それは、今から数日前のこと、汗ばむ陽気だったことは覚えています。
10代のお猿さんで、仮にMちゃんとしておきましょうか。
うまいなぁ~、うまいなぁ~って
Mかんちゃんが食べるんですね。
でね・・・よ~く目をこらして見ると
おかしいなぁ~ なんだかやだなぁ
紙に包まれたものまであるんですよ
怖いなー、不気味だなーって思いながらも
カステラとどら焼きが入っていたんですよ
で、見た瞬間に思ったんですよ、そのお菓子、
…猿のものじゃないんだな、って
だから、Mかんちゃんに言ったんですよ。
『あなたへの差し入れじゃないよって』
そしたら突然
ガバッ!って
カステラの皮を残しているMかんちゃんを見て
アタシは背筋がゾーッとしましたね。