鼻ペチャハナちゃん 第50話 | タレのブログ

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劇団旗揚げ10年目 自然に生きる

こんばんは、エバラです爆笑

月曜日は小説の日〜音譜音譜音譜

 

それでは、どうぞウインク

 

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第50話(1月24日)

「やーい、貧乏家族。」

 ちょっかいユウゾウが音頭を取って、ハナとアサちゃんをまとめてそう呼ぶようになった。ハナの家は下から五番目くらいの貧乏さで、アサちゃん家はぶっちぎりの貧乏であったから、まぁその通りなのだが、わざわざ面と向かって言うその根性が気に入らない。アサちゃんはいつも俯いているのに、さらに下を向いてしまう。言う方も言う方だが、小さくなっているアサちゃんにも腹が立って、

「アサちゃん、悪口言われて、俯いちゃダメだよ。」

「だって、うち貧乏だもん。」

 目だけキョロリと動かして小声でしゃべる。

「アサちゃん家が貧乏なのって、アサちゃんのせいじゃないじゃない。」

 アサちゃんの教科書をめくる手が止まった。

「あたしの、せいじゃない。」

「そうだよ、アサちゃん家、お父さんいないんだもん、しょうがないよ。うちだって、お母さんがいないからきっと貧乏になっちゃったんだ。」

「あたしの、せいじゃない。」

 アサちゃんはノロノロと顔を上げると、ポッカリ口を開けてうつろな目で空を見つめている。ハナはアサちゃんに言い聞かせながら、自分にもその言葉が染み込んでいる事に気付いた。

「どうした、貧乏家族。」

「ああ貧乏だよ、それが何。」

 今までで一番大きな声で言い返したら、ユウゾウが固まった。それを見ていたアサちゃんが、今まで一番大きな声で、シシシシ、と笑った。

つづく

 

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いいぞ、ハナちゃん爆  笑

言われっぱなしなんて

女が廃るビックリマークビックリマークビックリマーク

 

ケンカは気迫だゲラゲラゲラゲラゲラゲラ

 

それでは、またドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキ