食品には大きく「第一次:栄養機能」「第二次:感覚機能」「第三:調節機能」の3つの機能があるといわれます。
とかく私たちは栄養だけに目を向けがちですが、味や香り・食感などの感覚も大切な機能といえます。

さらに、生体防御・疾病予防・体調リズムなどの調整を司る第三次機能はとても重要です。よく知られるビタミンやミネラル、ファイトケミカルなどは、この調節機能と深く関わっているものなのです。

ミネラルというのは元来「鉱物」ですが、私たち人間をはじめとする動物は、直接鉱物を食べてミネラルを補給することはできません。その中間には必ず植物の存在があります。
降り注いだ雨が大地に染みこんでいく過程でゆっくりと鉱物が溶けだし、そのミネラルを吸い上げた植物が動物にも適したカタチに再合成し、私たちがその恩恵を受けているという「循環・連鎖」で成り立っています。
以前、ラジオ番組で「亜鉛不足で味覚が狂ってきたら鉛を舐めるといい」と話した方がいましたが、そういうしくみにはなっていないのです。

さて、栄養素・酵素・ビタミン・ミネラルの働き方はどのような関係になっているんでしょうか?(下図参照)

「栄養素」を使えるかたちに代謝するのが「酵素」
「酵素」を活躍させるための補酵素の役割が「ビタミン」
「ビタミン」を活性化させるのが「ミネラル」


こんな関係になっています。

私たちのカラダにおいて、どれ一つ欠けても「循環・連鎖」しないことがおわかりでしょうか。自然界も人体も、相互の関わりによって成り立っているのです。