牛乳・乳製品の是非についてはいまだに賛否両論あるようですが、今回は「乳糖不耐」について考えてみようと思います。

乳汁に含まれている乳糖は、ブドウ糖とガラクトースという2つの糖からできています。この乳糖を分解するのが「ラクターゼ」という酵素です。
ラクターゼは離乳期以降は急速にそのはたらきが低下し、やがてほとんど作られなくなります。ラクターゼ活性が低い人が牛乳を飲むと、乳糖が分解されないまま大腸に送られることになり、その結果お腹がゴロゴロしたり下痢したりということになるのです。
人類の大多数、日本人においては実に85%もの人がこの「乳糖不耐症」といわれています。

さて、この乳糖不耐。人類だけなのか、日本人に特別多いのかというとどうやらそうではないようです。
すべての哺乳類は離乳後、親と同様な固形食物から栄養を摂るようにできています。
「牛乳は牛の飲み物だ」という意見もありますが、牛乳だから人乳だからということではなく、哺乳類のメカニズムとして離乳後には乳を必要としないようですね。

北欧や米国のようにラクターゼ活性が持続する民族もいますが、これは人類・人種の進化の過程によるものです。