綱引きを知らない人は先ずいないでしょう、互いに陣営が別れて引き合うのですが、勝負がつくまでに右が有利になったり左が大きく引いたり何度も左右に偏ることがあります。



人間の心もこの綱引きのように右に行ったり左に行ったり振れる人がいます、高橋信次先生の教えを知って一旦はそれが正しいと信じた人でも時が経つと反対の邪法に行ってしまい、信次先生の説かれた教えを強硬に否定するような行為に走る人もいます。


その時々に心が揺れてしまう人が多いようです、何故でしょう自力の効果は直ぐでません、長い年月過去に撒いた種(原因、思うこと行うこと)が芽を出し結果苦しむことが続きますと正法の実践効果に疑いを持ってしまうことになる人が結構います。


正しさの基準さへ分からなくなってしまうと疑問回答ではなく疑念を生じ、他の他力宗教の誘惑に負けるか欲望に負けて自己中心的な生き方に疑いを持たなくなってしまい、高橋信次先生が説かれた教えに背を向けて生きるようになった人を結構沢山観てきました。


中には守護霊と憑依霊との綱引きに踊らされている方もいました、気がつくと正気に戻り、又時間が経つと悪想念に蹂躙されて平気で正法を否定したり行いも間違った方向に行く人がいます。


この綱引きのような状態は本人の心が揺らぐから起きることです、守護霊や憑依霊の所為にしている間は翻弄されてしまうでしょう。


一度そのようになると正しい教えに戻ることが非常に難しいことになります、邪魔という魔が綱を引くからです。


高橋信次先生の初期の頃のご著書には


「この本を読もうとすると頭が痛くなったり眠くなったり、いらいらすることがあります、それは魔が邪魔をするからです」


と言う様な文章が書かれていました、又高橋信次先生の講演でもそのように発言されています。


誰のためでもありませんご自分自身のために正しい法に背を向けることはしないでください。


良い種を撒いてもそれが芽を出し花を咲かせるには長い時間が必要だと言う事を知ってください。


何かやったら直ぐ効果があり結果が出ると言う謳い文句で誘うのは他力邪宗のもっともポピュラーな手法です。


自分を大切に生きてください、自分を助けるのは自分しかないのです。


他力の誘惑に嵌まる人は自分にとって都合の良いことを望む人です、人生は思い通りにはいかないことが多いものです。


何でも直ぐ思うように願い通りになってしまったら、努力はいりません、心で思うだけでよいことになってしまいます、この世の仕組みはそのようには為っていません。


だから辛いことも苦しいことも経験しなければならないのです、それを乗り越えることに意味があるのです。


ぶれない心が自分を助けます。


欲望を求めていつもふらふらした人生を送ることは結果において遠回りの人生になります、苦は苦のままで終わることになります。


そのような人生をあなたは望んで生まれて来ましたか。