煎茶会 2012年7月29日 大阪市立美術館 | 煎茶deサロン

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お煎茶とアートを楽しむ大人のサロン

音譜ちょっと涼しくなったので、先日うかがったお茶会を思い出す余裕がやっとでてきました ヒマワリ



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「橋本コレクション 中国書画」展

煎茶とは切っても切れない 中国書画


大阪高槻の橋本末吉氏が自宅に集められたコレクション

800点余りの中から優品200点の展観

これほど大規模な公開は地元大阪で初めてのこと とか


行ってよかった ドキドキ

明時代から近現代まで 

時代を追っての展観

こんなふうに 色々な時代の 中国書画をまとめて拝見できる機会は

なかなかないと思います 


時代によっての違いもよくわかるし

日本に来て影響を与えた人たち 「来船画人」

力強い「近現代」の絵


たっぷり、ゆっくり 見て回りましたラブラブ音譜


この展覧会にあわせての煎茶会

担当は 「昌隆社」


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普段は入れない2階の貴賓室

バルコニーからは慶沢園がみえ天井が高く、時代を感じさせます


高い天井から滝が流れ落ちているよう

その滝の滴を受けて 涼しげな 夏はぜ の緑と 白いユリ

お軸は「滝の図」 古市金峨 (1805-1880・/倉敷の人)

花器  青華磁 婦人図方瓶  (大阪市立美術館蔵)


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点前座は あっさりとした飾り付け


たっぷりしたガラスの水指に

煎茶らしく瓢杓が


この水指はもしや音譜

やっぱり!!

お茶の世界では有名な

 バカラ製の義山切子


それも緑の色ガラスが使われていますラブラブ







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お茶入れもかわいくて

呉須赤絵 が浅黄丸紋印度更紗に載っています

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会記をみると

茶合  紅班竹

茶碗  青華磁 腰捻

茶銚  朱泥  孟臣 「一勺水之多」

銚座  龍眼木四方式

巾筒  南鐐七宝透

とあります


さすがに 「昌隆社」のお茶会

美術倶楽部でのお茶会では写真が撮れないので

なかなかお道具の凄さはお伝えできないのですがニコニコ


また9月17日 第8回昌隆社煎茶会 が大阪美術倶楽部でおこなわれます

玉露席では 煎茶の本架の道具類が

煎茶席では 大正から昭和にかけての作家物が

美術館ではガラス越しにしか見られないものが、直に・手にとってみられる機会はなかなかないので今から楽しみですドキドキ音譜


ちなみに このときいただいたパンフレットより

煎茶会「昌隆社」の由来

江戸時代からおこなわれていた「青湾茶会」を偲び 明治9年に煎茶道を極め 盛り上げるべく9名の堂氏が集まり結社されました。その後、社は半世紀以上にわたり続けられ煎茶道は隆盛を極めていきます。しかし、煎茶道の衰退と共に残念ながら「昌隆社」は昭和の初めに行われなくなりました。

平成16年から7名の美術商が中心となって「昌隆社」を再結成し 煎茶道の再隆盛に結び付けることを目指して毎年、きたはまの大阪美術倶楽部におきまして煎茶会を行っています。流派に関係することなく現在の美術の眼で撮り合わせた煎茶席は、皆様から高い評価を頂いています。

とのことです


出席希望者は

柳湖堂内  昌隆社事務局

06-6231-2488 に