ごきげんよう。
筆文字作家の山田あかねです。
昨夜、NHKのMUSIC SPECIAL は、中島みゆきさんの特集でした。
「糸」の歌詞の中の、「しあわせ」が「仕合せ」となっていて、
気になって調べてみました。てっきり「幸せ」だと思っていましたから。
「しあわせ」という日本語の語源は、「し合わす」だとされているとのこと。
「し」は動詞「する」の連用形。つまり、何か２つの動作などが「合う」こと、それが「しあわせ」。
別のことばで言い換えれば、「めぐり合わせ」に近い。
自分が置かれている状況に、たまたま、別の状況が重なって生じること、それが「しあわせ」。
昔は、「しあわせ」とはいい意味にも悪い意味にも用いたようです。偶然めぐり合った、よい運命も悪い運命も、「しあわせ」だった。
いい意味だけだと思っていた「幸せ」よりもずっと、しっくりきた
「仕合せ」。
あらためて、みゆきさんの歌詞が心に沁みてきました。
広辞苑によると、以下のとおり
し-あわせ【幸せ】⇨しあわせ(仕合せ)
・し-あわせ【仕合せ】
①めぐりあわせ。機会。天運。～省略～「ありがたきー」
②なりゆき。始末。～省略～
③(「幸せ」とも書く)幸福。幸運。さいわい。また、運が向くこと。
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