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スポーツにおける力とは?


TVなどから流れてくるのは、野球で大谷翔平選手などが片手になってもボールをスタンドインさせる、つまりホームランを打った場合、とか、サッカーやラグビー、ボクシング、相撲などで相手を吹っ飛ばす、などといったボールや相手を飛ばす、すなわちなんらかの物体や体を移動させること、の際に使われることが多いように思います。


まさにその通りですね。


しかしながら、パワーがある=筋力がある、もしくはフィジカルが強い(身体が強い、体幹が強い、踏ん張りが効く)といった意味合いで使われているようにも思います。間違っているわけではないですが、全く合っているわけでもないですね。


力とは質量に加速度が加わった状態、と言えます。方程式の表現だと


F=m×α


ですね。


つまりスポーツにおける力とかパワーがある、というのは質量のある物体に加速度を上手く加えられること、と言って良いでしょう。


野球やゴルフだとバットやクラブという道具を介してボールを、サッカーのキックや重量上げ、砲丸投げ、野球の投球などのスローイング、などは身体が直接物体に触れて、相撲や柔道、などの格闘技は身体で相手の身体に直接触れて、移動させることやダメージ((一時的な痛みとか打撲や裂傷、酷い場合は骨折や脳震盪と言ったところでしょうか)を与えることです。


さて、話を戻しますが、力とは質量に加速度が加わった状態を指します。等速では単なるポテンシャル(位置エネルギー)に留まりますが、加速度が加わってそれが更に大きなエネルギーになります。


例えばサッカーのキックではボールに加速度を伝えるのは足です。足の当たる部分の加速度を出来るだけ速くすることがボールの速度や飛距離を伸ばすことになるわけです。そのためには身体に余計な力みや固さがあっては身体が、最終的には下肢のボールの接触部分が、十分加速度が上がらないことになります。


身体はヌンチャクやブラックジャックといった武器のような振り子の動きをしつつ、ボールや相手の身体に接触する瞬間は野球のバットのように固定、という複雑な動きが要求されます。


無駄な力みがあると振り子の動作が出来ません。


武器として最強と言われるブラックジャックのようにムチのような動作を実現するには過剰な力みがあっては実現出来ないのです。


力とは身体の質量と加速度の掛け算ですから筋力(≒質量)が不要ということではなくバランスということになります。ただし速い動きをしたいので有れば、無駄な筋力は不要ということが自ずと分かります。


極端に言えば、車で言うところの軽量スポーツカーと大出力を誇る大型ダンプ、それぞれの特性を知って生かせば良いのです。