出演したり、「踊る!さんま御殿!!」に出たりと、今頃になって日テレが藤井さんを売りだそうとしている理由がよくわかりました』(テレビウォッチャー)。

 

夕方の激戦区でトップを走り、女性視聴者にも好感度の高い藤井アナは、有働キャスターの穴を十分埋められると判断されたわけだ。

 

◆日テレも『有働なかりせば』ではなかったんだね。少し残念だが。

 

■■<山本由伸に『複数球団が3億ドル超えのメガオファー』 MLB“史上最高額”の可能性も> 熾烈な争奪戦が、日本が生んだ怪腕の価値を高騰させている。

 

現地時間12月16日、米スポーツ専門局『CBS Sports』のアナリストを務めるジム・ボウデンは、今オフにオリックスからポスティングによるメジャー移籍を決めた山本由伸に対し、ジャイアンツとレッドソックスが、総額3億ドル(約435億円)を超えるオファーを提示したと伝えた。

 

いまだメジャーリーグでは一球も投げてはいない。だが、NPBで史上初となる3年連続の投手4冠をやってのけたエースの価値は天井知らずで高まっている。千賀滉大や鈴木誠也のメジャー移籍をサポートした大物代理人ジョエル・ウルフと契約して迎えた今オフの山本は、すでにメッツ、ジャイアンツ、ヤンキース、ドジャース、フィリーズと直接交渉。争奪戦はかなりのヒートアップをしていた。

 

そうしたなかで、複数球団が“超”が付くメガオファーを提示している。これまでメジャーリーグのなかで、総額3億ドル以上の契約を結んだ投手はヤンキースの剛腕ゲリット・コール(9年3億2400万ドル=約469億8000万円)だけ。山本には投手史上最高額を超える可能性がある。

 

ボストンのニュースサイト『Boston.com』は「25歳のヤマモトはいまだメジャーリーグで投げた経験はないが、3億ドル以上のオファーを受け取る可能性はますます高まっている」と指摘。「今は彼の決断を球界全体が待っている状態だ。数日以内に決まれば、その他のフリーエージェントの投手市場がドミノ倒しのように一気に動き出すだろう」と今後の動きを予想している。

 

高騰の一途をたどっている山本の去就はいかなる決着を見るのか。クリスマス前までに決まると見られる交渉の行方を世界が見守っている。

 

◆日本人選手の価値はどんどん高まるねえ。これも先人、野茂を中心とした先輩達のお陰でもある、ナ。素晴らしい!