La Rafle


あらすじ

ナチス占領下のパリ。ユダヤ人は胸に黄色い星をつけることが義務付けられた。11歳のジョーは、星をつけて学校に行くのが嫌だった。何かが変わろうとしていることは、わかっていた。それでもジョーと家族は、ささやかな幸せがつづくことを信じていた。フランス警察の荒々しいノックの音に、たたき起こされるまでは──。1942年7月16日、夜明け前のパリで始まったユダヤ人一斉検挙。子供も女性も、赤ん坊さえも、1万3,000人ものユダヤ人がヴェル・ディヴ(冬季競技場)に押し込められ、5日間、水、食料もなく放置された。自らも検挙されたシェインバウム医師が一人で、人々の治療を引き受けていた。そこに赤十字から派遣された看護師のアネット・モノが加わるが、とても追いつかない。だが、それは信じ難い出来事の、ほんの始まりに過ぎなかった──。

(公式サイト:http://kiiroihoshi-movie.com/pc/intro-story/


感想

この映画実はジャン・レノとメラニー・ロランが出ているスター出演作。

始まって30分ほどで涙が出始めました。何の罪もないユダヤ人が迫害され検挙される。

看護師のアネットが懸命に彼らを助けようとする姿にも涙。

ヴェル・ディヴでの消防士たちの行動もかっこよかった!

収容所でのひどい食事、暴力。きっと現実はもっとひどかったはず。

久しぶりに感動しました。

あとオープニングの曲が素敵でした。

EL SECRETO DE SUS OJOS

昨年の第82回アカデミー賞外国語映画賞を受賞したサスペンス映画。

あらすじ

刑事裁判所を定年退職したベンハミン・エスポシト(リカルド・ダリン)は、仕事も家族もない孤独な時間と向き合っていた。残りの人生で、25年前の殺人事件を題材に小説を書こうと決意し、久しぶりに当時の職場を訪ねる。出迎えたのは、彼の元上司イレーネ・ヘイスティングス(ソレダ・ビジャミル)。変わらずに美しく聡明な彼女は、今や検事に昇格し、2人の子供の母親となっていた。彼が題材にした事件は1974年にブエノスアイレスで発生したもの。幸せな新婚生活を送っていた銀行員リカルド・モラレス(パブロ・ラゴ)の妻で23歳の女性教師が、自宅で暴行を受けて殺害されたのだ。現場に到着したベンハミンは、その無残な遺体に衝撃を受ける。やがて、捜査線上に1人の男が容疑者として浮上。その男はリリアナの幼なじみ。古い写真に写った、彼女を見つめる彼の瞳には暗い情熱が宿っていた。ベンハミンは部下で友人のパブロ・サンドバル(ギレルモ・フランチェラ)と共に、その男の居場所を捜索。だが、判事の指示を無視して強引な捜査を行ったことで、事件は未解決のまま葬られることとなってしまう。そして1年後。ベンハミンは駅で偶然、モラレスと再会。彼は毎日、曜日ごとに駅を変えて容疑者が現れるのを待っていた。彼の深い愛情に心を揺さぶられたベンハミンは“彼の瞳を見るべきだ。あれこそ真の愛だ”と、イレーネに捜査の再開を嘆願。ベンハミンとパブロはようやく容疑者逮捕の糸口を掴み、事件の真相に辿り着くが……。25年後、タイプライターを前に自分の人生を振り返るベンハミンに、イレーネの存在が鮮やかに甦る。いまだ過去に生きる自分と決別するために、彼は事件の裏側に潜む謎と、今も変わらぬイレーネへの想いに向き合うことを決意する。果たして、ベンハミンは失った歳月を取り戻すことができるのだろうか……?

感想

まさに傑作!

アカデミー賞受賞も納得です!

シンプルなストーリーですがサスペンスとしてもラブストーリーとしてもすごい!

冒頭の瞳のシーンがかなり印象的でした。

事件をひもときながらベンハミンのイレーネへの想いの深さ、リカルドの死んだ奥さんへの深い愛、ラストまできちんとすべて描かれています。

私はラスト涙が止まりませんでした。

もうDVDリリースされているそうなので、是非見てほしい一本!

AGORA


本国スペインで2009年度のゴヤ賞を7部門受賞し、スペイン映画最高興行収入を記録した作品。

主演は「ナイロビの蜂」や「ハムナプトラ」で有名なレイチェル・ワイズ。


あらすじ

ローマ帝国が崩壊寸前の4世紀末、エジプト・アレクサンドリア。人々は古代の神をあがめていたが、ユダヤ教とキリスト教が勢力を広げつつあった。天文学者ヒュパティア(レイチェル・ワイズ)は美貌と知性に恵まれ、多くの弟子たちから慕われていた。そのひとり、オレステス(オスカー・アイザック)は彼女に愛を告白するが、学問一筋のヒュパティアは拒絶する。ヒュパティアに仕える奴隷ダオス(マックス・ミンゲラ)も彼女に思いを寄せていたが、その身分ゆえ、それは秘する恋だった。キリスト教徒たちに古代の神々を侮辱された科学者たちは、彼らに報復する。ヒュパティアはローマの長官に訴えるべきだと反対するが、決定権を持つ父テオン(ミシェル・ロンズデール)は耳を貸さない。キリスト教徒がさらに多勢を集めて返り討ちに来たので、科学者たちは図書館に逃げ込む。争いの裁きを委ねられたローマ皇帝は、科学者たちの罪は問わない代わりに、図書館を放棄するよう命ずる。ダオスは奴隷として愛する人について行くか、改宗して自由を手に入れるか迷う。しかし取り乱したヒュパティアに叱責されたダオスは彼女に決別し、アンモニオス(アシュラフ・バルフム)に扇動され、神々の像を打ち壊す。キリスト教徒たちは図書館の書物を燃やす。この事件以来、アレクサンドリアではキリスト教とユダヤ教のみが認められることになり、多くの異教徒がキリスト教に改宗する。数年後、ローマ帝国は東西に分裂する。改宗したオレステスはアレクサンドリアの長官に、ヒュパティアの生徒シュネシオス(ルパート・エヴァンス)は主教に、ダオスは修道兵士となっていた。しかしヒュパティアは、地球と惑星の動きを解明しようと研究に励んでいた。キリスト教徒はユダヤ教を弾圧し始め、指導者のトップ・キュリロス主教(サミ・サミール)は、女子供まで皆殺しを命じる。アレクサンドリアの支配を目論むキュリロスはオレステスの失脚を狙い、彼の弱点がヒュパティアであることに気づく。

(goo映画:http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD17607/story.html


感想

久しぶりにパンフレットを購入したくなった作品。

これめちゃめちゃ面白いです!

主人公のヒュパティアの学問に生きる姿勢、自分の信念を貫く生き方にとても惹きつけられます。

彼女に恋する二人の男性のそれぞれの苦悩もよく描かれています。

キリスト教の国スペインでヒットした映画ですが、この映画の中でキリスト教徒は悪役になっています。

異宗教間の問題がテーマだと思いますが、宗教にうとい私でも史劇として十分に楽しむことができます。

残念ながらもう公開が終わっていそうですが、DVDで是非見てみてほしい傑作です。