今日の画像は『奥穂高への道603 奥穂高下山・横尾~上高地』、史上初日本代表監督を8年連続で務める『広島出身の森保一監督』、日欧で販売されるロータリーエンジンを搭載したマツダの『PHV MX-30』、新潟沖の浅瀬で座礁した海保の巡視船『えちご』。そして、目にまぶしい『白いマツバギク』です。普段見るマツバギクは赤紫色が多いですが、この白いマツバギクもなかなかの明媚なる花ではありあmす。

海上自衛隊といい、海上保安庁といい『運航中の座礁とは、プロのやる仕事ではない』なあ。まさに給料泥棒と言われても仕方がない様ではあるなあ。困ったもんですねえ。

 

 

 


             <座礁した『えちご』>






























■■■2022年カタールW杯は、森保ジャパンはベスト8戦で、惜しくもPK負けはしたものの、リーグ戦で欧州強豪のドイツ、スペイン戦を勝ち抜き、ベスト16に進む快挙を挙げた。その監督森保一は、2018年7月に五輪監督を兼務のまま、日本代表の監督に就任。そして2022年11月、W杯一次リーグで、ニカラグアに惜敗したもの、欧州の雄ドイツ、スペインを下し、決勝トーナメントベスト16に進出。改めてその手腕が世界中で高く評価された。実は、森保一の監督職への就任は、2012年のサンフレッチェ監督就任からひもとかれる。サンフレ監督在職5年のうち、3回も優勝するという快挙を挙げた。その延長線上に日本代表監督就任があった。その、サンフレッチェで森保新監督を生んだ物語をアップする。

■■今回のシーズンは組織的守備の強化に着手した関係上、選手達にしてみると以前よりもチームとしての規律についての注文を受けることが多くなったと思う。その影響で、規律面を気にするあまりに、のびのびとプレーすることが出来ていないケースがあるようにも見えた。最低限の規律は必要なのだが、そこの部分に過度に縛られることは避けなければいけない。ボクとしては、選手達が持っている力を最大限発揮出来る環境をつくってあげることの重要性を再認識したシーズンとなった。

選手達には、学んでもらいたいし、与えてあげたいし、教えてあげたい。ただ、それらの行為を高圧的な物言いで頭ごなしに押し付けても効果は上がらない。監督だからといって、やることなすこと全てが正しいとは限らない。自分にとって必要なことを選手自らが気付くように導いてあげられるかどうかが、監督にとって大切になってくる。

◆試合前には、例えば『開始から10分くらいは前からプレッシャーをかけていこう』と指示したりする。ずっとプレッシャーをかけ続けると体力的にもたないし、そこで疲れてしまうと攻撃に転じた際のパワーの大きさに影響が出るわけである。

サンフレッチェの場合、個としての特徴が攻撃能力の方にある選手が多いので、やみくもに前からプレッシャーをかけに行くと、かわされてピンチになったりもする。さじ加減が難しいのだが、状況によって『開始から10分くらい』と限定し、無断な体力消耗を抑えつつも、まずは前への推進力を持たせるように図った。

そして、終わってみれば、一度も連敗がなかった。最も足踏みしたのは28節からの3試合で2分1敗だった。だがその間の相手は、横浜FM、柏、G大阪と力を備えているチームばかりだったので、仕方がない結果だったともいえる3戦だった。

つまりは、優勝へのプレッシャーがのしかかってきた最終盤の時期以外は、苦境に陥ることが全くといっていいほどなかった。もしも、そういう状況にはまっていたらと考えると、少し怖いし、そこから抜け出す術にきっと明確な正解はないだけに、はまったとしたら苦労しただろう。

加えてショッキングな敗戦がほとんどなかったのも、非常にありがたかった。29節の柏戦で1度だけは試合終了直前の失点で敗れたものの、その時点では負けても落ち込まないだけの精神力が選手の中にすでにもう宿っていた。気持ちを切り替えることがすぐに出来た。けれども、そういう負け方が終盤戦で出ていたならば、様子は少し変わったものとなったであろう。

結びの一言として結論づけて言うと、基本的には選手達に一定レベル以上のクオリティーがあって、一つのことをみんなでしっかりとパーフェクトに積み上げていけば、結果は自ずと伴ってくるのではないか。ボクは、実は現役時代からずっとそんな風に考えてきた。逆に、結果が出ないとすれば、どこかでその積み上げが不十分だから。選手だった時のサンフレッチェでは何かが足りなかったので、年間王者の座に手が届かなかったのだろう。

今は監督の立場となり、選手時代にはかなわなかった、チーム全体としての積み上げを手を抜くことなく実践しているつもりである。一日一日の積み上げこそが大事なのだということを、今回の優勝によって立証出来たのではないかと感じている。

◆2012年 J1最終結果
         勝ち点   得失点差
  1位  広島   64    +29 
  2   仙台   57    +16
  3   浦和   55      +5
  4   横浜F   53     +11
  5   鳥栖   53     +9
  6   柏     52      +5
  7   名古屋  52      -1  
  8   川崎   50     +1
  9   清水   49      -1
  10     FC東京   48         +3
  11   鹿島   46       +7
  12   磐田   46       +4
  13   大宮   44        -7
  14   C大阪   42          -6
  15   新潟   40          -5
  16   神戸   39          -9 →J2へ降格
  17   G大阪   38           +2 →J2へ降格
  18   札幌   14           -63 →J2へ降格

 

◆この年は、終盤仙台と首位争いをしたが、仙台が黒星を続けて、脱落してくれたんだよね。やっぱり優勝をどう意識するか、させるか、が監督の手腕の差だったんだねえ。森保はこの時から監督業で突出する能力の片りんを見せてくれたんだ。

■■<マツダが新型『ロータリーエンジン車』世界初公開! 11年ぶり、発電用で『MX-30』に>マツダは2023年1月13日、ロータリーエンジンを発電機として使用するプラグインハイブリッドモデル『MAZDA MX-30 e-SKYACTIV R-EV』を、欧州ベルギーで開かれているブリュッセルモーターショーで初公開した。

約11年ぶりの復活となるロータリーエンジン搭載モデルは、どのようなクルマなのか。MX-30は、2020年にマツダ初の量産バッテリーEVとして導入されたクロスオーバーSUV。マイルドハイブリッドモデルも一部市場向けにラインアップされ、マツダの電動化を主導してきた。

MX-30 e-SKYACTIV R-EVは、MX-30をベースに、バッテリーとしての使い方を拡張したシリーズ式プラグインハイブリッド車だ。バッテリーEVとして85km(欧州WLTPモード)の走行距離を備え、さらに発電によって長距離ドライブにも対応する。そしてその走行の全てはモーターで駆動なのだ。

このモデルの特徴は、発電機として採用したロータリーエンジン。ロータリーエンジン自体は、2012年の『RX-8』生産終了からおよそ11年ぶりの復活となる。今回新たに開発した発電用ロータリーエンジンは、必要とされる出力性能をコンパクトに実現できるロータリーエンジンの強みを活かし、高出力モーター、ジェネレーターと同軸上に配置してモータールームに搭載した。

そして、この電動駆動ユニットと17.8kWhのリチウムイオンバッテリー、50Lの燃料タンクを組み合わせて、独自のシリーズ式プラグインハイブリッドシステムを実現。普通・急速両方の方式に対応した充電機能や1500Wの給電機能、『EVモード』『ノーマルモード』『チャージモード』の3つの走行モードも備えるなど、ユーザーのカーライフをサポートする。充電は家庭用電源から採電できる。

ボディには、ローターの形状と電気を表す『e』を組み合わせた新しいロゴを付け、ロータリーエンジン搭載をさりげなく主張している。そして今回は、特別仕様車『Edition R』も設定。黒基調の内外装としながら、ルーフサイドにはマツダ初の乗用車『R360クーペ』のルーフ色を復刻したマローンルージュメタリックを差し色として採用している。

また、フロアマットやシートのヘッドレストには、ローターの形状を模した新ロゴやエンボス加工などの専用デザインを施している。

◆電動化商品に向けたアドバンスだねえ。ロータリーエンジンの給電機がどれほどのものか、これから実証されていくだろうなあ。


■■<『同盟しない、対抗しない、第3国をターゲットとしない』、習近平政権、ロシア見切りへ外交方針大転換> 昨年12月30日に中国の外交部長(外相)に任命された秦剛は年明けてから早速、活発な外交活動をスタートした。1月11日からアフリカ諸国への外遊を始めたのと同時に、アメリカ・ロシア・パキスタン・韓国の4カ国の外相とも電話会談を行い、外相としてのデビューを飾った。 

◆世界最大規模の中国コロナ感染爆発を放置する習近平政権、その『戦慄の思惑』   一連の電話会談のうち、秦外相が最初に行ったのは米国のブリンケン国務長官との会談である。1月1日の元旦、外相に任命されてからわずか2日後、秦外相はプリンケン長官と通話し、新年の挨拶を交わした上で『米中関係の改善と発展』を語り期待を寄せた。  

外相に任命される直前まで、秦は駐米大使を務めていたから、外相になって初めての電話会談相手が米国務長官であることは自然の成り行きとは言えるが、最大の友好国家であるロシア外相との電話会談をその後に回したことはやはり違和感を感じさせる。中国の外交姿勢に何かの変化が起きているのではないかと思いたくなるのである。  

ロシア外相との会談が実現されたのは1月9日、米中外相電話会談から8日後のことだ。同じ9日に秦外相がパキスタン、韓国外相とも電話会談を行ったから、ロシアとの関係を『特別視しない』という中国側の姿勢はそこからも伺える。  そして中国外務省の公式発表では、秦外相は『予約(要請)に応じて』、ロシアのラブロフ外相との電話会談に臨んだという。それは要するに、『向こうからの要請がなかったら電話会談をやっていないかもしれない』ということを暗に示唆しているような表現であるが、わざと『要請されての電話会談』を強調するのにはやはり、ロシアとの距離感を示す狙いがあるのであろう。その一方、米国務長官との会談に関しては、中国側は『要請されて』との表現を使わなかった。

◆『3つのしない』とは   肝心の中露外相会談の中身となると、中国外務省の公式発表では、秦外相は電話の中で『中露関係の高レベルの発展』に意欲を示しておきながらも、『中露関係の成り立つ基礎』として、『同盟しない、対抗しない、第3国をターゲットとしない』という『3つのしない』方針を提示したという。  

この『3つのしない』方針の意味合いを1つずつ考えてみると、『第3国をターゲットとしない』とは当然、アメリカ・EUの存在を強く意識したものであろう。つまり中国の新外相はここで、中露関係は決して欧米と対抗するための関係ではないことを、むしろ欧米に向かって表明したのである。  

もう1つ、秦外相はロシアに対して『対抗しない』との方針を示したことも大変興味深い。本来、『対抗しない』云々というのは、対抗している国同士間で関係の改善を図る時に発する言葉であって、友好国家の間でこのような表現を使われることはまずない。  例えば日本の外相はあえて、米国国務長官や英国外相やフランス外相に向かって『対抗しない』と語るようなことは考えられない。親密関係の友好国同士の間に、『対抗する』ことは最初から想定されていないからである。  

しかし中国の秦外相は、本来なら一番の友好国であるロシアの外相に対して『対抗しない』という言葉を何気なく使った。捉えるようによってそれは、ロシアとの今までの親密関係を頭から否定するような発言でもあれば、『中露は互いに対抗しなければこれで良い』という、中露観の親密さを打ち消すような『冷たい』言い方にもなっているのである。  そして『3つのしない』の一番目の「同盟しない」となると、要するに中国側は明確に、ロシアと同盟関係を結ぶ可能性を否定した訳である

◆それまでは『無制限の関係強化』だった   しかし、秦外相が示した中国の対露外交の『3つのしない』方針は実は、2021年以来の習政権の進む対露外交方針からの大転換である。  それまでに、中国の外相や外交関係者は中露関係についてどう語ってきたのか。いくつかの実例をあげてみよう。  

例えば2021年1月2日、王毅外相(当時)は人民日報からのインタビュー取材において、『中露間の戦略的協力は無止境、無禁区、無上限である』と述べ、中国はロシアとの間で軍事協力の強化や同盟関係の締結を含めた、全く無制限の関係強化に対して意欲を強く示した。  

2020年10月23日、中国外務省趙立堅報道官(当時)は記者会見で、王外相と同じ表現を使って『中露協力は無止境、無禁区である』と語った。そして2022年10月4日、王外相は新華社通信のインタビュ取材で再び、『中露関係は無止境、無禁区、無上限』と強調した。  

しかし、去年の年末に王外相が退任して前述の秦剛氏は新外相に就任した。そして、ロシア外相の初電話会談ではこの新外相の発する言葉から上述の『3つの無』は完全に消えた。その代わりに、秦外相はロシア側に提示したのは前述の『3つのしない』方針であるが、それはどう考えても、これまでの『3つの無』方針に対する明確な否定であって、習政権による対露外交方針の180度の大転換であると言っても過言ではない。  

『3つの無』の『無止境・無禁区・無上限』が明らかに、軍事同盟を含めた同盟関係結成の可能性を強く示唆した表現であるのに対し、秦外相の『3つのしない』方針は真っ先に、ロシアと同盟する可能性を明確に否定した訳である。

◆『戦狼・趙立堅、退場』  そしてその意味するところすなわち、習政権は今までの数年間の『連露抗米』戦略を放棄し、米国との関係改善を図る一方、ロシアとの親密関係を根本的に見なおす方針に転じたことである。  そう考えると、前駐米大使の秦剛氏を新外相に任命したのもまさにこのような外交方針転換の一環であって、そして秦外相は就任早々、一連の電話会談をもってこの新方針を実施に移し始めたと見て良い。  

その一方、今までに中国の『戦狼外交』の顔一つとして傲慢姿勢を貫き、欧米では受けの悪い趙立堅報道官は、秦外相の就任直後に表舞台から異動させられたこともまた、こうした外交方針の転換の現れであると理解できよう。  このようにして中国の習政権は、対ウクライナ戦争で『負け馬』となって『世界の大国』の地位から転落したプーチンのロシアに見切りをつける一方、経済の立て直しのためには欧米との関係改善を図ろうとしていることは分かる。  欧米との関係改善は中国の思惑通りになるとは限らないが、中露関係は新しい局面を迎えようとしていることは確実であろう。(石平)

◆一応『現代ビジネス-講談社』のもの。石平の筆なので、多少バイアスがかかった記事と見るべきだろうが、ポイントは間違っていないようだ。だとすると、ウクライナ停戦も近いか、な。頑張れ、ウクライナ、だ。


■■<自作詩『そら』>
 そらは、毎日かわる
 一日として同じそらはない
 晴れた日、雲った日、そして雨の日
 それぞれのそらがあるが、1年365日異なる

 そのそらを毎日眺めている
 なにやらこころが安らぐ
 そして少しの変化にも感動があり悲しみがある



 いちばんいいのは、真っ青なそらだ
 雲がある空も美しい
 特に秋のうろこ雲やすじ雲のそらは季節を感じさせる

 夕焼けそらもいい
 毎日色合いが違う
 夕焼けは真っ青な空より
 雲がまばらにでもあった方が絵になる
 ゆうひが落ちて、瞬間そらが真っ赤に染まる



 明日も晴れるか、な

 そらって、ふしぎな力を与えてくれる
 毎日みあげるが、あきない 


■■<海保の巡視船『えちご』、新潟沖の浅瀬で座礁>18日午前6時35分ごろ、新潟海上保安部の巡視船『えちご』から『浅瀬に乗り上げた』と同部に通報があった。えちごは新潟県柏崎市の椎谷鼻灯台から北西約1・1キロ沖合の浅瀬で座礁し、自力で航行できない状態になった。43人の乗組員全員が船内におり、いずれもけがはないという。

新潟海上保安部によると、えちごは当時パトロール中で、灯台が消えているのに気づいて確認のため近づいたところ、浅瀬に乗り上げた。浸水して船底に水がたまっており、油が漏れて周辺に幅約1メートルの帯状に広がっている。現状では沈没の恐れはなかったという。

◆まったく、何をやっているんだろうか。安全航行がまず第一なのに、それが実行できない海保なんて、意味がないなあ。