今日の画像は『奥穂高への道595 奥穂高下山・横尾~上高地』、史上初日本代表監督を8年連続で務める『広島出身の森保一監督』、羽生善治九段の挑戦を受け、『初戦を勝ち取った将棋の藤井聡太王将』。そして、広島『正月の本通り商店街風景 Ⅲ』です。

 

『朝乃山』の幕下陥落は、まあ自業自得ではあるが、朝乃山を遊びに誘ったスポーツ記者こそ罪な男ではある。勿論解雇されてはいるが。朝乃山は早く大関に復帰し、だらしない現在の相撲界に活を入れてもらいたいもではある。是非今場所の十両、全勝優勝し、来場所は幕内昇進だな。

 

 

 

 

 

 

 

            <SHIPSと並ぶ人気店>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■■■2022年カタールW杯は、森保ジャパンはベスト8戦で、惜しくもPK負けはしたものの、リーグ戦で欧州強豪のドイツ、スペイン戦を勝ち抜き、ベスト16に進む快挙を挙げた。その監督森保一は、2018年7月に五輪監督を兼務のまま、日本代表の監督に就任。そして2022年11月、W杯一次リーグで、ニカラグアに惜敗したもの、欧州の雄ドイツ、スペインを下し、決勝トーナメントベスト16に進出。改めてその手腕が世界中で高く評価された。実は、森保一の監督職への就任は、2012年のサンフレッチェ監督就任からひもとかれる。サンフレ監督在職5年のうち、3回も優勝するという快挙を挙げた。その延長線上に日本代表監督就任があった。その、サンフレッチェで森保新監督を生んだ物語をアップする。

 

 

■■森保を監督に据えた、フロントの判断は正しかったことになる。ただし、今回の成功は単なる成績向上という点だけには止まらない。チーム全体の底上げもまた、確実に図れている。

 

11年シーズンまでのサンフレッチェについては、見ていて面白いサッカーをする一方で、試合に出ている選手と出られない選手との間に実力差があるとの指摘があった。この点に関しても、織田は森保の手腕を高く評価する。

 

通常の練習を午前中にこなした後、午後からは若手による第2部のトレーニングを週に2回程度組んでいる。それ自体は特別珍しいことではないのだが、『若手の部』については、ヘッドコーチやアシスタントコーチに任せ、自身は立ち合わない監督も存在する。サンフレッチェの場合、若手練習で最前線に立って指導するのは横内コーチの役目だが、森保もその傍で最後までしっかりと見守り続ける。

 

『監督が主力以外の若手の練習にも最初から最後まで立ち合うのは、実はとても重要なことだと思います。Jリーグの試合の翌日には、出られなかった選手を実践でプレーさせるためにトレーニングマッチを組んでいます。バスに乗って九州や関西などの遠方まで出かけて行くこともあるのですが、森保はその試合もきっちりと見ます。指揮は完全に横内が執るので森保はその試合もきっちりと見ます。外国人監督だったら、スタッフに状況を報告させるだけで行かないケースが多いと思います。ですが、森保はそういうことをよしとしません。公式戦になかなか絡んでこれないような立場の選手にしてみると、監督がいることによってモチベーションが確実に上がります。「監督が見ていてくれるから、認められるように頑張ろう」という気持ちが出て来るので、ただ単にこなすだけではない、身が入った練習やトレーニングマッチになりますからね。主力とそれ以外の選手達の実力差は確実に縮まっていると思います』(織田)。

 

森保という人間をよく知る人達の間では、『いい人』すぎることがマイナスに作用することもあり得るとの危惧があった。勝負に徹しきれないのではないか、選手交代などのところで采配に恩情が入り込んでしまうのではないか、と考えられた。しかしながら、その辺りの不安材料は、指摘されるまでもなく、本人が最もよく自覚していた。

 

『今年から鬼になりますよ』。監督就任が発表された後に、知人に漏らした一言が、森保の思いを端的に現わしている。実際にはこれはオーバーな表現で、周囲の証言では鬼と化したことはないと言う。だが、厳しくしなければならないところは厳しくいくのだと、自分に言い聞かせたことは間違いないだろう。

 

ただ、森保の温かい人間性がチームにいい雰囲気をもたらしたことは、疑い余地がないところである。選手の時代から森保の自宅には彼を慕う選手達が、いつも幾人と集まっていた。先輩を立て、後輩の面倒をよく見る性格は、誰からも好かれてきた。

 

その人間性は、監督になってからも変わらない。厳しくすると決めたとはいえ、他人を思いやる心は変わることがないのだ。そうした人間性は、選手にしても会話を交わしてみればわかるというもの。厳しくされても、それが愛のムチであることはすぐに理解できただろう。

 

■■<公共放送とは『BBC会長語る』>インターネットの台頭でテレビ離れが進む中、公共放送の存在意義が各国で改めて問われている。開局100年を迎え、世界の公共放送を先導する『英国放送協会BBC』の『ティム・デイビー会長』に、課題や現状を聞いた。

 

――デジタル時代の公共放送の役割は何ですか?

『核心は、信頼できるコンテンツだ。ネットでは無限の情報を入手できるが、虚偽のものも多い。BBCには明確な編集の指針や基準がある。真実、自由な報道、そして民主主義への攻撃が世界中で強まっている。BBC特派員はロシアや中国から退去を余儀なくされた。しかし、ウクライナ侵攻後、公正なBBCのロシア語ニュースの利用者は3倍に増えた』。

 

――民放や新聞を圧迫しないよう、公共放送のネット業務を制限するべきだとの声もあります。

『歴史の教訓を見れば、公共放送と商業メディアが共存し競争することで、水準が上がり、経済的にも成長してきた。より多くの情報がオンラインで消費されるようになっており、公共放送を制限するのは近視眼的だ。好況放送が何でもやるわけではなく、信頼できるコンテンツを提供する。英国などでは、商業メディアと良いバランスが保たれている』。

 

――英国政府はBBCの財源の見直しを検討しています。

『誰もが対象となる受信料制度の利点は明らかだ。BBCは全ての人のためのもだからこそ、社会を統合する努力をしている。商業メディアと違い、一部の人に受け入れられればよいわけではない。視聴したい人だけが支払う有料放送になったら編集が契約者向けにゆがむ。広告を財源とすれば、広告主を気にせざるを得ない。税金や政府交付金のように政治的影響を受けやすい仕組みを導入するのは、独立性や普遍性を考えると後退だ』。

 

――その独自性をどう堅持していますか。

『法令で独自性を明文化し、編集はジャーナリストが行う。基準や研修も重要だ。BBCは常に政治的圧力にさらされてきたが、生き残った。独自性を人々が信頼しているからだ』。

 

◆公共放送の在り方、特に財源を巡っては、各国で議論を呼んできた。英国では日本と同様、テレビを所有する世帯が受信料の対象だったが、2016年以降、インターネットだけでBBCの番組に接続する家庭からも徴収するようになった。

 

しかし、英政府は今年1月物価上昇に合わせて引き上げる予定だった受信料を2年間凍結すると表明。文化相は28年に受信料制度を廃止する意向を示唆した。背景には、BBCが政府に批判的な報道を重ねていることがあると指摘されている。

 

ドイツは13年、テレビやパソコン、スマホなどの有無を問わず、全世帯から受信料を集め始めた。公共放送がCMを流すことも認められている。

 

オーストラリアは1974年に受信料制度を廃止した。政府交付金が財源になったものの、実質減額が続く。フランスは87年、公共放送のメインチャンネルを民営化した。現在の公共放送は目的税と広告収入で運営されている。民放が強い米国では、公共放送は主に寄付金に頼っている。

 

日本では、NHKが来年10月から受信料を値下げする方針を発表。総務省の有識者会議が、NHKのネット業務拡大と、それに伴う受信料制度の改正を検討している。

 

◆この共同のインタビューには重要なポイントが薄れている。それは『BBCの財源の構成はどのようになっているか?』である。BBCは財源の半分を政府予算から、残りの半分を視聴者に負担してもらっている、と聞いている。NHKは全額視聴者負担だ。これが日本の公共メディアの現状だ。『公共放送』なんだから、政府も財源を支出すべきだと、私はかねてから主張している。

 

■■<朝晴れエッセー『私、看護師です』>買い物袋を提げての帰り道、前方の電柱の脇に何人か人がいて、地面には投げ出されたような足が見える。急いで近づくと、高齢の男性があおむけに倒れ、頭から出血。男女2人が声を掛けていた。つえをついて歩くのに、バランスを崩して転倒したらしい。幸い男性は意識があり、会話も出来る状態。119番に電話したが、近隣の救急車が出払っていて、到着までに時間がかかるという。

 

さて困ったというその時、自転車がさっと止まり、乗っていた女性が駆け寄って『私、看護師です』。まるでドラマのような展開に一瞬、え?となったが、それで気持ちが落ち着いた。たまたま訪問看護に行く途中だったという彼女は、男性の傷にタオルを当て、血圧の測定、手足の感覚の確認等々、手際よく対処し、合間に必要なことを質問していく。どうやら緊急性はなさそうな気配に、すこし緊張が和らぐ。

 

しばらくして到着した救急隊員に情報を伝えると、私達のお礼の言葉を背に、また自転車で去って行った。さながら窮地を救ったヒロインのように。そして新型コロナへの対応に目がいきがちだが、日常を支えてくれている医療従事者のことを思い起こさせてくれた。改めて、看護師の皆さんに感謝とエールを送りたい。本当にありがとう!

 

なお、負傷した人は大事には至らなかったと聞き、ひと安心。だからいいというわけではないが、不謹慎を承知で言わせていただくと、『私、看護師です』って、かっこよかったなぁ。(東京 男性66)

 

◆すばらしい『看護師さん』だ。さっそうとした姿が目に浮かぶ。

 

■■<海底ケーブル露の影Ⅱ 『衛星設備急ピッチ』>台湾北東部・頭城。清朝時代の中国式住宅や、日本統治時代に建てられた和風の建物が残り、風情ある街並みは観光名所となっている。海外は台湾本島の最東端に近く、東シナ海をはさんで110キロ先には沖縄県の与那国島が浮かぶ。

 

浜辺の近くに7階建てのビルが建つ。正面入り口のゲートは閉め切られ、門柱には中国語で『頭城海底ケーブル地区』と記されている。近づくと警備員がこう言った。『ここは国家の重要施設だ。中には入れない』。日本の房総半島や米国の西海岸などを出発した海底ケーブルは、頭城の基地局を結節点として台湾全土の通信網に繋がる。2022年7月、ここを蔡政権の閣僚や軍人らが視察し、ケーブル攻撃への対策などを協議した。台湾国防部傘下のシンクタンクは19年の時点で『中国軍がケーブルを破壊してネット接続を切断する可能性がある』と指摘しており、蔡政権は早くから警戒を強めていた。

 

軍などが警戒することはできるものの、ケーブルが切られるのを防ぐのは容易ではない。蔡政権には切断に備え、衛星通信の活用を模索している。背景には、ロシアによるウクライナ侵攻で得た教訓がある。

 

ウクライナの通信インフラ施設はロシア軍の攻撃対象となった。安定したネット環境を確保するため、ウクライナ政府は米宇宙企業の『スペースX』に頼った。スペースXは、ツイッター社の買収で知られるイーロン・マスクが率いる。この社が提供する通信網『スターリンク』は、高度500キロの低軌道に打ち上げられた3,000超の小型通信衛星が星座のように地球全体を覆い、サービスを展開する。

 

通常の静止衛星に比べた利点の一つは、攻撃を受けた際のダメージの少なさだ。衛星攻撃兵器で複数の衛星を破壊されても、大量の小型衛星が機能を補い合い通信障害を防ぐことができると言われ、非常時に有効だ。ウクライナの副首相兼デジタル転換相はロシア侵攻から2日後、ツイッター上でマスクにサービスを使いたいと要請。マスクは無償で提供した。ゼレンスキー大統領がSNSで国際社会に支援を呼びかけることが出来るのも、安定したネット環境があればこそだ。

 

台湾と同様に海に囲まれた日本も、国際通信の99%を海底ケーブルに依存する。政府は22年度第2次補正予算で、ケーブルの『敷設・保守体制の強化』に向けた調査費として1億円を計上し、対応策の検討を始めた。当面の課題は、ケーブルの修復などを担う大型船の不足だ。

 

日本には『5隻もない』という。災害などで部分的に切れたケーブルの修復作業では、海外から船を借りる綱渡りの状態が続いており、総務省は『必要な船を外国に依存したままでいいのか』と危機感を口にする。

 

政府は21年12月、海底ケーブルが攻撃に対して弱いと指摘する質問主意書に『陸上ケーブルや通信や衛星通信など、海底ケーブル以外の通信網も併せて整備すること』が重要だと答弁した。

 

情報安全保障研究所では『いざという時の代替経路として自前の低軌道衛星による通信を確保しておくべきだ』』と指摘する。

 

◆『切れたケーブルの修復作業では、海外から船を借りる綱渡りの状態が続いており』とはまた情けない話だ。だが、一体どの国から船を借りるのだろうか。こんな船を持っているのは島の多いいフィリピンだろうかなあ。アメリカやイギリスなどの船だと日本に到着するまでに1カ月もかかるから、役に立たないだろうしなあ。

 

■■<『山上容疑者に現金100万円超』 拘置所に差し入れ続々>安倍晋三元首相が銃撃され死亡した事件で、山上徹也容疑者(42)=殺人容疑で送検=が鑑定留置されている大阪拘置所にはこの半年間、現金や服などの差し入れが続々と届き、現金書留は100万円以上に達している。

 

山上容疑者の伯父(77)によると、オンラインで拘置所に差し入れできる専門店のサービスを通じ、山上容疑者あてに服や菓子類が大量に配送されている。拘置所に収容しきれない分は伯父宅へ届けられている。

 

これまでに届いた現金書留は100万円以上。大手コーヒーチェーンで使えるプリペイドカードが入っていたことも。手紙が伯父宅に直接届くケースもあり、『山上容疑者を支えてやってください』『絶対に死なないでと伝えてください』という趣旨の文面だったという。

 

また、インターネットの署名サイトでは、山上容疑者の減軽を求める署名活動が続いており、すでに1万を超える署名が集まった。

 

コメント欄には『日本を守ってくれた人物』『正義の鉄槌を下した』など、山上容疑者を英雄視するような内容が多数見受けられる。『自分が同じ生い立ちだったとしたら、容疑者は自分だったかもしれません』『むしろ被害者』と、容疑者の生い立ちに同情を寄せるものも並んでいる。

 

こうした傾向について、東京未来大の出口保行教授(犯罪心理学)は『理由さえ成り立てば犯罪も仕方ないと合理化するのは、非常に危険な考え方だ』と警鐘を鳴らしている。

 

◆山上容疑者の罪は罪として認める者の、山上容疑者の行為がなければ『統一教会の闇』が表ざたになることもなかっただろうし、規制の法律も、さらには文化省が協会への質問状を出すような騒ぎにはならなかっただろう。言い方は変だけど、山上容疑者の行為は一面『白馬の騎士』的なものがあり、それが世間の同情を誘っているのだろう。なかなかの世の中の声ではあるなあ。

 

■■<藤井王将、快勝で初防衛へ白星スタート>将棋の藤井聡太王将(20)=棋聖・竜王・王位・叡王=に羽生善治九段(52)が挑戦する第72期王将戦七番勝負の第1局は9日、静岡県掛川市で2日目が指し継がれ、先手の藤井王将が91手で勝ち、初防衛に向けて白星スタートを切った。第2局は21、22の両日、大阪府高槻市で行われる。

 

初のタイトル戦での激突となった今シリーズ。初防衛が懸かる藤井王将と前人未到の獲得タイトル通算100期にあと1期と迫る羽生九段との開幕局は、羽生九段が『一手損角換わり』の意表を突く作戦を選んだ。互角のまま突入した2日目も両者、慎重に指し進めた。しかし、中盤以降、藤井王将が強手からの攻め合いで形勢を良くし、その後も徐々に優位を広げ、押し切った。両者の対戦成績は藤井王将の8勝1敗となった。

 

終局後、藤井王将は『羽生九段は予想していない手を指され、こちらが長考することが多かった。本局を振り返って次局は内容を良くして頑張りたい』、羽生九段は『藤井王将は一手一手深い読みの裏付けで指されていると感じた。気持ちを切り替えて次の対局に臨みたい』と、それぞれ語った。

 

◆タイトルだけ見たら、羽生九段に藤井五段が挑戦しているのかと思ったが、反対に、羽生九段が藤井五段・王将に挑戦する形なんだねえ。藤井君ってすごいなあ。将棋の天才だ。