連日の新型コロナウイルス関連の報道で否が応でも新型コロナウイルスに関心が集まってしまいます。

 

人の移動を抑えることは確かに重要です。

 

人から人に移るのであれば人の接触機会が少なくなれば感染リスクもグッと下がります。

 

しかし、ここまで感染が広がった新型コロナウイルスを接触機会を減らして落ち着かせるためにはかなり行動を制限しないといけないはずです。

 

でも、そもそもウイルス性の疾患であれば気温や湿度が下がる冬に増えるのは至極普通のこと。

 

冬場は感染リスクが高くなる時期だから夏場以上に個々人が基本的な感染予防対策(手洗い、マスク、目鼻口に触れないなど)を徹底しないといけません。

 

では、実際に新型コロナウイルスと気候はどれだけ関係性があるのでしょうか?

 

少し気になったのでオープンデータをもとに検討してみました。

 

まずは気温、湿度とPCR検査新規陽性者の推移です。

 

 

一般的に湿度が下がり、気温が低下(15~18度以下)するとウイルスが活発化するため冬場にウイルス性の疾患は感染が広がりやすいと言われています。

 

今回の新型コロナウイルスについても気温、湿度とPCR検査新規陽性者数の推移を追ってみると同様であることが考えられます。

 

続いて、気温とPCR検査新規陽性者の関係性を散布図というもので図示してみます。

 

散布図とは縦軸と横軸のそれぞれの要素に関係があるのかどうかといったことを視覚的に調べる方法です。

 

グラフ内の点が右肩上がりや左肩上がりにプロットされていると2つの要素に関係性があることが考えられ、バラバラにプロットされると関係性は低いことが考えられます。

 

詳しくはこちらの記事に分かりやすく解説されています。

 

 

気温とPCR検査新規陽性者の関係性を示した散布図は以下の通りです。

 

 

気温が低かった日に感染していたとすると発症するのはその後の14日以内(潜伏期間)になることが想定されます。

 

したがって、潜伏期間となる最大14日間を考慮するためにPCR検査の新規陽性者数は気温該当日を含む先の14日間の平均値を使用しています。

 

一見するとグラフ内にバラバラに点がプロットされていて、関係性がないように見えます。

 

しかし、ウイルスが活発化する15度以下に着目すると左肩上がりの傾向となっていることが分かります。

 

つまり、15度以下の場合、さらに気温が下がるとPCR検査新規陽性者が増える傾向となっています。

 

*ちなみに最低気温が15度以下の日を対象に相関検定という関係性を調べる統計処理を行うと統計学的にも関係性がある結果となりました(r = -0.6、p< 0.01)

 

やはり新型コロナウイルスも例外なく気候と関係があるようです。

 

個々人がこのことをしっかりと頭の中に入れておき、冬場は一層感染予防に努める必要があることは確かだと思います。

 

仮に今回の緊急事態宣言が中々功を奏さなくても、政府の対応が悪くて感染が収まらないのではなく、季節の要素が強く反映しているからだと狼狽えないことが大事かと。

 

必ずどこかでピークアウトするのがウイルス性の疾患の特徴です。

 

しかし、感染が広がりやすい状況(冬)が終わらなければ、また感染の波は訪れます。

 

活動の自粛も大事ですが、冬場は特に個人ができる予防に徹底する必要があります!!

 

人の移動に関しても書いてみてあるので興味がある人は見てみて下さい。

 

 

今度またもう少し深く検討したら記事にまとめてみようと思います。