今日の画像は、北アルプス『奥穂高への道818』、自然美が完全な形で残る『上高地 岳沢湿原の猿』、永遠の若大将『加山雄三』、奥穂のジャンダルムより厳しく、難しい北穂高の『迫力抜群のゴジラの背を進む麻莉亜』、北海道生まれ『ニトリの全国紙宣伝ページ』。そして、黄色が美しい『キバナコスモスⅢ』です。キタテハがポーズを作ってくれました。

あの、大学劣等生『似鳥昭雄』が、よくもまあ自分が始めた事業をこんな大企業に成長させたたもんだと、感心しますねえ。東大卒ではありません。札幌のまあ、2.5流私立大を、すれすれで卒業した、いわゆる劣等生ですね。それでもこれくらいの大事業を成功させます。『若人よ、大志を抱け』、です。

 




























        <十方山>




■■『国家試験を受けたいのですが』。黒澤監督に直談判した。『赤ひげ』の撮影に入っていたが、僕は小型船舶操縦士の免許を取りたかった。1964年6月のことだ。

あのころは年に何本も映画を掛け持ちしていたが、黒澤作品の撮影に入ると、監督の意向で1本に専念させられる。目の回る忙しさから解放され、僕はうれしくてたまらない。『白黒作品だから、日焼けしてもいいですよね』。監督のお墨付きを得て、毎日泳いで真っ黒になっていた。

『船の免許です。三船さんも一緒に受けるんです』。共演の三船さんも船が好きだった。一緒に休みをもらい、横浜の試験場へ出掛けた。三船さんはあっと言う間に答案を書き終えてしまった。大丈夫かなと思ったが、無事二人とも合格した。

僕はその後、折に触れて免許のランクを上げ、今は『大型5級海技士航海科』を持っている。かなり大きな船の船長が出来る資格だ。

船は大学時代まで手作りしていたが、俳優になってからは、設計は自分でやり、後はプロに任せて建造してもらうようになった。第1号が『ドカベン号』。自分のニックネームを船名にして、船体に『DOKABEN』と大書きした。大型エンジンを搭載し、相模湾や伊豆七島あたりを快調に飛ばしていた。

その後、撮影で使った中古船を手に入れ、『若大将号』と名付ける。これはゲンの悪い船で、火災と座礁のダブルパンチで壊れてしまった。次に2年がかりで設計・建造したのが、総トン数17トン、全長12.75m、定員12人の『光進丸』だ。進水は64年8月。小型船舶免許を取ったのもこの船のためだ。

丁度その頃、秋に開幕する東京オリンピックの競技場として、江ノ島にヨットハーバーが出来た。オープンの日に光進丸で乗り付け、いち早くホットクラブのメンバーになった。僕は江ノ島に停泊させた光進丸で寝泊まりし、自炊するようになった。

光進丸は『海の若大将』(65年)に出演している。船長役は僕の演じる若大将ではなく、田中邦衛さんの青大将。迫り来る船にあわや衝突というところで若大将が救う。そんなシーンがあった。

特撮でも吹き替えでもなく、僕は自分の船で危険な撮影に挑んだ。船がすれ違いざまにぶつかりそうになると、相手との間に波の壁が出来る。それを経験で知っていた僕は、ぎりぎりのところで対抗する船をかわした。スタッフは肝を冷やしていたが、監督は大満足だった。

借りたモーターボートに乗っていて、激突したこともある。雑誌の撮影で、三船さんが助手席に同船していた。前を観光船が横切ろうとしたため、僕は右にかわした。ところが右後方についてきたカメラマンの船は気づかず直進し、僕らがいた運転席の後にぶつかりながら乗り越えていった。エンジンが落ちて船は使い物にならなくなったが、けが人が出ずにほっとした。

『光進丸よ 俺を銀色の海へ誘え・・・』。松本隆さんが78年に作詞してくれた『光進丸』という歌のモデルは、69年に進水した『2代目光進丸』だ。現在は82年に完成した『3代目光進丸』に乗っている。

『4代目』も設計図だけはとっくに書き上げている。全長64m、定員24人の立派な船だが、膨大な費用がかかる。これを実現させるのが、僕の夢だ。



■■<岸田首相よ、『これが未来に向いた対策か』>日本経済は歴史的な転換点にある。四半世紀ぶりにデフレから脱し、物価も賃金も上がり、GDPが増える普通の経済に戻るチャンスである。

10年に及ぶ異次元緩和でも達成出来なかった物価目標の2%は、新型コロナ禍とウクライナ危機に伴う世界的インフレと円安という外的ショックでいとも簡単に超えた。

これが起点となり企業は賃上げに動き、物価上昇→賃上げ→成長への好循環の芽が出始めている。コロナ禍の2012~22年度は年間30兆円規模の補正予算が組まれた。未曽有の感染症危機に緊急支援は必要だったが、コロナ禍が終わり需要不足も解消する中で、大規模な財政刺激はもはや不要だ。

その点で今回の政府の対策の目玉とされる所得税減税は理解に苦しむ。物価対応の支援ならば生活困窮者に絞った給付金のほうが即効性もある。岸田首相は否定するが、インターネット上で増税を批判されたので、慌てて減税を打ち出したと見られても仕方がない。

長いデフレ均衡経済では物価も賃金も上がらず、異次元緩和で金利もゼロ、市場機能や経済のダイナミズムが失われてきた。物価が下がり現金の価値が上がる、デフレから脱しつつある今、企業は手元資金を投資や賃上げに使い成長を主導すべきだろう。

賃金の底上げを目指すならば首相が『30年半ば』とした最低賃金の時給1,500円への引き上げを前倒しにし、低所得者支援と産業の新陳代謝を同時に進めればよい。

経済安全保障や防衛力強化など国のお金が要る分野はあるが、経済の主役はあくまで民間だ。日本経済は、非常時に用意した成長を支える『補助論』は外し、自立走行に移行する時ではないか。

日本の名目GDPがドイツに抜かれ、世界4位に転落するという国際機関の見通しが話題になったが、その理由は円安だけでなく中長期の日本の成長力低下だ。成長力底上げに必要なのは一時的な需要追加ではない。

潜在成長率上げにつながる規制改革や、将来不安を除く社会保障・財政構造改革も重要となる。目先の選挙ではなく未来世代と向き合う政策を求めたい。(日経 藤井彰夫筆)



◆『1人、4万円の減税』のアドバルーンが上がって、即、私は何のため、と首をかしげた。全国民が対象だから、『選挙目当て』と受け取られても仕方ない。首相は『経済浮揚のためのカンフル剤』とか言っているが、たかが4万円、これで日本の経済、景気が劇的に変わるということは、絶対にない。よしんば生活防衛支援であるとすれば、低所得者層に、1人10万円でも打ち出すべきだ。年収1,000万円の人に、4万円の減税はなんら効果がない。どうも、今回の対策で、岸田内閣は『死に体内閣』に成り下がったねえ。諸調査で、自民党の支持率より内閣支持率が下回る、珍現象が起きている。

時あたかも、東京江東区の区長選挙で、法律違反が摘発された。選挙運動期間に、個別訪問や選挙民を対象とした通信物は、禁止されているのは一般的な常識である。それを、法務副大臣になる輩が違反を主導して行ったというのだから、お粗末極まりない。この議員、柿沢某は、親から票田を受け継いだ二世議員だ。選挙の常識を持たない輩だ。でもな、あの河井夫妻、5千万円を支給した、自民党本部の調査はやっているのか、放置しているのか。人の噂も75日とばかりに、国民、選挙民への報告義務が果たされていない。

次期国政選挙では、自公で議席過半数割れは必至であろう。国民もいつまでもだまされ続けられるものではないのだ、な。


■■<加藤綾菜、地元の広島のお土産店で受けたサービス『加トちゃんに食べさせてあげて』>45歳もの年の差婚で話題となったおふたりも、今年で結婚13年目。変わらずラブラブで、加トちゃんへの愛情は増すばかりとか。『私の趣味は加藤茶です』と言い切る綾菜さんに加藤家の日常を届けていただこう。

◆『お土産店では「加トちゃんに食べさせてあげて」』  先日久しぶりに広島へ帰省してきました。加トちゃんはお仕事があったので、今回は東京で愛犬と一緒にお留守番。
普段、連日家を空けることはほとんどないので、留守の間の加トちゃんが心配で3日分の食事を用意して、しっかり食べてもらえるようリストも作りました。飲み物も4種類ストックを並べて準備は万全!

いつも以上に心配性になってしまいました(笑)。広島へ帰る日も朝から夫婦でお仕事だったので、品川駅まで加トちゃんとマネージャーさんが見送りしてくれました。



今回の広島帰省の目的は友人と両親との旅。広島の観光地といえば世界遺産の宮島嚴島神社と原爆ドームです。午前中は宮島に渡り、揚げもみじ饅頭を食べたりしながら景色などを楽しみ、いろんなところを歩き回りました。途中で鹿さんに会ったり、加トちゃんにお土産を購入したりと優雅な旅。

お土産屋さんで、私に気づいてくれた店員さんが『加トちゃんに食べさせてあげて〜』と大量のお饅頭や煎餅をくださり、加トちゃんはどこへ行っても愛されてるな〜と実感します(自宅に帰り、渡すと『本当にうれしいな~』と、加トちゃんも喜んでいました)。

そして午後は原爆ドームと平和記念資料館へ。15回くらい来てますが平和記念資料館がリニューアルしてからは初でした。友達は涙をこぼしながら見ていました。今も世界で戦争が起きていますが、戦争ほど残酷で悲惨なものはないと改めて思います。

とにかく、目の前の人、周りの人を大切に。それが連鎖すれば世界は平和になるのでは、と思わずにいられません。世界平和を切に願います。

夜になり、加トちゃんに電話したところ“ひとりでも楽しかったけど暇だ”と、寂しそうにしていたので鈴木奈々ちゃんに電話して加トちゃんを見に行ってもらいました。すると、奈々ちゃんパパと加トちゃんの3人で仲良くしゃぶしゃぶに行ってました。

◆『広島から帰省すると』  『綾ちゃんがいないと家のこと何にもわからなかった。綾ちゃんいつもありがとう』と、優しい言葉をかけてくれました! たまには数日離れるほうが夫婦円満だな……と感じた瞬間でした(笑)。

◆『かとう・あやな』 2011年に加藤茶と結婚。夫を支えるため「介護職員初任者研修」(旧ホームヘルパー2級)、「介護福祉士実務者研修」(旧ホームヘルパー1級)を修了。

◆少し前に、お二人が『徹子の部屋』に出演されたのを視聴したが、なんともまあ、愛らしいカップルではありますねえ。美しい。


■■<毎日新聞『脳トレ川柳』>
 辛抱した妻に感謝の60年 (埼玉 倍喰84)
 見えを張りボリューム少し下げる爺  

            (奈良 すがわの宮70)
 いつからか証明無しでシニア割 (大阪 後藤和代74)
 『夕食はあるものでいい』がシャクの種  

            (東京・太田 雀子80)
 四季の歌昔の情緒どこへやら (藤井寺 井上良登72)

 

 次々と仕事をくれる庭の草 (和歌山 婆やん96)
 熱心なセールス老いの一喝で (いわき ケンジー83)
 衣替え年に二回のファッションショー 

            (富田林 美和ちゃん73)
 音たててタクアンをかむ姉白寿 

            (久留米 井上節子94)
 百歳を夢見る主婦は仲がよい (大阪 片岡松枝94)

 

 総入れ歯への字の口で支えてる (千歳 岩谷信衛80)
 三人目孫でき生きる欲三倍 (宇陀 牧野フミコ76)
 羽生さんの一手詰めならまだ解ける  

               (福岡 忘コリタ87)
 裾上げてウエスト緩める衣替え (佐賀 近藤威子79)
 こみ合えばお互い様とゆず席 (津 浜口則之82)

 

 寡婦二人亡夫の愚痴で花が咲く (周南 生涯乙女70)
 豚肉の代わりの鯨今は夢 (札幌 新田政章71)
 この脳はいい記憶だけ覚えてる (香芝 亜月71)
 来年も生きてやるぞと暦買う (芦屋 あかねたん75)
 もう少し老いの扉は閉めておく (東広島 増田均65)


◆『脳トレ』・・・テレビや雑誌でもよくみかける『脳トレ』は、『脳力トレーニング』の意味で、本来は認知機能を改善し、記憶力や集中力などを鍛えるトレーニングのこと、だそうだ。しっかり鍛えて、ボケ防止、なのだな。いずれも素晴らしい。



■■<『米WeWorkが経営破綻』 資金繰り悪化、自力再建を断念>経営不振に陥っていた米シェアオフィス大手ウィーワークが6日、経営破綻した。同日に日本の民事再生法にあたる連邦破産法第11条(チャプター11)の適用を申請した。新型コロナウイルス禍以降のオフィス需要低迷に加え、足元の金利高で資金繰りが悪化し、自力再建を断念した。

6日夜、米国でチャプター11の適用を申請したと発表した。裁判所に提出した資料によると、総負債額は100億〜500億ドル(約1.5兆〜7.5兆円)の範囲になる。23年6月末時点では、約150億ドルの資産を保有する一方、負債は186億ドルで債務超過に陥っていた。



6日、破産法申請の影響を受ける事業は米国と別途申請をしたカナダだけで、その他の国・地域の事業は影響を受けないと説明した。ウィーワークのデビッド・トーリーCEOは破産法申請を巡る再建プロセスについて「遅くとも24年の第2四半期(4〜6月期)には抜け出せる」との見通しを示した。

◆確か、ソフトバンクがここに1兆5千億円程度投資していたねえ。いくら戻るか、だなあ。相当な痛手にはなるだろうなあ。