第49話((ふと思う)) | **我が人生の旅路**

**我が人生の旅路**

                     英 満(はなぶさ みつる)

 お散歩に行く公園でメイン遊具とは少し離れた場所に「滑り台」が置いてある。その「滑り台」を見た時、「あぁ、そうだよな。」と思った。
 そんなふうに思ったのは、これまでの自身の身の置き方と同じように感じたからである。
 私は、小さい頃から常に一歩引いて生きてきた。祖父の影響もあったとは思うが、その方が性に合っていたからだ。
 中学生の時、生徒会長選出においては、自身では立候補せず、陰に回って自分のことを頼りに思ってくれている友達を当選させることに努めた。
 裏方という役割は、割にあわないと思われがちのような気がする。表舞台に立ち日の目を見ることはないからかもしれない。
 しかし、自分は裏方が好きだ。なぜなら、裏方は、神輿を担ぐ脇役と、神輿に乗る主役をコーディネートすることができるからだ。
 そんな私が得た適職は、最前線の社長職ではなく、オーナーという立場で経営に携わることであった。
 50歳になる年にある契約解除(解任)を契機に実務から退くことになってしまい、さすがに当初(後5年は実務にも携わっておこう、と考えていた。)は、身の処し方に窮したが、その後、健康的に日々を過ごせるようになっていく中で、これで良かったのだ、と思えるようになった。
 そして、一段高い所から物事(自社)に必要な判断を下すことができるようになった。
 人は、望むと望まないとに関わらず、落ち着くところに落ち着いていくのではないだろうか!?
 だから焦る事無く、今の自分に与えられた役割をコツコツこなしていけば、未来はきっと切り開かれていくに違いない。
 メイン遊具ではなくなったあの公園の「滑り台」のように、ほのぼのとした存在で、残りの人生を過ごしていきたい☆
<対応年代:40~50代>