ZZR2号 チェーン交換とギヤ比の話 | 風のストレンジャー

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チェーン交換


2号引き取りの走行時にちょっとうるさいことを感じていて、「あれっ、今回のエンジンが失敗だったかも?」と思いながら、錆により真っ直ぐにならない部分があったチェーンが大きな要因だったようでした。

 

錆で固くなって真っ直ぐにならないガクガクの状態だった。

こうなってはチェーンルブも効果なし。

 

特に洒落っ気も必要ないので、実用性が第一ということで、ゴールドでもシルバーメッキでもなくノーマルの製品を選択。交換作業では、手持ちのカシメ工具が壊れてしまいうまくいかず、もう少しカシメ部分を大きくする必要があったので力を込めたところ、カシメ部分に亀裂が入ってしまった。

結局クリップ方式に変更して、買い求めて付け替えた。(7月作業)

 

亀裂が入ってしまった。

 

 

クリップ式に交換完了。

新しくカシメ工具の購入も考えたが、お手軽で確実なクリップ式にした。

 

 

ZZR250 ギヤ比の違いの話


チェーン交換から話題を変えます。

後期型のZZR2号と、「なんちゃって後期型」の中期型ZZR1号の違いを体感する話。

後期型のZZR2号を入手して一番してみたかったこと。

 

項目 初期・中期型 後期型
一次伝達機構:タイプ ギヤ駆動 ギヤ駆動
        :減速比 3.086(71/23) 3.086(71/23)
クラッチタイプ 湿式多板 湿式多板
トランスミッション:タイプ 常時かみ合い6段リターン式 常時かみ合い6段リターン式
ギヤ比  :1速 2.600(39/15) 2.857(40/14)
      :2速 1.789(34/19) 1.789(34/19)
      :3速 1.409(31/22) 1.409(31/22)
      :4速 1.160(29/25) 1.120(28/25)
      :5速 1.000(27/27) 1.000(27/27)
      :6速 0.892(25/38) 0.892(25/28)
後輪駆動機構:タイプ チェーン駆動 チェーン駆動
減速比 3.357(47/14) 3.142(44/14)
総減速比 9.252(6速) 8.662(6速)

ZZ-R250サービスマニュアルより抜粋

 

「減速比」にあるように、ドリブンスプロケットの違いがあって、中期型のZZR1号を、47から後期型の44に交換してあり、「なんちゃって後期型」の状態に現在なっている。

 

高速寄りになって、同じ速度でも回転数が下がるので、エンジン音も抑えられて良い感じ。懸念されることが1速の時だが、特に不満はない。

 

ZZR1号ドリブン47→44T「なんちゃって後期型」は、2号ドリブン44T「本家後期型」に近づいていたのか。

うずまき表にあるように、1速と4速に内部のギヤ比が、初期・中期型と後期型で変更されているので、これらの違いが実際の走行で体感できるのか気になる。

 

2号本家後期型で、1速の違いはすぐわかった。ガツンとスタートする。「なんちゃって後期型」の中期型に慣れているので、その調子で発進すると勢いよく飛び出してしまうことになる(笑)。そして、渋滞のような低速走行では、「なんちゃって後期型」より半クラの時間が少ないかも。また、4速時での違いは、鈍感な自分には違いはわかりませんでした。走る場所にもよりますが、全般的に引っ張るタイプでないので、スカスカと5速、6速へと早い段階でシフトアップさせてしまうからです。中間ギヤの4速辺りを多用する人ならば違いがわかるでしょう。

 

1号を本来の47Tドリブンに戻して、2号と差別化をして楽しむ選択もあるが、今のところない。

以前に一度仮に戻したことがあって、極端な話、全てのギヤが1速低くなった印象で、キビキビした感じだった。でも、6速でもまだ5速で走っているかのような相対的な感覚が納得できなかったので、なんちゃって後期型仕様の44Tが自分に合っていると思った。

 

うずまき結果:なんちゃって後期型でも、1速を除けば後期型に近い走行になる。1速時の違いも体が吸収するので、味わいとして変化を楽しめる。個人的感想。