英語と日本語の大きな違いの一つに、名詞の単数、複数があります。

英語では、単数の場合は、「a」「an」がつき、複数の場合は「s」がつきますね。新中学3年生くらいになると、このあたりはよく理解できていて、間違えることは少なくなってくるのですが、新中学2年生ですと、単数・複数に対する意識が薄いため、ここでミスをしてなかなか満点になりません。

同様に、「this(これ)」の複数形は「these(これら)」「that(あれ)」の複数形は「those(あれら)」なのですが、新中学2年生にとってはあまりなじみのない単語ですね。このような単語を「指示代名詞」といいます。

では、「それら」は英語で何というでしょうか?

単数の場合は「it(それ)」ですよね。「Is this~?」「Is that~?」の疑問文で聞かれた場合、どちらも「Yes, it is.」「No, it is not.」で答えます。

複数の場合は、「they」です。同様に、「Are these~?」「Are those~?」の疑問文で聞かれた場合、どちらも「Yes, they are.」「No, they are not.」で答えます。

「it」の複数形が「they」だということは、「人称代名詞」の時にさんざんやって覚えていたはずなのですが、ちょっと出題方法を変えると、とまどってしまうものなんですね。