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キックの基本はトーキックの動作 という投稿を2年ほど前にしました。『キックの基本はトーキックの動作』ご覧頂き大変ありがとうございます。本日のレッスンはキック動作時に膝が外旋するインサイド系のキック動作をする子のキック練習でした。何故か最初から膝が開き足の土踏…リンクameblo.jp


どうしてこの動作が基本なのか?というと


太ももから振り出し動作が始まる


からです。


キックの仕方でよく聞くのは「膝下を速く振る」ですが、間違ってはいないのですが、間違える可能性を秘めた言い方でもある、と思っています。


何度も書きますが、膝下の振りによるキックがダメと言っているのではなく、それで十分な距離であれば、むしろ膝下の振りだけの方がコントローラブルです。またゴルフのパターのような膝を真横くらいまで外旋した状態で蹴るインサイドキックも、ダメだ、と言っているわけではありません。むしろ短い距離であればこの蹴り方は正確ですし、コントローラブルでもあります。


しかし、例えばミドルまたはロングキック、あるいは速いボールを蹴りたい場合は、これらの蹴り方では難しいです。筋力があればそこそこ蹴れるとは思いますが、いずれにしろ筋肉に負担をかけるので、怪我しやすいでしょう。


力とは質量に加速度を掛けたものですから、質量は大きい方が力は大きくなります。しかし加速度が小さければ力は大きくなりませんので、人間で言えば体重が重くて鈍重であればサッカーのような激しく動くスポーツには適さないわけです。大谷翔平選手のように重くて速い、身体が理想なわけです。そこにしなやかさが備わっていれば完璧でしょう。ちょっと逸れましたが、


キックの蹴り方に戻ります。

トーキックは基本的に膝が正面に向いて、太ももが先に振られてそのまま膝が振られずに(角度が変わらず)爪先で蹴るか、または太ももの振りに連れて膝下も振られて爪先で蹴る、と言った動作になっていると思います。肝心なのは、太ももという膝下より重い部分が先に始動し、膝下は太ももの振りによって振られている、ということです。


膝下は振るのではなく、振られる、というところが重要です。


ボールと接触するのは主に足首のどこかですが、その上の膝下の速度を速くする(=ボールと接触する足首のどこか)には膝下を振ってはいけないのです。


何故か?


以下の本に詳しく書いてありますが、当方もこの本の著書にコーチングしていただき、今書いていることは物理的に正しいことは確かめています。本と自分の宣伝になってしまいますが。



何故膝下を振ってはいけないか?


それは本にも書いてある「電車の急ブレーキ現象」により、加速度を最大限にするためです。


「電車急ブレーキ現象」とは動いている物体に逆向きの急激な加速度が加わると慣性運動に更に加速度が加わる、という現象です。電車に乗っていて急ブレーキが加わると(逆向きの加速度)、進行方向に投げ出されるような(慣性に加速度が加わる)現象が起きると思います。車でも同じですね。シートベルトをしていないと前席だと窓ガラスを突き破って前方に飛び出してしまう位のエネルギーになります。


キックもこの現象を使えば筋肉パワーをさほど使わなくても遠くに、あるいは速いボールを蹴れるわけです。勿論、その他の必要な技術はいくつかあるのですが、力学的な基本部分はこういうことになります。


次回は表題のパントキックが何故この蹴り方の練習に良いのか書いてみたいと思います。


思わせぶりで申し訳ありませんが、次回をよろしくお願いします。