vol. 051/365
(週一を目安にブログ更新中!)
こんな経験はありませんか?
これを話そうと思いながら
途中から方向がずれてしまって、
違う話題になってしまったこと…
話しながらだと、
同時にいろいろな場面が
頭に浮かんでくるものです。
その通りに話してしまうと
間違いなく、
聞き手の頭の中が混乱します。
自分の頭で描くストーリーとして
話しているかもしれませんが、
プレゼンの場では
ふさわしくありませんね。
今回は
プレゼンターの話が
どんどん広がり、
要点がわからなくなる
着地点迷子について。
以前の記事
「注意!聞き手は迷子になりやすい」
この中の1つについてです。
頭ではわかっているけど、
それができないのよ~と
悩んでいる方も多いのでは?
その場合は、
型に当てはめてみては
いかがでしょう。
やはり、
物語をわかりやすくするには
ルールがあります。
僕がプレゼンで
とくに意識しているのが
PREPの法則です。
PREPの法則は、
説明する時の型です。
プレゼンの中には、
いくつかの説明が含まれています。
商品の特徴や
データの集計結果などを説明する場面が
あると思います。
このような時に、
論理的にわかりやすく伝えるには
とても効果的です。
POINT:結論、一番伝えたいこと
REASON:何故か? 理由
EXAMPLE:実例やその背景、具体例
POINT:結論、一番伝えたいこと(再度、念押し)
この4コマに当てはめて見るだけ!
それでは、
身近な例でPREPの法則を。
福岡に旅行にくるアメリカの友人から
「美味しいとんこつラーメンのお店教えて!」と
相談を受けたとします。
ラーメンに詳しいあなたは、
今までとんこつラーメンを食べたことのない
アメリカの友人に対して
このPREPの法則を使い、
とんこつラーメンのお店を勧めました。
「福岡でとんこつラーメンを食べるならA店に行ってみるといいよ」
(POINT:結論、一番伝えたいこと)
「どうしてかと言うと、昔ながらの老舗でいつもお客さんが安定して入っているからね」
(REASON:何故か? 理由)
「あちらこちらにとんこつラーメンの店があるけど、どこもアレンジが強すぎて、本来のとんこつラーメンさがあまり感じられないなー。けれどもA店のとんこつラーメンは、飾りっけはない素朴な味で、結局はそこに戻る常連客がたくさんいるのよねー。初めてとんこつラーメンを食べるなら本来の美味しさを知ってもらうには最適かな」
(EXAMPLE:実例やその背景、具体例)
「だから、福岡でとんこつラーメンを食べるなら、A店に行ってみるといいよ」
(POINT:結論、一番伝えたいこと)
どうでしょう。
思いつくがままに話していくよりは、
PREPの法則の型に当てはめる方が、
わかりやすいしスッキリでしょ。
納得も引き出せて、
より説得力がある
アドバイスになったのでは?
とくにビジネスの場では
「結論を先に言えよ!」
みたいなところがあります。
だから最初に
(POINT:結論、一番伝えたいこと)を
持ってくるのが重要なのです。
その次に
根拠となる理由、
そして
実例やその背景、
具体例によって
イメージを描いてもらい、
最後に
一番伝えたいことを繰り返す。
このような構成になっているのです。
各駅停車で寄り道するのではなく、
特急列車で目的地にいきましょう!
今回は
とんこつラーメンのお店を
友人に勧めるという
プライベート的な実例を出しましたが、
是非、ご自身の
お仕事の場面に合わせて
応用してみてください。
残席わずかです。
講座案内
あなたの話、相手に伝わってますか?
“説明力”を鍛えよう
場所;福岡(天神)
(1)14:00~16:00 (2)19:00~21:00
プレゼンテーション講師;牧田一秀