久々に東野圭吾に戻り、初めての加賀刑事のシリーズを読みました。
なんとなく後回しにしてたシリーズなんですが、最近は古書店にいっても未読の東野圭吾に中々出会えず。(新刊でもちゃんと買いますが)
赤い指
痴ほう症の母親に悩まされる主人公。彼には痴ほう症の母を疎ましく思っている彼の妻と中学生の息子がいる。
一家は四人、1つ屋根の下で暮らしていた
ある日の夕方、仕事を終えた彼の携帯が鳴る。
妻からだ。
とにかく早く帰ってきてほしい。
家に帰った彼は思いもよらない光景を見た。
少女の死体だ。
息子が殺してしまったらしい。
当の本人は自室に閉じ籠もっている。
どこで間違えてしまったのか、今や息子は親の言うことには耳も貸さない、友達もなく、部屋に籠ってテレビゲームに明け暮れるような生活をしているのだ。
妻は死体を遺棄し、なんとか隠し通せないかと懇願。
そんなことをしても息子のためにならない。
あなたは今まで息子のために何をしてきたの?
口論になる二人。
少女を1人殺しておいて部屋に閉じ籠もってしまう息子を怒鳴ってやりたい気持ちも冷め、妻の言う通り少女の死体を捨てた。
翌日、死体は発見され、捜査の手はすぐに伸びた。
更に翌日、逃れられないと悟った夫婦は最大の過ちを犯してしまう。
痴ほう症の母に息子の罪を着せてしまったのだ。
ラストには想像もできない大どんでん返しが!
東野圭吾さんの作品は犯人が分かっていても結末が予想できないところからやって来るんですよね。
しかも鮮やかに。
全ての布石を気持ちいいほどに拾いあげながら。
やっぱり東野圭吾が好きだ~🎶