講師が成長してきた頃に注意すべき「よくある傾向」 | 「選ばれる講師」~企業・研修会社に選ばれる講師/Brew(株)

「選ばれる講師」~企業・研修会社に選ばれる講師/Brew(株)

人材育成業界、研修・セミナー、自署である「研修講師が企業・研修会社から選ばれる力」に関するお話。研修業界18年。1000人以上の講師に会い、自社でも350名の登録講師がいる。好きなワードは「なんかおかしくない?はイノベーションの種」

久しぶりの投稿となります。

明日から、3月。
いよいよ業界最繁忙期の新人研修の4月がやってきます。

今年も弊社も多くの講師に依頼をさせていただいています。

 

そんな中、いろいろな講師の反応や行動、態度から気付かされることがあります。

「あ、この講師はいよいよ成長してこられたな~」

「お、何か掴んだみたいですね、評価もあがっていますね」

「あら、ちょっと自信を失い気味ですかね、また諦めないで応援しています」

そんなことを感じることは、多々あります。

 

しかしながら、逆に「講師の仕事が軌道にのってきてアラーム=危険信号」

を感じることも少なくありません。

 

 

その1つが「要望が増えてきたら要注意!」なのです。

主催者に、会場はこうしてくれ、人数はこの中で増減させないでくれ

あの道具は欠かせないからこれ指定で!

開催前に完全な情報を提供して欲しい

受講生には○○を徹底させて欲しい

 

こういった要望です。

 

講師として、良い現場を創りたい

受講生にも、最適な環境で受けさせたい

 

そういった想いであることは認めます。

よりよく~の前向きな気持ち、前提なのでしょう。

 

しかしながら、それが「講師の我、頑固な押し付け」になっていないでしょうか?

という事なのです。ある程度の柔軟性、その場その場の対応力で、研修をハンドリングするのが、講師という職業、役割なのではないでしょうか。

 

私もこの業界は、20年弱おりますが、昔はそれこそ何ら準備ができていない研修環境も多々ありました。プロジェクターもあるはずがない、エアコンが壊れていてアッつい部屋で講義、受講生も何を学びに来たのか理解していない、、、、

本来、これらは事務局(人事)か、研修会社などが、事前になるたけクリアにしておくべきでしょう。ただ、完全に、完璧にいつも研修準備ができているとは限りません。

 

そこは、本来 講師の腕の見せどころなのではないでしょうか。

 

どうでしょう
良い要望と、自分の我が出た要望
今一度、チェックされてみてはいかがでしょうか?


2023年2月28日

 

Brew株式会社

代表取締役

原 佳弘

 

 

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