昨日の続きです。昨日は、
「すごい人」にも意外に会うチャンスは転がっている、そして会う事でどこが「すごい」のか実感できるとともに、「身近」に感じられるようになり、自分にもマネできる部分があるんじゃないか、と思えるようになる。
という内容で、宮崎奈穂子さんのライブに参加した話を書きました。
今日はちょっと視点を変えて、プロデュースする側の立場を書いてみたいと思います。
実は、宮崎さんの以前所属していた会社の代表取締役が、とあるインタビューの中で以下のように述べています。
(引用ここから)
水谷:以前は男のアーティストもいましたが、路上には向かないです。レスキューがないんですよ。男の人は頑張っても当たり前。でも女の子が頑張っていると応援する人が多い。ですからビジネスモデルとしては、路上は男の人がやれるようなものではないです。そこははっきり分かりました。あとバンドものも駄目だというのも分かりました。
(中略)
毎週水曜日に作詞の徹底的な勉強をさせています。ビーイングの頃も長戸さんと作詞教室をずっとやっていました。まずは、言いたいことや伝えたいことを見つける。だいたい最初は恋愛の歌や売れている人の真似してくるわけですが、自分が言いたいことを本当に見つけるまでは、頑張って書き続けるしかないんですね。でも、書いてきたものがキャラに合ってないとお客さんは絶対反応しないですから、書いたものに対して、それが自分のキャラクターに合っているか合っていないか、自分のユーザーに合っているかどうか、その言葉遣いも含めて確認します。
(中略)
言うなれば商品開発です。芸能界や音楽業界というのは特別な仕事でもなんでもなくて、料理人の方だったり、製造業の方だったりと全く変わらないんですよ。今、CDが宣材のようになっていますけど、じゃあ「僕たちは何屋さんなんですか?」というね(笑)。
http://www.musicman-net.com/focus/25-2.html
(引用ここまで)
なんと、
"ビジネスモデル"として、「頑張っている女の子」でなければいけなかったこと。
歌は「商品開発」された結果であったこと。
を明かしてくれています。
「成功」する必要条件として、最低限押さえないといけないポイント、売れるためのテクニックを仕込んでいるわけです。
誤解してはいけないのは、プロデュースする側としては、「頑張っている女の子」に「商品開発」した歌を歌わせて、少しでも「成功」確率をあげなければいけなかったのですが、「頑張っている女の子」側である宮崎さんは、血のにじむような努力をし、精神的苦痛にも耐え、「武道館」という非常に高い目標を設定して、見事それを達成したわけです。
これらの一部分だけに着目して、
(プロデューサーに着目 否定的)プロデューサーの思惑にまんまと乗せられた!
(アーティストに着目 否定的)結局「できる」人だからできたんでしょ?
(プロデューサーに着目 肯定的)ビジネスモデルの作り方をぜひ学びたい。
(アーティストに着目 肯定的)すごい!応援したい!
となってしまうのはちょっともったいないな、と思います。
どこに目をつけるかが人によって異なるのですから、賛否両論あって当然です。
それぞれの見方しかしない場合、一長一短というより、デメリットが目立ってきます。
どちらか一方だけでなく両方の視点から、また、二者の関係性の面から、複合的、客観的に物事をみてみると、新しい発見があるかもしれません。
今日はこのくらいで。
いつもお読みいただきありがとうございます。