「ケミストリー」といえば一世を風靡したデュオを思い浮かべますが、chemistryを辞書で調べてみると「化学作用・変化」とあります。

身のまわりで起こっていることはすべて「ケミストリー」

たとえば糖の代謝を見てみると、食べ物から摂った炭水化物は体内で化学変化を起こし、二糖類を経て単糖類に分解されて吸収されます。


そして、必要とされる場所に運ばれ、必要なカタチに再構成され使われます。どこで必要としているのか、どのように使うのか、それらはすべてカラダが選別・選択しています。
つまり、カラダに入ってきたものは私たち自身がもっているチカラによって姿を変え、要るものは使い、要らないものは処分されるということです。

瑞々しいお肌のために…と、ヒアルロン酸を外から塗っても吸収されるわけではありませんし、口から摂っても多糖類であるヒアルロン酸が吸収されるときは単糖類に分解されており、それが再構成されてヒアルロン酸としてお肌に使われるかどうかも、体内のケミストリーによって決まります。
コラーゲンも同様、タンパク質がアミノ酸に分解され、期待するコラーゲンとして皮下組織に再構成されるかどうかは「カラダのみぞ知る」です。

こんなことを話すと、なんだか残念な気持ちになるかも知れませんね。
けれども、このあらゆるケミストリーを起こしてくれるカラダのチカラがあればこそ、私たちの健康は保たれているのです。

エネルギーを生み出す力、体温を調節する力、炎症を起こし、止める力。病気を防ぎ、治す力。

ありとあらゆるケミストリーが絶えずカラダの中で起こっているのは、まるで偉大な化学者が存在しているかのように思えます。

そうです。
きっと私たちのカラダには60兆の科学者・化学者が存在するのです。
そしてそれは人工的な科学や化学ではなく「自然科学・自然化学」なのです。

どこか一部分だけに注目するのではなく、カラダ全体を見つめてみましょう。
この素晴らしいケミストリーがしっかり機能するように。