今日の画像は『奥穂高への道600 奥穂高下山・横尾~上高地』、史上初日本代表監督を8年連続で務める『広島出身の森保一監督』、1月3日の日本経済新聞に掲載された『ルイ・ヴィトンのカバー、3ページ全面広告』。そして、広島の『宇品港の風景』です。漁船やボート、貨物船と色とりどりに係留してあります。

カバー紙広告は、普通の新聞の上に前後ろ表紙を付け加えるもの。みたからには、まるでルイ・ヴィトン新聞に見えます。日経新聞のルイ・ヴィトンの広告料、どれくらいするだろうか。まあ1億円はくだらないだろうなあ。お金持ち、ルイ・ヴィトン、話題豊富なり、ですねえ。すごいです。

     <フジバカマに似ているが、葉が違うねえ>

 

 

 

 

 

  <5月のG7会場のプリンスホテルが見えます>

































■■■2022年カタールW杯は、森保ジャパンはベスト8戦で、惜しくもPK負けはしたものの、リーグ戦で欧州強豪のドイツ、スペイン戦を勝ち抜き、ベスト16に進む快挙を挙げた。その監督森保一は、2018年7月に五輪監督を兼務のまま、日本代表の監督に就任。そして2022年11月、W杯一次リーグで、ニカラグアに惜敗したもの、欧州の雄ドイツ、スペインを下し、決勝トーナメントベスト16に進出。改めてその手腕が世界中で高く評価された。実は、森保一の監督職への就任は、2012年のサンフレッチェ監督就任からひもとかれる。サンフレ監督在職5年のうち、3回も優勝するという快挙を挙げた。その延長線上に日本代表監督就任があった。その、サンフレッチェで森保新監督を生んだ物語をアップする。

■■練習メニューにしても、それほどバリエーションに富んだものではない。選手時代からいろいろ指導者に出会ってきたので、そうした経験上、アイデアは持っていたと自負する。だが、比較的シンプルなメニューで、シーズンを過ごした。

バリエーションが少ないと選手があきてくるのではないかという指摘が、よくされる。確かにそうで、ボクももちろんその点は認識している。しかし、バリエーションが多すぎると、それはそれで問題が出てしまう。

選手達は、監督に評価されたり、自分を成長させたりしたいから、与えられたものをしっかりと吸収していこうとの意欲を持って練習に臨んでくる。だが、バリエーションの過多は、ときとして選手達のその意欲をそぎかねないからだ。

水道の蛇口を開けっぱなしにしておいたら、コップの水は、やがてあふれてしまう。大きいコップに小さいコップ。容量は違うがいずれにしても蛇口を閉じないわけにはいかない。

つまり、異なるメニューを次から次へと与えると、『もうこれ以上は無理』との精神的満腹感を選手に生じかねさせないのだ。満腹感は、吸収意欲を失わせる。片っ端からなんでもかんでも吸収していくのは、現実的には無理なこと。吸収意欲をそがれてしまった選手達は、考えてプレーすることを怠り、そのメニューをただ単に消化するだけになる。それでは、練習の効果は上がってこない。

そうした理由から、それほど多くはないことを確実にこなしていく手法をとった。その代わりではないのだが、『選手達をあきさせないメニュー』という部分については、優秀なフィジカルコーチが12年シーズンからスタッフ陣に加わったので、結果的にフィジカルトレーニングの部分で取り入れていくことが出来た。松本良一フィジカルコーチが多彩なメニューを組んでくれたことが、チームに大きなプラスをもたらした。

◆練習メニューについては、ゲーム形式のトレーニング(紅白戦)になるべく多くの時間を割いた。あきさせないという観点からすると、ゲームが最も効果的だと思うからだ。そしてその際には、チームのグルーピングをよく考慮することにした。

週末に試合があるときの週の後半では、レギュラー勢を一つのチームにし、レギュラー同士のコンビネーションを上げていく。無論、試合で勝利を収めるための準備としてだ。そして、監督によってはそれだけの狙いしかない場合もある。外国人監督の場合は特にそういう傾向が強く、『全ては勝つため。勝たせるのがオレの仕事』という目的意識から、レギュラー組が常に練習の中心となる。だが、ボクは違うことも考える。

控えの選手達に対し、レギュラー組への競争意識を強く持ってほしいとの思いがある。例えば、控え組の方にいいプレーが出れば、『今のいいよ』とちょっとした声掛けで褒めてあげる。そうすることで、『よし、レギュラー組に勝ってやるぞ』と彼らのモチベーションが大いに高まれば、それだけプレーの質が上がって成長を遂げる。それに控え組が強い方が、レギュラー組にとっても練習の効果が上がる。強豪チームにおいては、控え組もかなりの実力を持つことが多く、紅白戦でレギュラー組を破ることがしばしばあったりするものなのだ。

◆2012年、第21~25節実績 
25節に首位にたったサンフレッチェは、最終節まで首位を守り通し、優勝した。
 第21節 大宮 2-1  1位
  22節 新潟 2-0  1位
  23節 FC東京 0-1  1位
  24節 磐田 1-1  2位
  25節 仙台 2-1  1位


■■<ブームか『マッチングアプリ婚 Ⅳ』、コロナで急拡大>『親には言えない』  自然と交際へと発展し、結婚を意識するようになった2人だが、その頃、彼らを悩ますようになったのは、それぞれの親にどのように報告するかであった。『余計な疑念を持たれても困るので、親に詳細は明かしません』(夫)。だが、妻の方はそこまで割り切れなかった。

『姉妹には正直に話しました。母はまだ説明すれば分かってくれそうだったので、ちゃんと明かしています。父は典型的な昭和の男性なので、反対はしないが彼のことをよく思わないだろうという懸念がありました。なので「友達の紹介」としています。本当は「友達の紹介してくれたアプリで知り合った」というのが正確なところなのですが・・・』。

家族には確実に祝福されたいという思いがあったが、恋愛や結婚をめぐる価値観の世代間ギャップは埋めがたい。出会いの経緯葉戦略的にデフォルメすることで妥協した。親族一同が集まった結婚式では『共通の趣味を介して知り合った』という説明にしたという。友人達には隠さずに堂々としている話も、いざ年長者も集まる場となると言葉を選ばなければいけない。微妙な配慮が必要だと考えた。

◆『コロナで急拡大』  宮下夫妻が結婚したのは2019年だが、コロナにおける人流抑制が強いフォローの風となり、この3年でさらにマッチングアプリは加速度的に普及している。2016年時点ではおよそ400万から500万ほどだったベアーズの利用者数はいまや1,500万人を突破した。

ベアーズの石橋社長は創業者の赤坂さんから会社を引き継いだ2代目社長。ベアーズは昨年10月にサービス開始10年を迎えるが、『会社としては第3フェーズに入ったところです。創設期、口コミ期、そして今はコロナ期ですね』。

2020年からの新型コロナ、アフターコロナ期に、ベアーズの会員数は169%増と勢いづく。コロナ下での新しい出会いの手段としてメディアからも注目を集めるようになったのだ。

この時期に、マッチングアプリは政治課題として捉えられるようになる。これまで述べてきたように、アプリ婚は少子化問題への処方箋となる得るものだ。より安心して国民に利用してもらえるよう、業界のガイドライン作成や認証制度などの環境づくりを急ぐべきだという意見が政界の内外から出てきたのだ。

1千万人を超える登録者を持つサービス上で、いかに犯罪を減らして健全な『出会い』の環境を作れるかが非婚化に悩むこの国が取り組むべき課題というわけだ。最王手のベアーズを運営する『エウレカ』が自民党の若手を中心に勉強会を重ね、経済産業省に中間提言を行ったのもこの時期と重なる。提言作成の中心を担い、第2次岸田内閣では小倉少子化担当相が取材に応じた。

『出会いがない、適当な人と巡り合えないという悩みはまさに私達がサポートできる課題です。オンラインでの「出会い」をいかに作るかについて公的な機関から提言がない状態が続いていたので、規制ガイドラインも含めて提言を作成しました』。(石戸諭筆)

◆若者達の歩む社会は、いつの世も大人達が経験したことがないような光輝く世界である。栄光あれ、幸多かれ若者達!


■■<福島第一原発 処理水放出の開始時期 春から夏ごろ見込む>東京電力福島第一原子力発電所にたまるトリチウムなどの放射性物質を含む処理水について、政府は、海への放出を始める時期として、ことしの春から夏ごろを見込むことを確認した。これは13日、総理大臣官邸で開かれた関係閣僚による会議で示されたもの。

福島第一原発にたまる処理水について、政府はおととし4月、国の基準を下回る濃度に薄めて海に放出する方針を決め、放出開始はその2年後程度をめどとしていた。

この方針を受けて東京電力は、ことし春ごろの放出開始を目指してきたが、13日の会議では、放出に使う海底トンネルの工事などにかかる時間を精査した結果、具体的な時期としては、春から夏ごろを見込むことを確認した。

また会議では、風評被害への対策について、『理解を醸成する取り組みが進展してきている』としたうえで、引き続き、漁業者をはじめとする地元住民や流通業界などとの対話や協議を重ねていく方針を確認した。

ただ、漁業者などを中心に風評被害を懸念する声は根強く、放出の開始時期が近づく中、対策を進めることで理解を得られるかが焦点となる。

宮城県漁協『断固反対であることは変わらない』。東京電力福島第一原子力発電所にたまる放射性物質を含む処理水の海への放出時期を、政府がことし春から夏ごろを見込むと確認したことについて、宮城県漁業協同組合の寺沢春彦組合長は、『漁業者の総意として、われわれが放出に「断固反対」であることは変わらない』と述べ、重ねて反対する考えを示した。

そのうえで『これまでにも風評被害は発生していて、なんの落ち度もない漁業者が不利益を被ることに不安を感じている。結果を実感できる対策を講じるよう、今後も国に求めていく』と述べた。

また、全漁連=全国漁業協同組合連合会の坂本雅信会長も『処理水の海洋放出に反対であることは、いささかも変わるものではない。引き続き、漁業者や国民への説明、風評被害対策のほか、処理水の安全性の担保などについて、国としての真摯な対応を求める』とするコメントした。

会議に出席した東京電力の小早川智明社長は記者団に対して、『国としては、さまざまなプロセスを総合的に勘案して、春から夏ごろという形で幅を持たせたと認識している。われわれの役割である工事の竣工と、しっかりとした運営ができる体制作りについては、引き続き、春ごろを目指していく』と述べ、会社としては春ごろの放出に向けて、準備を進めていく考えを示した。

また、地元への対応については、『地元の理解がしっかり進んでいる状況にはないと思うので、さまざまな不安と懸念に、しっかりと向き合って丁寧に説明を尽くし、1人でも多くのご理解を醸成できるよう努めていきたい』と強調した。

会議に出席した西村経済産業大臣は、閣議のあとの記者会見で、『情報発信の強化によって、理解醸成の取り組みを進めている。海洋放出に向けて、安全性の確保と風評対策の徹底に万全を期していきたい』と述べた。そのうえで、『放出後のモニタリングの強化や、被災地の水産物の消費拡大などの環境整備に取り組むと同時に、こうした取り組みについて地元のみなさんにも繰り返し説明していきたい』と述べ、地元の理解が得られるよう先頭に立って取り組みを進める考えを示した。

宮城県の村井知事は13日夕方、記者団に対し、『福島県や福島県内の自治体が理解を示したということで、春から夏にかけて放出することはやむを得ないものだと思う』と述べ、一定の理解を示した。

一方で、『放出されたとしても、県として、それ以外の方策も粘り強く求めていきたい』とも述べ、海洋放出以外の方策やトリチウムの着実な除去を引き続き、求めていく考えを示した。

処理水に含まれるトリチウムという放射性物質は、日本語では『三重水素』と呼ばれる水素の仲間で、水から分離して取り除くのが難しいのが特徴だ。宇宙から飛んでくる宇宙線などによって自然界でも生成されるため、雨水や水道水にも含まれるほか、通常の原子力施設でも発生し、日本を含む世界で各国の基準に基づいて、薄めて海や大気などに放出されている。

現在、処理水の一部にはトリチウム以外の放射性物質の濃度が基準を超えているものもあるが、東京電力は、改めて専用の浄化設備に通し、基準以下になるまで濃度を下げる計画。そのうえで海水を混ぜ、トリチウムの濃度を国の基準の40分の1に当たる1500ベクレルを下回る濃度まで薄めて、海に放出することにしている。

◆放射能汚染水処理の問題も、住民避難の問題も、すべて東電の責任だ。裁判では『想定を上回る津波』と認められはしたが、はっきりと言える古都は東電が発信した『絶対安全、安心の原子力発電』の肩書をしっかり守る姿勢に欠けていたと言える。

この汚水水処理で、なぜ沖合1キロの海底に放出するらしいが、風評被害を懸念するなら、素人ながら、多少の経費が増えたとしてもタンカーで日本の領海ぎりぎりの太平洋のど真ん中に放水する方法は考えなかったのだろうか。費用はかかるが、風評被害、被災地救済を考えれば究極の汚水処理方法を選択すべきだと思うねえ、東電、政府は。どうも拙速に感じるこの汚水処理であり、根本的な東電の原発爆発の無過失責任の追及が甘すぎると、私は思う。


■■<住民が守った『シジミ』>島根県の宍道湖のシジミから、体だけではなく、心にも素晴らしい滋養をもらった思いだ。それは『「汽水湖守った」 恵育んだ20年』という昨年12月13日付社会面の記事を読んだからだ。

汽水の宍道湖・中海を日本海から締め切る淡水化事業は、2002年に正式に中止された。それから20年、汽水湖特有の幸は守られ、シジミの漁獲量は過去最低水準に落ちた時期もあるが、その後は回復傾向にあり、全国一の漁獲量も維持しているという。

この事例で私が思うのは、いったん始まれば止まらないという公共事業に、単に歯止めをかけられたことだけではない。住民が水質やシジミが自分達にとってどうあるべきか、我がこととして考えた結果、54万人もの署名に繋がり、計画が中止されたことに注目すべきだと思う。

住民が主体的に我がこととして考えることこそ、民主主義の基本の基だと思うからだ。これがあれば日本もまだ大丈夫だ。(中国新聞投書 男性69)

◆宍道湖のシジミはつとに有名だが、保存、育成にこのような人達の支援、努力があったとはねえ。島根県の人口は70万人前後と思う。県外での署名運動もあったとは思が、なのに54万人もの署名を集めるのは一苦労も二苦労もあっただろうと思う。すごいことではあるなあ。


■■<『迷わない地図』の開発  起業の道、息子のため歩む>きっかけは、道を教えるのが苦手な長男だった。保育園では積み木を思うように組み立てられない。中学生になっても学校への道が覚えられなかった。それでも、自分で道を切り開く人になってほしい――。父親は勤めていた企業を辞め、身につける『迷わない地図』の開発に乗り出した。

昨年10月中旬、千葉市で開かれた先端技術の見本市『シーテック』の会場に、身振り手振りで製品の説明をする山中亨さん(46)の姿があった。東京都のベンチャー企業『フィービック』の代表だ。

社名と同じ名前の機器は、首に掛けて使う。重さは200g。スピーカーと振動装置が4つあり、専用のアプリに目的地を入れると、音声と振動で行き先を教えてくれる。『左側に赤と青の看板が見えると思うので、道なりに坂を上がってください』『山の緑がきれいですね。目的地まであと100mぐらいです。頑張ってください』。

長男が医師から発達障碍児だと告げられたのは4歳の時だ。『時間が経てば症状は改善するだろう』と思ったが、中学生になっても登下校の際に付き添いが必要だった。思春期を迎えてなお、親がつきっきりでいることに『子供の自立を阻害しているのでは』という思いもよぎった。

長男に『自分の力で社会に出る喜びを持ってほしい』と、IT企業を辞めてベンチャー企業に転職。大学院にも通い、朝から晩まで製品開発の基本やデザインを学ぶ生活を2年間続けた。

ルービックを起業したのは21年5月。まず、ぶつかったのは資金集めの壁だ。ある投資ファンドは社会的な意義は認めた上で、こう言った。『それはもうかるの?』。100社に断られた後、ようやく出資者を見つけ、新エネルギー・産業技術総合開発機構NEDOなどの支援も得られることになった。クラウドファンディングでの資金集めでは124人から64万円があつまり、たくさんの応援の声も開発継続の背中を押してくれた。

脳機能の障害に詳しい東北大学の鈴木匡子教授によると、道を覚えられないメカニズムは発達障害だけでなく、認知症や脳卒中の後などの高次脳機能障害としてみられることもある。厚労省の2016年の調査によると、発達障害と診断を受けた人は全国に48万1千人、高次脳機能障害では32万7千人と推定される。

ルービックでは昨年10月から機器の体験会を開き、利用者からの意見を集め始めた。順調に進めば、来年度中に生産を始める予定という。今高校2年になった長男も『右や左がはっきり分かるので、案内としてとても分かりやすい』と話す。

『通勤や通学といった「普通の移動」が誰にでもできるよう、頑張ります』。山中さんの思いに迷いはない。

◆すごいことだねえ。発達障害や、精神障害を負った子供達を見るにつけ、親御さんの努力も大変だと、つくづく感じる。親御さんが健全な時はいいけんど、自由がきかなくなったら子供はどうするのかと同情と心配を私はいつも感じる。