「HILOT」は、フィリピンに古くから伝わる民間療法です。
病気になるのは、身体の冷えや詰まりが原因と考えられ、
身体を温めるよう活性化し、血流を良くしていきます。
代々家系で受け継がれ、書物などに残されていないため、
体系化されていません。
「HILOT」は、治療に用いられる場合と、助産婦さんの役割も
あるようです。
助産婦さんの場合は、妊娠時の母体のケアから、出産、
そして産後のケア、子供のケアまで含まれているようです。
私は、ヒロットの考え方や身体へのアプローとなどを
2人のヒロット師から教えていただきました。
治療系のヒロットは、身体へアプローチするだけでなく、
ハーブなども使っていきます。
ハーブを使える人と使えない人がいる、とのことですが、
この辺り、はっきりはしません。
オールマイティにできる人を、「arboraryo」(アルボラルヨ)と
呼ぶようです。
共通していることは、かなり力強く指先を使い、外側へ押し流して
行くこと、でしょうか。
あくまでも本来は治療なので、心地よさ、などは含まれていません。
痛い!のですが、何故かものすごくスッキリし、
特に次の日は軽くなっていることが、はっきりとわかります。
なので、日本にヒロットを導入する際、ヒロットの目的はきちんとおさえ、
日本人が心地よく受けられるようにアレンジをしました。
途切れなく流れるようなトリートメントは、1度受けると
はまってしまう方も多いようです。
フィリピンでのことも、すこしずつブログにご紹介していきたいと思います。
広尾のアジアントラディショナルヒーリング