●まずは導線を設計する
原稿作りをする場合は、まずはメニューを作りたいところです。
ただ、導線を設計しないとメニューは作れません。
導線というのは、アクセスしてきたユーザーを導く道筋という意味です。
もちろん、導線とはあまり関係のない一般的な「特定商取引法」や「アクセス・地図」などのメニューは作れますが、一番目立つグローバルメニューと呼ばれる箇所のメニューは導線次第で変わってくるためです。
グローバルメニューというのは、ホームページ上部のヘッダー画像の下に配置する最も目立つメニューです。
また、左サイドバーの上部にはオファーを配置することをオススメしますが、オファーも導線とは切っても切れない関係にあります。
オファーは、導線の要であり、ホームページを使った全てのマーケティングがこのオファーから全てが始まるとも言えます。
ところで、導線について例を使ってご説明しましょう。
例えば、あなたがカウンセラーであり、お客様からのカウンセリングのセッションの申し込みを受けることを目的としているとします。
カウンセラーとしての知名度などにもよりますが、駆け出しの起業家カウンセラーの場合は、いきなりカウンセリングを受けてくれるお客様はあまりいらっしゃらないでしょう。
カウンセリングなどのプライバシーに深く関わるセッションは、口コミなどの信頼できる紹介がないと受けにくいからです。
そのため、全く面識のない人のセッションを受けようと考えた場合は、ハードルを一段階下げる必要があります。
そのための方法としては、一度あなたと会ってもらうのが一番です。
ただ、いきなり一対一で合うのは気が引ける訳なので、ミニセミナーのようなものを開く方法が考えられます。
ミニセミナーであれば1対多ですから、お友達などとの同伴も可能で参加しやすくなります。
つまり、最初のオファーは、ミニセミナーということになります。
導線としては、ミニセミナーに参加してもらって、その後メルマガなどで追客し、カウンセリングのセッションを受けていただくという道筋が設計できます。
導線が設計できたら、この導線をホームページに組み込みます。
もちろん、最初のオファーをメルマガにして、その後ミニセミナーという導線も考えられます。
つまり、メルマガ⇒ミニセミナー⇒カウンセリング、という道筋です。
どちらがうまくいくかは、あなたがどういったビジネスをするとか、時代的なタイミングとか、その他いろいろな要素によって変わってくるため正解はありません。
やってみないと分からないのがビジネスであり、それが面白いところでもあります。
ただ、最初はうまくいくかいかないかを別にして、導線を一度設計して、その通りにホームページを作って反応を見てみないと検証ができないのです。
そういった意味でも、ホームページの内容は機動的に変更することが重要です。
一度作って放ったらかしにしても売れるホームページにはなりません。
アクセス解析などを検証して、導線を設計し直して、徐々によりよいものに変えていくのです。
以上が、導線の設計についてでした。
さて、次は、いよいよメニュー作りへと行きたいところですが、その前に重要な作業がありますのでそれを先にご説明します。
では、また次回。