オンラインレッスンは家庭訪問と同じです。
おじゃましてみるとその子の使っている楽器、普段おうちで弾いている姿の確認ができます。
過去に、ピアノのピッチが合っていなかったり、座る高さがあっていなかったり、足がブランブランだったり、電子ピアノの子は音量が小さ過ぎたり…
教室で弾いている状況とは違う子が多いのは、当たり前かもしれないけれど、見過ごすわけにはいかないことも多々。
レッスン後に父兄に改善をお願いすることもありました。
直してあげられるきっかけになったのがオンラインのいいところ。
先日オンラインレッスンしたエレクトーンの生徒さん
入会したてでまだキーボードなのですが、ボタンがいっぱいあって音色も変えられそう。
歌の中でバイオリン、クラリネットと歌詞が出てきた後だったので、おうちのキーボードにその音が出せないか探してもらいました。
親子でポチポチ… ありました
その後も曲を演奏するたびに音色チェンジ。
ストリングスとバイオリンの違いをお話ししたりしてレッスン終了。
小1と年長さんのきょうだいなので、自分たちで操作出来そう。
どんどん触らせてみてください!とレッスン後に伝えると、
とお返事いただきました
その子のテキストには音色名が載っています。
これはこんな音だよ!というのはレッスンでもしていますが、おうちでも同じようにやってもらえると復習になりますね。
曲ごとに音色が違うのは、曲想が違うから。
音楽には「その雰囲気に合う楽器」があります。
自分でいじることで音色や機能に興味を持つようになったり、この音楽にはこれが似合う!と自分でも選べるようにもなります。
新しい発見が出来るようになるとどんどん楽しくなります。
ボタン操作は小さい子でも頭が柔らかいからすぐに覚えてしまいます。
いじって壊れることはほとんどないです。
リズムが鳴るならかけてそれに合わせてやるのも拍子感がついたり止まらない練習になります。
遊び感覚でどんどん触ることで、お母さんの手を煩わせず、なお且つ知らず知らずのうちに練習になっていたりします。
練習しなさい!なんて言葉はいらないのです。
これがキーボード(エレクトーン)の良さ。
スイッチを入れた状態の最初の音色で一回弾いて終わり、なんてもったいなさすぎ。
今持っているものでまずは最大限楽しみましょう!
ボタン操作に慣れてくると、エレクトーンなんて全然怖くないですよ