AIグラスに期待されるのは、質問に答えたり、目の前の物を認識したりする未来的なアシスタント機能だったりする。
「Ray-Ban Meta」から浮かんでくる魅力は、スマートフォンを取り出さず、その瞬間を撮影できることかも。

眼鏡にカメラが付いただけと考えると地味に思えるかもしれないけど、なにかを撮影するとき、端末を取り出し、ロックを解除、カメラを起動するという一連の動作がなくなるだけでも、かなり楽だし、これまでの撮影スタイルが大きく変わってくる。
Ray-Ban Metaは12MPの超広角カメラを搭載していて、音声または本体のボタンで撮影することができるようになっていて、ディスプレイはないので、撮影している映像を確認しながらというわけにはいかないけど、着用したまま両手を空けて撮影できるので、食事や乾杯、自転車での移動など、スマホやカメラを構えると動作が不要となるので、手軽に記録を残しやすい。
当然ながら、撮影前にどんな構図になるのかは確認できないし、写真は縦位置のみとなるけど、これは使い込んでいるうちにコツは大体掴めてくるはず。
とはいえ、屋外では十分な写りを期待できるけど、暗い室内や細かな文字の撮影にはちょっと限界がありそうで、ここは今映っているものを確認できないことのデメリットが効いてくる。
目で見た範囲と実際に写る範囲にも差があり、狙った構図にするには慣れが必要なのはいうまでもない。
なので、画質を最優先するというよりも、「取り出す」という手間を減らして、手軽に記録するカメラと考えたほうがいいかも。
一般的なガジェットと異なり、AIグラスは一日中自分の視覚の中に存在するわけだけど、顔に対して大きく、ずれやすい問題も出てきやすく、鼻パッドを追加するとフィット感は改善できるものの、製品によっては充電端子と干渉し、充電時に外す必要が生じるかも。
AI機能は今後の更新でどこまで進化していくのかも楽しみとはいえ、装着感によっては、そもそも身に着けなくなる人も出てきそう。
まぁ、普通のメガネでも、それが嫌でコンタクトにする人も多いわけですからね。
なので、AIグラスが普及する条件は、視界に大量の情報を表示できたり、便利になることだけではないのかもしれませんね。
この場合は「使い勝手=かけ心地」となりそう。