一昨日の夜ある地方のライオンズクラブの一部の方々が会場を設営して元総理大臣。

小泉純一郎氏の講演会を企画したからその気があったら聞きにきてください。

と半月ほど前に整理券をいただきました。

引退したとはいえ相変わらず年配の人々には人気があるようで。

彼が何を語るのか。ライオンズの友人も(私はライオンズもロータリーも入っていません)どう言うことを聞けるのか興味があると言っていました。

 題材は

「日本の歩むべき道」


彼(私にとって総理大臣であろうと大統領であろうと先生とは言えない先生と素直に呼べるのは信次先生と村上先生のみ)が話した時間は約1時間20分ほど。

その内容は民主党の批判と自民党の批判。たいした話ではないそのうち。


「日本人は歴史的にみて苦しい中やピンチにたたされるとかならず乗り越えてより良い状況をつくる力も能力も持っているから大丈夫だ」


「明治時代はもっと厳しいなかで皆頑張ってきたその当時の本でベストセラーになった本が2冊ある。

1つはイギリス人作家が書いた 自助伝  もう1つは福沢諭吉の 学問のすすめ  この中の自助伝は自分を助けるのは自分でしかない。そういう人達が多くなれば皆がよくなる」


「江戸時代に美濃の国に佐藤某(名前は忘れました)という日本の孔子と言われた方が話されたことに良い言葉がある」


「若くして学べば壮にして有為なり」

「壮にして学べば老いてさかんなり」

「老いて学べば朽ちることなし」


と昔の賢人の言葉を引用して語るのは相変わらずです。

ただ彼がこの意味は理解しても自分の生活に実践努力しているかは私には分かりません。

言ってることはなるほどと思わせることを言います。

さすが政治家です弁舌や人を引き付ける話し方は見事というしかありません。

私は彼が自分のしたことで結果が良かったことと。

これは一寸まずかったとミスだったと正直な反省の言葉があるかと期待したのですが。

一切の自分の行った事に対する真摯な検証を行い自分の思いと結果にたいするいい訳もない。


人間として心はどうあるべきかというようなことは彼には分からないだろうし。

自分に自信があり周りがちやほやする中で今までの人生を活きてきたから。

挫折とか苦しみとかは理解できないでしょう。


この話の中で


「自分を助けるのは自分でしかない」


と自力を言っているのは間違いは無いと思います。

ただ彼のように親や経済や学問的能力や強い気力をもっている恵まれた環境にある人は、

弱い人や貧しい人々に対する思いやりや。


愛。慈悲。


というものが欠けているように感じるのは私だけでしょうか。


真の強者は愛深き人であると思います。


自己本位の強さは信次先生の言われる仙人界や天狗界の魂といってもいいでしょう。

自分に言い聞かせ愛ある日々を送らねばいけないと思っています。