中２は暗記することが多いのです

中間テストの試験範囲を確認してみると、暗記をしなければならないことが本当にたくさんあります。

たとえば、中学２年生は、国語では、ふだんから漢字や文法のルールを覚えなければなりませんが、それらに加えて、古文の枕草子で扱う重要語句についても暗記が必要です。

また、理科では、元素記号、周期表、社会では、地理の地図記号なども覚えておかなければならないですね。

スマホを使ってネットで調べれば、何でもすぐに答えが見つかる時代に、暗記ばかりのテストは時代にあわないのではないか、そんな声を最近世間では耳にしますが、実際どうなのでしょう。

セルモに通う生徒たちの中でも暗記が苦手、嫌いという生徒は多いです。

私は、以下の理由から、ある程度暗記のテストは必要だと考えています。

たとえば、元素記号や周期表は、社会に出てこれらを必要とする場面はあまりないのかもしれません。しかし、化学変化や化学反応式といった、理科の基本的な原理を学ぶ上で、そこで使用する物質の元素記号は、覚えておく必要があると思うのです。

同じように、地図記号についても、大人になって地図を見るときには、ほとんど必要はないかもしれませんが、地理を学習する上で、その場所の地形図が読めることはとても重要なのです。

枕草子の重要語句についても、枕草子を読み進める上ではこれらの語句を知らないと読むことはできません。

これらの基礎知識について、毎回スマホ片手に調べながら読み進めていく、学習するというのは、はたして便利でしょうか。

学習を進めて、さらに深い知識や理解を得るためには、そこで必要な基本的な知識を事前に暗記して身につけておくということは、とても有効な学習方法だと思うのです。

そして、このような学習は、生徒たちがこれから大人になり、社会に出てからも、新しいことを学ぶ際には、同じように有効な学習方法だとも思うのです。

中学２年生は、今回のテストに限らず、国語の文法では、品詞分類表や用言の活用表、英語では不規則動詞、社会では、都道府県、県庁所在地や平野、河川、山地など、歴史の年代や人物名、理科では、カラダのしくみや気象など、そして、数学でも、三角形の合同条件や平行四辺形になるための条件など、とにかく１年中暗記をしなければならない基礎知識がたくさんあります。

これらを暗記していくことを通して、暗記する能力を鍛えましょう。そして、暗記する方法の工夫やコツを覚えてしまいましょう。

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