和尚さんからお聞きした話はいろいろありますが。
こうしてブログを書いていても一部しか思いだせません。
その中には随分昔のことですが、 千乃裕子 (後に白装束集団で有名になったパナウエーブ)の話があります。
和尚さんからその女性の話を聞く前に私はGLAにいたころに同じく会員であった方から、千乃裕子という方が正法を唱えていろいろな人を集めて天上界の天使たちの通信を伝えて本を出している。
その中には信次先生のことも書かれているから、1度読んでみられたらと言われて。
私は本を買いこみ読んでみました、全部は読めません、信次先生の跡を継ぐのは自分だと書かれていましたが
著者の写真がありましたが結構な美人に写っていました。
そのうち2冊目か3冊目に(今度は買わずに本屋さんに悪いけど立ち読み)高橋信次先生は娘可愛さから後継者を千乃ではなく圭子さんにして。信次は地獄に落ち大魔王になったから、神によって魂を分解されて完全に消滅させられた。
と書いてあったのです、当然私は馬鹿なことを書き出した者がいるものだ、という程度に思い問題にもしていませんでしたが。
後に観音寺にお邪魔するようになっていろいろな話の中で和尚さんにとって信次先生は絶対の存在だから魂を消滅させられたと言われることは納得できなかったので、わざわざ。
「大阪の彼女の家まで訪ねていった。もう言うことは支離滅裂で問題にもならない。ただ家の中が猫の小便の匂いが大変きつくて参った」
「英語塾みたいのをやっていたそうですが女子高生などに天使の姿を絵にして描かせてました」
と言われて
「まあー霊言などと言ってますが正しい心にならないと何が言ってるのか、分かりませんね。」
「この方なんかは信者にソ連が日本に攻めてくるから皆さんアメリカへ逃げましょうと、言ってそれを信じた信者の方は財産を全部処分してアメリカへ渡った人達もいますその方達は今どうしておられるんでしょうかね」
とつぶやくように話されていました。
それから随分時間がすぎて私はそのような方のことも忘れていましたところ、皆さんご存知のテレビでの大騒ぎ報道です。
若い頃の本に載っていたご本人の写真は綺麗でした。
しかしテレビにチラッと映された千乃裕子女史は恐ろしい顔になりそのまま普通の感覚の人が見ればぞっとする顔になってしまっていたことを思い出します。
昔 随分の昔に何かの本に書かれていたことを思い出しました。
それは中世の頃金持ちか王様か貴族、いずれにしても金持ちが或る画家に。
「イエス様の絵を描いてほしい」
と頼んだ。頼まれた画家はモデルを一生懸命探したがなかなかイエス様のモデルになれるような人物が見つからない。
そうこうしてたら知人がこの青年ではどうだと一人の若い男を連れてきた。
画家は一目見るなりこれこそイエス様のモデルにふさわしい顔だと思い。その青年をモデルとして素晴らしいキリストの絵を完成させた。
それから随分時間が過ぎて今度は別の人から
「魔王サタンの絵を描くよう」
に依頼された。今度は醜い恐ろしい顔のモデルが必要になり。懸命に捜した、そうして見つかった男をモデルにして絵を描き始めた。
描き進めて行くうちにどうもおかしいこのモデルの男とはどこかで会ったことがある気がしてならない。
そこで画家はそのモデルの男に尋ねた
「私と以前に会ったことはないか」
と、そうすると男は答えた
「昔にモデルをしたことがある」
と画家は思い出したそうだキリストを描いた時の男だ、その男は若くて美しい顔で品があった。 しかし今の顔は醜く恐ろしげな見るからに悪魔の顔だ。画家はその男に
「今までの人生に何があったのか」
と聞いてみた。若くて美しい男はそのことで
「自分は皆からちやほやされてふしだらな人生を送ってきた。心を見返ることなく自堕落にそのうち顔はこのように醜くなってしまった。」
そのようなことが書かれた書物を読んだ記憶があります、詳しい中身は記憶で書きましたから少しは違うかも知れませんが、和尚さんに
「自分の顔に自信がもてますか」
と最初にお会いしたときに言われたことは忘れないことです。
でも私自身20才台か30才台には自分で言っていたのです。
「昔から男は40になったら自分の顔に責任を持てと言われている。生き様が顔をつくる。」
とよく廻りの人に言っていたのです。だから最初に和尚さんにお会いしたときに言われたのはショックでした。
美男でなくても、いい顔になりたいものです。