⏫キラーカンさんの新譜と添文

 類い稀な巨躯ながらも奥ゆかしいメッセージに、お人柄が偲ばれます。

 かつて、その名を馳せた四角いジャングルでの闘いは、世界を股にかけたご活躍でした。

 そんな彼の心の支えとなったものこそ、日本歌謡史を飾った昭和の名曲、名歌手だったのです!

 それは、戦後の日本復興に多大な力を注ぎ、国民の心に光を照らした日本歌謡史、並びに大相撲、プロ野球、プロレスは、復興の聖火ともいえるエナジーを発していました。

 今季五輪の開催国となった日本。世紀のパンデミックともなった時期との巡り合わせに、今こそ人間が本来あるべき姿を世界へ向けてリードする正念場ではないかと感じています。日本には、その実績と底力が秘められているのですから。

 日本が世界の模範となるような精神性や指導力を持つ事、発揮する事こそ、今季五輪の意義となり、有事の際の生き抜く術、そのルーツとなるはずです。

 外出や移動制限、会話も会食も控えなければならないご時世に発売される事となった『カンちゃんの人情酒場』(カップリング『カンちゃんののれん酒』)は、そんな人の心にそっと寄り添う歌になっています。

 演歌・歌謡曲は、れっきとした日本のお家芸のひとつ。かつてのプロレス黄金期を知るファンも、じんと沁み入る歌に酔うご年代に。お酒も酌み交わせない今、せめて歌に酔い、離れていても寄せ合える心の術を、彼の生の歌唱を通じて感じていただきたい。

⏫キラーカンさんをゲスト歌手にお招きした千波流「千波会」

 入魂のレコーディングからリリースされたものの、歌唱の機会を失っていた新曲の初お披露目です。

 このブログをご覧になって、会場へお運びいただける動機が生まれた方は、6月6日の日本舞踊公演千波会へご招待いたします。

 前回の東京オリンピックから57年を経て、もたらされた数々のレガシーが鏤められた公演となっており、日舞初鑑賞のお方もきっと心に響くものがあると思います。

 昭和のプロレスに夢や勇気をもらい、友や仲間と語り合った時代を今に生かす!

 人生100年時代を逞しく生き抜く術も、見つけられると思います。