先日、研修講師養成コンサルティングをここ半年ほどご提供している講師(Tさん)と、こんなお話になりました。
(Tさんは、今まで講師未経験、事業の経営者を20年ほどやってこられた方。 同業や地域の経営者の若手相談役として活躍されてきて、この度、「講師に絶対になりたい!」と決めて、当社にご相談いただきました)
原「今この時代だからこそ、講師コンサルタントに求められる事って何だと思います?」
Tさん「そうですね、みんな経営者はお金に困っていると思います」
「だから、会社を回すお金をどう工面するか、今を凌ぐかが求められていると思います」
原「そうですね、会社にとって、資金は血ですものね。」
原「そこでは、Tさんなら何ができますか?」
Tさん「私はお金の専門家ではないので、、、う~~ん・・・」
原「その分野は、税理士さんなど他の専門家に任せても良いですよね」
原「Tさんが、今までのお客様に有難がれ、絶賛されてきた事は何でしたっけ?」
Tさん「それは、自分の会社のことを放っておいてでも、お客様経営者の悩みを必死に聞いて、ズバっとアドバイスしたり、自ら動いてきたことです」
原「そうですよね、そこですよね」
「だとしたら、今、このコロナで困っている経営者が沢山います。何をしたら、喜ばれますかね?」
Tさん「・・・・・・・」
「そうか、、、、!今こそ私は、経営者の悩みを聞きに行くことですかね・・・」
原「こんな、皆自分のことで必死な時に、自分のこと放っておいてまで、人の悩み相談を聞いている人って、とっても有り難いですし、カッコイイと思いませんか?」
Tさん「そう、、か、、、、、」
「私だって経営者。誰にも言えない悩みが沢山ある。相談聞いて欲しい」
「確かに、みんな自分のこと、自分の会社のことで目一杯です」
「そうか、、、、、、だからこそ、私のような、暑苦しいお節介な人が役立てるのか・・・」
原「はい、今だからこそ!ですね」
「講師とは、何も理論やスキルを教えたり、体験させるだけが役割ミッションではないのです」
「背中を見せる事、振る舞いで伝えるという役割ミッションがあるのです。」
「逆風に立ち向かうリーダー、悪ガキを助けるオタスケマン!」
「ウルトラマンのように、困った時にやってきて3分でジョワッと帰っていく」
原「こんな、講師の姿や背中を見せることが、とても今求められていると思いませんか?」
Tさん「ですね!ですね!、いや、それ目指していたことだ・・・」
「やりたい、すぐやれるし!」
原「Tさんは、もしかしたら、このコロナが来ることが運命的に分かっていて、困った経営者を助ける、背中を見せるために”講師を目指した!”という天命だったのかもしれませんね」
Tさん「え!・・・・・・・
「まさか、私なんて、そんな・・・・」 (涙)
私も、この話を準備していたわけではありません。
キャッチボールの中から生まれたお話です。
このコロナのお陰(陰が極まってきた)からこそ、Tさんのような方が目の前に現れてくださった、そして、Tさんもその運命に従って、ここまで来た。そう感じる出来事でした。
この苦しい時だからこそ・・・
「そんな事やっているヤツいない!」
自分のことを放っておいても、人を助けに行ける人
スキルや知識を教えるだけじゃない
目の前の事業課題の解決をするだけでじゃない
背中を見せ、社員や受講生を勇気づけ
コンサルタントは、経営者のココロを勇気づける、支える
これこそが、今こそ求められる姿なのだと確信した時でした。
Brew株式会社
代表取締役
原 佳弘
Brewの講師養成講座
「講師のポジショニング、ブランド、中心作りコンサルティング」
https://www.brew-ing.com/koushiikusei.html