都立高校入試の問題は毎年ほぼ同じパターンですので、効果的な学習方法があります。

今日は英語、それも英単語について解説します。

都立高校の入試は、毎年、以下のような配点です。

大問1(20点):リスニング5問(各4点、記述は1問のみ)
大問2(24点):小問3問(各4点)と、3文英作文(12点)
大問3(28点):長文(対話文)読解(各4点)
大問4(28点):長文(物語文)読解(各4点)


リスニングの20点と3文英作文12点を除く、68点は、すべて読解問題です。全部で17問、すべて配点は4点です。そして、これらの問題はすべて4択の選択問題なのです。

つまり・・・

英文を書く問題が極端に少ないのです。

英語の学習というと、どうしても単語のスペルを覚えるのに、時間と手間を費やさなければなりません。中学校では、中間テストや期末テストはもちろんのこと、小テストでも単語テストがあり、そのたびにスペルを間違わないように何度も何度も書いたりしながら覚えます。

しかし、都立入試の問題は、記述問題がほとんどないため、単語を書いて覚える必要はないのです。

では、何をすればよいのでしょう。

最も効果が高いのは、「長文問題の多読」です。セルモでは、夏休みの後半ぐらいから「長文読解の達人」という問題集での学習を進めています。

そして、もう一つ効果が高いのは、英単語の和訳です。

これは、漢字の学習で言うところの「読み」の学習と同じです。都立入試の英語では、正しいスペルを書けなくてもよいのですが、長文問題を正しく読み取るうえで、正しく訳せる語彙力をつけることがとても重要です。

セルモでは、夏の間、夏期講習の毎日、「英単語の達人」の問題集を用いて、単語のテストを行いました。入試まで約1か月に迫った今、そのうちの「和訳」のところだけを抜粋して、再度復習しています。

とりわけ、「熟語・慣用表現」のところは、長文読解の問題文中には、非常によく使われますので、ここをしっかり学習しておくことはとても効果があります。

また、単語の学習は、アプリを使っての学習も有効です。学研の「ランク順」シリーズは、スマホ用のアプリが無料で提供されていますので、空いた時間に手軽に語彙力を高めることができます。

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英単語の学習は、長文問題を解くよりも、手軽に取り掛かれますので、英語が苦手な生徒は、この時期からでも、ぜひ積極的に学習してほしいと思います。

セルモはガンバる受験生たちを応援します。
ともにガンバりましょう!